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    あもり

    PAST24年3月17日春コミで出した、無配ペーパーの小話再録です。そのに。
    2のこちらは、ムーとティトスです。新刊準拠の話ですが読んでなくても「本編最終章終了後、ジュダルが行方不明になったので単独で白龍がレームへ訪問しにきた後の二人の会話劇」とさえわかってれば問題ないです。
    私の割と癖が強く出た話となりました。こっちはしっとり目です。ノットカップリング。
    受け継がれるもの 練白龍が去った後、次の面談先へと元気よく歩くティトス様とは裏腹に、色々と考えあぐねてしまう自分がいた。練白龍は割合、裏表がない青年だ。今回の訪問もどちらかと言えば公人としての彼ではなく、私人としての立場に近いのだろう。だからこそ、あそこまでさらけ出したともいえる。しかし、自身が腹の内を掻っ捌いたようなものだからと言って、それを、同じだけのことを相手に求めさせるのはあまりにもリスクが高すぎる。落ち着いたと思ったが全くそんなことはない。やはり練家の男だと、かつての紅炎を思い出す。
    「ムー」
     くるりとティトス様が振り返った。丸い瞳をこちらに向けてじっと見、そして俺の顔に手を伸ばそうとしていたためすぐに屈む。なんでしょう、と言えば少しだけ笑って口を開いた。
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    I__B_gno

    DONE私の3周目(英語版では1周目)のノマエン以降のレムラキこうなったよ小説です。
    ・過去も未来も捏造もりもり
    ・英語版準拠なので違和感あるところもあるかもですが「この宇宙はそうなんだな」で流してもらえると
    ・ほぼ無意識かつレ→(←ラ)なレムラキ未満
    R 自分はここでも運が悪いのか。レムナンはその船団に入国した瞬間にそう予感していた。
     深宇宙での探査が一区切りついたのもあり、レムナンが補給のために近くの惑星を検索したのは、つい数日前だ。ヒットしたのは「グリーゼ移動船団」という、聞き覚えのない星系だった。おそらく、船団の航路がこの近辺を通っていたことで「近隣惑星」としてサーチされたのだろう。そのまま、そのグリーゼについての詳細をディスプレイに映す。星間航行船の一時的な滞在許可あり、ただし居住区との往来は原則不可、フードプリンター用食材等の購買施設や短期的な宿泊施設あり、治安良好、直近数十年における軍介入のある事件・事故の記録なし。そこまで確認して、ふう、と息を吐いた。ひとまず、自分の目的はこの星でも果たせそうだ。観光に行くわけでも、国民の誰かに用事があるわけでもない。船のメンテナンスを考えると最低でもひと晩は滞在しなければならないが、その1日だけ滞在できれば何の問題もない。用事を済ませたらまた深宇宙に戻ろう。そこまで考えて、レムナンは航路決定のウィンドウを表示した。
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