more than you could ever know　始まりは、“今日の夕飯はシチューだって”と書いた紙を、簡単な魔法を使ってアーサーのポケットに忍ばせたことだった。

　朝食も摂らずに城へ戻ると言う主君がもしその紙きれに気が付いたのなら、魔法舎へ早く帰って来てくれるかもしれない。そんな子供じみた考えで、本当はシチューじゃなかった夕飯を、ネロとカナリアに頼み込んでシチューにしてもらった。もし駄目だったら自分が作ればいいと軽く考えてもいた。

　軽い考えで、軽い気持ちで、独りよがりな思いだったのに、アーサーは予定よりも早く帰ってきた。

　もし今日は気が付かなくて、後日しわくちゃになって何がなんだかわからなくなってしまった紙を見付けたらどうしようとか、洗濯のときに宮女が見付つけてしまうかもとか、そんなことを食堂に向かう道すがら、ようやく思い付いたときのことだった。

Re:title boxお題箱のご返信となります。
リクエストやご感想、ほんとうにありがとうございました！

◆5/16　匿名さま

　ワードパレットのリクエスト、誠にありがとうございました……！わたしもすきな宝石だったのでとてもうれしいです😊💎「あっ、そういえばこういうシチュがサビなんですよね」というものがあればご遠慮なく仰ってください。他人様のサビを拝見するのだいすきなので……！

　お時間いただいてしまい大変恐縮なのですが、デートに遅刻するダンデくんを待つキバナくんのようなお心持ちで気長にお待ちいただけますと幸いです……！

　楽しんでいただけているとのお言葉、ほんとうに感謝しかありません……。こちらこそ貴重なお時間を使い、拝読していただいていることがとてもうれしいです。ありがとうございます！

　　費加洛開完會，把後續交代工作留給了斯諾，獨自回到自己的研究室前，在門口聽見了奇怪的嬌喘聲。

　　作為對於和人類有些排斥的他，大概對這種聲響特別的敏感，甚至有點反感，但他想想自己的研究室除了人造人也只有人造人了，於是猶豫了一下後，還是用感應卡刷了門禁走進去。

　　一進到研究室裡果真也只有真木晶在裡頭，那是他創造出的人造人歐文做出來的生物，費加洛甚至不知道該稱呼他為什麼，畢竟結構雖然幾乎相同，但也有些偏離「人造人」這字面上的意思了。

　　不過這也不是重點，重點是這孩子很怪，總是少根筋。


　　作為被研究體，真木晶留在實驗室裡不像斯諾跟懷特那樣，有著輔助他工作的職責，基本上他只要活動，費加洛去紀錄，這就足夠了。雖然因為太過悠哉所以晶也時常會主動幫忙分攤一些雜務，費加洛也當作一個機會確認其功能與自己製造的人造人是否有差異，並不會阻止他，不過大部分時候晶還是不會負責主要工作，在這個實驗室裡無所事事，這世界也找不到第二個跟他一樣閒的被造體了。