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    フナ

    ナンナル

    DOODLEメイテイ!×× 5

    セーフと言い張る。セーフです。セーフなんです。
    お風呂にいっしょに入ってるだけ( ˇωˇ )

    ゆる〜っと雰囲気で読み流してください
    メイテイ!×× 5(類side)

    ガコン、と音がして、取り出し口に見慣れた瓶が転がる。それを取り出して天馬くんへ渡すと、彼は小さな声で僕にお礼を言った。珈琲牛乳の入った瓶のフタを開けた彼は、瓶の飲み口に口をつける。
    ぐっ、と瓶を傾けた天馬くんの喉元が動くのを、無意識に見つめてしまった。

    「…っ、はぁ……」

    半分程飲んだ瓶を一度口から話した彼は、大きく息を吐き出す。礼儀正しい彼が珈琲牛乳を豪快に飲む姿は、珍しくて少し面白い。“お風呂上がりの牛乳の飲み方”というお手本を真似するように、腰に手を当てて飲む姿は、男の子らしい。そんな彼の隣で、僕も瓶のフタをあけた。
    湯で温まって程よく色付いた彼の頬が柔らかそうで、触れてしまいたくなる。ドライヤーでしっかり乾かした金色の髪はふわふわしていて、ふんわりと香るシャンプーの匂いに心臓の鼓動が早まった。普段彼が使うシャンプーとは違う匂いだけれど、これはこれで良い。温泉独特の匂いも相まって、彼の雰囲気を色っぽくさせていると思う。
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