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    DOODLE地雷みかしゅう(別項目イラスト参照)が心中する話
    心中なので死にますよろしくお願いします
    一畳の墓場「なぁ、宗くん、おれと一緒におるのと、自分のお家に帰ってやりたいことやんの、どっちがええ?」
    冷たい冷たい冬の日の夜、僕の胸部に顔を埋め僕に包まれていた彼が突然そんなことを言い始めた。その言葉は優しく口から吐き出されたけど内側はきっと氷のように冷たい。少し突き放すような言い方。
    「君ねえ、そうやって僕を」
    「ねえ、どっちがええの。」
    僕の言葉を遮るように冷たい言葉が放たれる。でも彼の目を見てこの言葉は突き放したくて冷たくなったのでは無いとわかった。悲壮感がある、彼の決意の言葉だった。
    彼の決意への敬意を示すように僕は真剣に彼の質問に答えた。
    「…みかと一緒にいる。」
    この選択肢が意味することはもう、わかっている。暖房の全くない部屋で、2人で体を寄せ合いあたたまる。ごはんを,最後にきちんと揃えて食べたのは僕の誕生日。出会った日からの出来事を振り返る日々。そんな状況で放たれた"一緒にいる"の意味。きっと僕は家に帰れば今まで通りの普通の生活にもどって、普通の大人になるのだろう。でも、そんなこと、僕のやりたいことではない。僕のなかはもう、彼でいっぱい。離れるなんて、考えもつかなかった。
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    ゆめの

    DOODLE「唯と一緒に過ごすため大学に行こう」
    そう考えた桐ケ谷は大学受験に向けて頑張ろうとするが、いろいろ壁があるようで……

    唯からのご褒美目的に頑張る現金な桐ケ谷さんというコミカルは話を書くはずが、いつも通り(?)真面目な話に。
    そして、浮葉様の出番の多いこと多いこと。
    桐唯というより浮葉様との出会いがきっかけで進路決める桐ケ谷さんの話というのが正しいかも。
    Dream a Little Dream of Meプロローグ

    久しぶりに舞台の上で味わう高揚感。
    そして鳴り止まない拍手。
    前方を見渡せばスターライトオーケストラのコンサートミストレスの朝日奈唯が満足気な表情で掲げていた弓を下ろすところであった。

    「あいつとこの夢を一緒に見続けてぇな……」

    思わず出てしまった言葉。
    隣にいる刑部斉士に聞こえたのだろうか。最初は驚いたかのように、次の瞬間はふっと面白がるように自分を見つめてくるのがわかる。
    発足したばかりのスターライトオーケストラは正規メンバーの人数も少なく、また音楽科がある星奏学院に事務局があるとはいえここのメンバーのレベルも高いとは言えない。
    だけど、桐ケ谷晃はスターライトオーケストラに可能性を感じずにはいられなかった。そして、その中心にいる彼女がこれからどのような光を放つのかも。
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