耳環「說來紫鸞殿總是帶著耳骨夾呢」
「嗯？」
正專注吃著食物的紫鸞被體弱俊美的軍師說的話引起注意。
難得的休閒時光，無需出征戰場的紫鸞原本打算前往于禁將軍的如同修羅般訓練場進行鍛鍊，卻在前往的路途上與不久前救回性命並且引退的軍師郭嘉拐回自己的房間，為了不讓郭嘉喝酒，於是一起品茗並搭配一些茶點。

「嗯…是重要之人所贈與的」紫鸞邊說邊回想起過去在村落的回憶，表情不自覺地柔和起來，雖然看起來不明顯，但這變化仍就讓對人極為敏銳的軍師注意到。

「不知道是否能拆下來讓我看呢？」
「嗚…有點不太方便」
紫鸞有些困擾的表情自然沒讓軍師錯過，接著郭嘉又馬上改問：
「那如果直接摸的話呢，這樣紫鸞殿也不用拆下來即可。我也能好好瞧瞧，畢竟我們可是共同開啟新世界大門的同伴呢」

七灰ワンドロワンライ48.『戯れる』.





思い返すと、随分と不器用な子どもだった。
誰よりも大好きなくせに、その気持ちを上手く言葉にできなくて。
もっと近くにいたいくせに、自分から行動に移すことがなかなかできなくて。
そのくせ、彼の方から来られると、気恥ずかしさからなんでもないような態度を取る始末。
本当に不器用で面倒な子どもだったと思う。
それが、今となれば。


＊


久々に重なった休日の昼下がり。
普段なら午前中に家のことを済ませ、買い物がてら灰原とふたりで外出するところだが、ここ数日は今期一番の寒波が襲来していることもあって、家でのんびり過ごすことになった。
コーヒーを淹れて、貰い物のお菓子も開けて、ふたり一緒にリビングのソファへ身体を預けた。灰原の傍らには、まとめて読もうと思っていたらしい漫画が何冊も重なっている。こちらも任務の移動時間に読むには少々荷物になるハードカバーの単行本を本棚から取ってきた。