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    ナンナル

    @nannru122

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    POIPOI 74

    ナンナル

    DOODLEメイテイ!×× 5

    セーフと言い張る。セーフです。セーフなんです。
    お風呂にいっしょに入ってるだけ( ˇωˇ )

    ゆる〜っと雰囲気で読み流してください
    メイテイ!×× 5(類side)

    ガコン、と音がして、取り出し口に見慣れた瓶が転がる。それを取り出して天馬くんへ渡すと、彼は小さな声で僕にお礼を言った。珈琲牛乳の入った瓶のフタを開けた彼は、瓶の飲み口に口をつける。
    ぐっ、と瓶を傾けた天馬くんの喉元が動くのを、無意識に見つめてしまった。

    「…っ、はぁ……」

    半分程飲んだ瓶を一度口から話した彼は、大きく息を吐き出す。礼儀正しい彼が珈琲牛乳を豪快に飲む姿は、珍しくて少し面白い。“お風呂上がりの牛乳の飲み方”というお手本を真似するように、腰に手を当てて飲む姿は、男の子らしい。そんな彼の隣で、僕も瓶のフタをあけた。
    湯で温まって程よく色付いた彼の頬が柔らかそうで、触れてしまいたくなる。ドライヤーでしっかり乾かした金色の髪はふわふわしていて、ふんわりと香るシャンプーの匂いに心臓の鼓動が早まった。普段彼が使うシャンプーとは違う匂いだけれど、これはこれで良い。温泉独特の匂いも相まって、彼の雰囲気を色っぽくさせていると思う。
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    ナンナル

    DOODLEメイテイ。35
    終わらなかったので、もうちょっと続けるかと思います_:( _ ́ω`):_
    せめて、同棲まではさせたかったのだけど、次になるようなので、もう少し書きます。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 35『今日のゲストは、神代類さんです!』
    『よろしくお願いします』

    テレビに映った類さんに、思わず拍手しちゃう。
    今日はお兄ちゃんは午後から出かけていて、まだ帰ってこないみたい。お母さんたちも、遅くなるって言ってた。だから、今日はテレビを独り占め出来ちゃう。バンドの練習があって見れなかった昨日の番組。ゲストが類さんだって聞いて、予約録画してたんだよね。しかも、街案内の企画なんだけど、アタシの住んでる所を類さんが紹介してくれるんだって。

    「もしかして、類さんもこの辺に住んでるのかな?」

    楽しそうにお話するメインの人達が羨ましい。アタシも、類さんとお喋りしながら案内されたいなぁ。あ、ここいつも通る場所だ。そっちに行くと、あのお店があるんだよね。アタシが良く知っている場所を、類さんが歩いてる。なんだか不思議な感じ。そわそわとしちゃって、どんどん体が前のめりになっていく。それに気付いて、ピッ、と背筋を正した。あまり近くでテレビ見ると、目が悪くなるぞーって、お兄ちゃんに怒られちゃうもん。
    11096

    ナンナル

    DOODLE昨日の夜寝る前にずっと考えていたネタメモ。るつ
    メモ花街でとても有名だった遊女が、お金持ちの青年に身請けされた。
    見目が花街一美しく、名高い娼館の遊女だったため、敷居が高過ぎて誰も閨をともにした事が無いと噂があった。だからこそ、一夜を買うだけでもかなりの額が必要で誰も買ったことがないと言われていて、身請けの金額もかなり高いと言われてる。
    そんな遊女を買ったと、その青年の存在は隣町まで噂される程有名になった。
    花街一の遊女を我がモノにして、毎夜お楽しみなのだろうと、下世話な噂と一緒に。


    ーーー

    ぼんやりと空を眺めながら、司は考える。たった一人の旦那様を、どう誘えば一緒に寝てくれるのか、と。
    有名な娼館で遊女をしていた司は、数ヶ月前にこの屋敷の旦那様に身請けされた。家族を病でなくし行き倒れかけていた所を娼館の主人に拾われ、恩を返すために遊女になった。ただ、性別が男であるということもあり、閨の客をとる事が出来なかった。司の仕事は、着飾って客の話し相手になる事。時折どうしてもと頼まれた相手には手を貸すことはあれど、決してその身を晒すことだけはしなかった。それ故に、遊女としての知名度だけがどんどん上がっていったのだ。
    2395

    ナンナル

    DOODLEメイテイ!× 31
    やっと、書き始めた当初から考えてた所までこれた_:( _ ́ω`):_長かったぁあ……。
    まだ続きますので、ゆる〜っとお付き合いください〜。
    雰囲気で読み流してください(*' ')*, ,)
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 31(類side)

    「………………………」

    じと、とした寧々の視線が痛い。
    理由は分かってる。分かっているけれど、こればかりは仕方ないじゃないか。スマホを片手にソファーで項垂れる僕の背を、寧々が強めに叩いた。

    「いい加減、こっち手伝ってよ」
    「………やる気が出ない…」
    「あんたねぇ…、一昨日まで気持ち悪いぐらいにこにこしてたじゃん」
    「…あれから天馬くんと連絡がつかないんだよ、心配になるじゃないか…」

    メッセージアプリには既読すらつかない。たった二日とはいえ、彼は真面目な性格をしている。返事はそこまで遅くなることがないというのに。いや、彼が悩んでいる時は比較的連絡が来なくなることもあるけれど…。それでも、送ったメッセージに返信がないことなんてなかった。スマホが故障したとか? 彼は物を大切にするから、確率が低い。何か事件に巻き込まれたとか? それなら真っ先に連絡をくれそうだけど…。
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    ナンナル

    DOODLEメイテイ 30
    期間がめちゃくちゃ開いてしまってすみません( 。>﹏<。)
    とりあえず、あと五話以内に終わるっ!はずっ!!
    喧嘩のターンもう一話やる予定だったのですが、この二人に喧嘩させられなかった。
    ここからは書き始めた時に考えてた所に行くはず…多分……!
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 30(司side)

    「………神代さん、が…」

    やっと出た言葉に、神代さんがふわりと笑う。
    頭をなにか固いもので思いっきり殴られた様な感覚がした。ぐわんぐわんと、思考が大きく揺れる。『なんで』とか、『どうして』と、同じ様な言葉ばかりが浮かんでは消えていく。
    朝、えむがぼろぼろと泣いていた姿を思い出して、胸がツキ、と痛くなった。

    「……神代さんが、そんな人だとは思わなかったっ…」
    「………天馬くん…?」
    「えむの大事な店だからって、…でも、それ以上に、オレにとっても、この店は大事な場所なんだっ…」

    グッと強く拳を握り込んで、俯いた顔をくしゃりと歪ませる。足元を睨みつけたまま、唇をきゅ、と引き結んだ。
    えむの家族が大切にしているお店。家族の好きな物を沢山並べた、家庭の味を大事にしたお弁当屋さん。ちょっと変な看板も、安すぎる値段設定も、不思議なメニューも、全部えむ達が大切にしてきたものだ。えむが大好きな、家族のお店。
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    ナンナル

    DOODLEメイテイ小話:餌付け

    本当は無配の1つの予定だったのですが、終わらなくて諦めたやつ。どうせなら、と書き切ろうと思って書いてたら、いつの間にか長くなっていました( 'ㅅ')おかしいな?

    多分お見舞いの後、遊園地デートより前の時間軸です〜。
    本文に繋がっているかは分かりません(ヾノ ˙¯˙)
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 小話(司side)

    バイト先に週一回来るお客様は、若手人気俳優の神代類だった。
    そんな神代さんと、偶然仲良くなってしまったオレの、ある日の話。

    ―――

    「天馬くん、こんにちは」
    「いらっしゃいませ、神代さん」

    扉を開ける鐘の音を店内に響かせて、見慣れたその人が入ってきた。帽子を目深に被って、ガラスの厚い眼鏡をしたその人は、カウンターの前まで来るとふわりと笑ってくれる。
    人気俳優の神代類さん、その人である。

    「今日も元気だね」
    「ありがとうございます!」
    「ふふ、店員らしくていいね」

    お互いに名前を呼び合う仲だ。それに、連絡先も交換した。文化祭で劇をやるのだと言った時、快く指導も引き受けてくれた。そんな優しいお客さんだ。この週一回バイト先で神代さんに会うのが、オレの楽しみの一つでもある。
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    ナンナル

    DOODLE俳優さんは、お弁当屋のバイトの子に触れたい。

    もう無理だ、って流石に諦めた。糖度を上げたかったのだけど、上手く上がらなくてぐちゃーっとしてます。次回は上げたから落とす。つもり。

    ※注意※
    この四人の中にカップルは居ません。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 27(類side)

    「……類、いい加減その緩んだ表情を引き締めなよ」
    「おや、すまないね、寧々」
    「そんなんじゃ、天馬くんに気持ち悪がられるんじゃない?」
    「それは困るなぁ。けれど、彼ならどんな僕も受け入れてくれるんじゃないかな」
    「…………惚気話はいらないんだけど」

    はぁ、と隣で溜息を吐く寧々に、にこりと笑って返す。
    遊園地の下見に来ていた僕と寧々は、そこで偶然天馬くんと彼の友人に会った。今回は本当に偶然だ。今日彼が出掛けるのだというのは前に聞いていたけれど、行き先は知らなかったからね。それに、一応僕も用事があってここにいる。下見だけのつもりだったのですぐに帰るつもりだったけれど、天馬くんがいるなら話は別だ。
    最近は二人きりの時間を作るために、沢山誘うようにしている。主に受験勉強だけれど、彼が頑張る姿が見られるのでとても楽しい。まだ緊張しているのか、中々彼から甘えてくれることはないけれど、それでも十分満足出来ている。
    11517

    ナンナル

    DOODLEお弁当屋のバイトさんは俳優さんと勉強する。

    遊園地デートはもう一回書いたので、次の話は終わった後から書くべきなのではないだろうか…( 'ㅅ')
    とんとんとんと終わりまで書きたいのに、次から次に間にイレギュラーな展開入ってきて終わらない。お前ら一回落ち着けっ!っていつも言ってるのになんでわちゃちゃーってするのだろう…? お願いだから早く卒業して付き合って下さい、いつまで経っても終わらん。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 26(司side)

    「えむ、すまなかったっ!」
    「大丈夫!お客さん少なくて、あたし一人でも全然平気だったよ!」
    「本当にすまん」

    ぱちん、と手を合わせて頭を下げると、えむはいつものようににこにこと笑ってくれた。神代さんが熱を出したと聞いて、家を飛び出したのが金曜日。翌日の土曜日はバイトが入っていたのだが、神代さんを放っておけず休みの連絡をさせてもらった。えむにしっかり事情を伝えたら、えむから二人に話をつけてくれたらしい。当日の連絡にも関わらず、快く休ませてくれた。そのお陰で、神代さんの傍にいられたのだが…。

    「それより、司くんの特別のお客さん、大丈夫?」
    「あぁ、昨日には熱もしっかり下がっていたからな」
    「そっか!それなら良かったね!」
    10545

    ナンナル

    DOODLEお弁当屋のバイトの子は、俳優さんへの想いを口にする。

    期間があいてしまってすみません_:( _ ́ω`):_
    もうそろそろ作業終わるので、また通常のペースに戻ると思います。
    とりあえず、ここまで長かった...。
    まだ先は長い..._:( _ ́ω`):_
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 25(司side)

    「よし、明日も早いし、そろそろ寝るか」

    時刻は夜の十時だ。明日は土曜日で、朝からシフトが入っている。スマホのアラームをセットして、部屋の電気を消した。ベッドに横になって、目を瞑る。真っ暗な部屋の中はシンとしていて、うとうととすぐに微睡んできた。意識がゆっくりと遠のくふわふわした感覚の中、不意に、視界がチカチカと光った様な気がした。次いで、軽快な音が室内に短く響く。聞き慣れたその音は、メッセージの通知音だ。
    なんとなく気になって、スマホに手を伸ばした。画面を覗くと、通知欄に『神代さん』の文字。

    「…んぇ……」

    その文字を見た瞬間、一気に目が覚めてしまった。起き上がって、部屋の電気をつける。スマホのロックを解除して、メッセージアプリを急いで起動した。一番上に表示された神代さんの名前に、心臓が跳ねる。神代さんからメッセージが来たというだけで、自分が変に期待してしまっているのが分かる。諦めると決めた気持ちが、揺れてしまう。
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    ナンナル

    DOODLE俳優さんは、お弁当屋のバイトの子に避けられている。

    朝からぽちぽちしてた。どこをどの順で書けばいいのかなぁ、って迷走しながら書いてます。
    雰囲気で読み流して下さい|・ω・)
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 24(類side)

    『すみません、日曜日は先約があるので、お会いできません』

    その後に続く、『本当にすみません』の言葉に、気にしないで、と返す。これで三回目ともなると、さすがに避けられているのだと分かる。ぱたん、とスマホを机に置いて、ソファーに寝転んだ。月曜日の朝は、寧々が彼の家に行くので会えない。水曜日にお店へ漸く行けるようになったけれど、どこかぎこちない様子が続いていた。休みの日を見つけては、勉強を教えようかと提案してみているけれど、この回答だ。
    どうしたものか、と片腕で目を覆う。

    「少し強引に誘い過ぎただろうか…」

    まだまだ彼については分からないことが多い。
    真面目な性格をしているから、他人との同棲には抵抗があるのだろうか。嫌われてはいないと確信は持っているけれど、ここまで避けられてしまうとさすがの僕でも落ち込むかな。どうしたものか、と今後について考えるも、上手く思いつかない。
    10216

    ナンナル

    DOODLEお弁当屋のバイトさんは、俳優さんのお部屋に招かれる。
    更新遅くてすみません_:( _ ́ω`):_
    思っている以上に加筆が全然進まず、こちらに手がかけられてない…。4月中旬まではこんな感じになると思います…。

    実は文化祭の後に受験の話が来る予定だったので、やっと予定の部分が来たよ、って感じです:(´◦ω◦`):
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!×22(司side)

    「今日はここまで。配ったプリントは宿題にするから次回までに終わらせること」
    「えー」

    先生の言葉に、不満気な生徒の声が教室に響いた。日直の掛け声で授業終わりの挨拶をする。その後はホームルームをして、おしまいだ。いつもと変わらない学校の流れは、あっという間に終わる。ホームルームさえ終わってしまえば、教室の中は所々から話し声がして賑やかだ。

    「司くん、帰ろー!」
    「あぁ、そうだな」
    「今日はせっかく習い事がないのに、司くん、お店お休みなの寂しいなぁ」

    荷物を鞄に詰め込んで、椅子を立ち上がる。えむと並んで教室を出ると、そのまま昇降口へ向かった。今日、えむは習い事が休みだ。その代わり、オレはバイトを休ませてもらった。というのも、三年生になって受験が近付いているからな。
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    ナンナル

    DOODLEお弁当屋のバイトの子は、俳優さんを想って落ち着けない。
    本編ではありません。バレンタインのバイトさんと俳優さんの話。
    3000字くらいの小話にする予定が、おかしなことになった( ˙꒫˙ )ほぼ一話となりました。意味がわからない。
    本文よりですが、本文には関係ないかもしれない。そんな話。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 【番外編】友人に頼まれて始めたお弁当屋のバイト。
    そのお店に、毎週水曜日の夕方5時半頃、オレの“特別のお客さん”が来る。

    【お弁当屋のバイトの子は、俳優さんを想って落ち着けない】

    年が明けて、一ヶ月と少し。
    風はまだまだ冷たい。お鍋とかおでんとか、温かいものが恋しい季節。スーパーやお店で売り出されるのは、そんな温かいものが多い。けれど、ここ最近はもう一つ注目されているコーナーがある。

    (………チョコレート、か…)

    ファンシーなポップで売り出されているコーナーをちら、と見て、息をひとつ吐く。
    来週の火曜日は、バレンタインデーである。日本では女性が好きな人にチョコレートを渡す日として有名だ。妹の咲希も、幼馴染や友人達に配るのだと張り切っていた。えむも、お兄さん達にサプライズしたいと考えているようだ。オレの周りでそんな話を良く聞くからだろうか、ついついオレも気になってしまっている。
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    ナンナル

    DOODLE俳優さんは大胆にお弁当屋のバイトさんを口説く。

    前回書くつもりだったところまで。こんなに書くつもりなかったのに、ほぼ一話分になりました。
    このままだと、卒業まで片想い続かない気がする…:( •ᾥ•):

    ※新設のトイレを使用しております。壁も清掃員が綺麗に清掃しておりますので、衛生面に問題はございません。
    ※この二人は付き合ってません。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 21(類side)

    「今日は、妹の付き添いで来たんですが、お会い出来て嬉しいです」
    「…ありがとう。僕も、会えて嬉しいよ」

    少し緊張した様子の天馬くんに、笑みを返す。
    “初めまして”と言われて驚いたけれど、きっと、妹さんに僕との仲を知られないためなのかな。前に妹さんが僕のファンだと話していたのを知っている。それに、彼は僕の事を周りには話していないらしい。だから、妹さんにも内緒にしてくれているのだろうね。手を差し出してくれた天馬くんと握手をするのは、なんだか不思議な気分だった。一方的なデートで手を繋ぐこともあるし、抱き締めたこともある。ふわふわの髪に触れたことだってあるのに、今更握手をする、なんて不思議な体験だ。けれど、それは天馬くんも同じらしい。そわそわとしている彼に、つい口元が緩んだ。
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    ナンナル

    DOODLEお弁当屋のバイトの子は、俳優さんと握手する。

    この先も書こうと思ったけど、2000字とかで収まる気しないので、分けます。
    全然☆くんが卒業してくれなくて、この話終わらない( 'ㅅ')

    ※この話は完全全年齢向けにするって決めてるので、基本的に本文内で大人な展開は一切何も起こりません。(後日談は分からない)
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 20(司side)

    どうやらオレは、人気俳優神代類の、“友人”に昇格したらしい。

    「今日もあいつ来れないから」
    「…は、はい……。これ、どうぞ」
    「ありがとう。ちゃんと類に渡しておくから」
    「よろしくお願いいたします」

    いつも通りの寧々さんがお弁当を受け取ってくれる。
    神代さんとは、あの番組が報道されてから一度も会っていない。どうやら、マスコミの人達が神代さんの周りに増えたとの事だ。なので、神代さんのマネージャーである寧々さんが月曜日の朝に取りに来てくれている。水曜日も最近は寧々さんが来ていた。

    (正直、神代さんと顔を合わせなくてすむから、気持ちを落ち着ける時間が出来て有難いがな…)

    ホ、と小さく息を吐くと、寧々さんが首を傾げた。それに慌てて愛想笑いを浮かべる。神代さんとはそれなりに面識があるが、オレはまだ寧々さんとはそこまで交流がない。なので、これはこれで緊張もしてしまう。
    10700

    ナンナル

    DOODLE俳優さんは勝負に出る。
    最近全然書けなくて、今日は絶対上がらないって思ってたのに、九時からスイッチ入ってほぼゼロ状態からここまで行った_:( _ ́ω`):_
    時間も時間で眠いので読み返しはしてない。誤字脱字とか多いですが雰囲気で読んでいただけますと。

    先に言う。ここまでしても伝わらないのが☆くんだと思ってる。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 19『今回の特別ゲストは、Vivid BAD SQUADの皆さんです!』

    盛大な拍手と、客席からの歓声が会場を包み込む。それをいつもの愛想笑いで拍手をしながら、類は見ていた。入ってきた四人組は、初めて見る顔と見た事のある顔が半分。司会者に、予め打ち合わせで伝えられていた席まで案内され、少し緊張気味の四人が座る。一番背の高い青柳冬弥が、類の視線に気付いて目を向けた。ぱち、と合った目に、にこりと笑みを一つ返して、類は顔を逸らす。

    『皆さん現役の高校生ですよね。その歳でCDの発売なんてすごいですね』

    司会者が話しかけると、一人ひとりが返していく。わたわたとしている少女を除いて、他の三人は淡々と答えていた。その様子を眺めながら、類は愛想笑いを続ける。台本通りの流れだ。この後は、彼らのCDの宣伝が入り、他のキャストを交えたトークが始まる。トーク内容は、大まかに決まっているが、質問に対しての返答は細かく決まっているわけではない。なので、リハーサルでは飛ばされていた部分だ。
    10506

    ナンナル

    DOODLE俳優さんは、お弁当屋のバイトの子と新しい約束をする。
    雰囲気で読み流してください。
    なんか、🎈くんの気持ちがぐちゃーっとしてる。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!×17(類side)

    「お疲れ様です、神代さんっ!」
    「お疲れ様です」
    「神代さん、今度良ければ一緒に出掛けたりとか…」
    「すみません、スケジュールは全てマネージャーに任せているんです」

    撮影の休憩時間になると、周りから一斉に声がかかる。慣れたもので、同時に話しかけられても誰に何を言われたのか聞き取れるようになった。仕事では結構重宝している。聞き取れなかった事にして、流すこともあるけれど。作り笑顔で当たり障りのない返答を返していれば、スタジオの扉が開いた。

    「皆お疲れ様。隣の部屋に夕食を用意してもらったから、皆でどうかな」

    スタジオに戻ってきた監督の言葉に、わっ、とスタッフや役者の人達が盛り上がる。確か隣には休憩スペースがあったはずだ。監督に促されて、次々にスタジオを出ていく人達を何となく眺めてから、僕もドアをくぐった。この後もまだ撮影が続くので有難い。と言っても、仕事先で用意されるお弁当は食べられないものが多くて苦手なのだけどね。いつも通り、食べられないものは残して、寧々に食べてもらおうかな。
    10304

    ナンナル

    DOODLE俳優さんはお弁当屋のバイトの子にキスをする。

    やっと、書きたかった所が書けたっー!( ´͈ ᵕ `͈ )
    もう終わってもいい。いや、終わらないけど…。
    とても楽しかった( *´艸`)
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 15(類side)

    「天馬くんから連絡が来ない…」
    「………それはもういいから、シャキッとしてくれない?」

    スマホの通知欄には何も来ていない。今日は金曜日だ。いつもなら水曜日の夜にドラマの感想をメッセージで送ってくれる天馬くんから、一切連絡が来ていない。水曜日のお昼頃に、『今日は仕事が忙しくてお店にはいけそうにない』と連絡した時は、『わかりました!お仕事頑張って下さい!』とすぐに返信が来た。
    やる気が一切出なくて、机の上でうだうだと突っ伏したまま時計を見やる。この後はCMの撮影だ。なんだっけ。春だから桜とコラボした有名店のお菓子のCMだったかな。正直そんな浮かれた話題にやる気は出そうにない。天馬くんから連絡が来ないことの方が気になって仕方がなかった。もしかして、何かあったのだろうか。でも、メッセージを送ったら、感想が欲しいと催促しているみたいで、どうなのだろうか。スマホの画面を何度見ても通知は送られてこない。もやもやとしたまま、どうしようか悩んでいると、寧々が目の前で大きく溜息を吐いた。
    11243

    ナンナル

    DOODLEお弁当屋のバイトさんは、褒められ慣れて無いので俳優さんの言葉にたじたじである。

    めちゃくちゃ無心で書いてた。文がごちゃっとしてたらすみません。最近書けなくて、更新前より低ペースです。気持ちが乗りやすいのから書くので、ゆるーっとお待ち頂けますと…:(´◦ω◦`):
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト禁止です!× 14(司side)

    「た、ただいま…」
    「お邪魔します」

    ゆっくりと扉の閉まる音がして、ぴっ、と背筋が伸びる。鍵がカチャ、と音を鳴らすと、もう心臓は限界だった。靴が中々脱げなくて、頭の中はパニック状態だ。やっと脱げた靴を脇に揃えて、客人用のスリッパを出す。顔を上げると、優しく笑って待ってくれている神代さんと目が合った。

    「…ど、どうぞっ…!」
    「ありがとう、天馬くん」
    「か、神代さん、夕飯は食べましたか?!」
    「それが、まだなんだ。天馬くんは、食べたのかい?」
    「お、オレもまだなので、良ければ、神代さんも一緒にどうですか?!」

    少し早口になってしまった。何度も家に呼んだことはあるが、まさかいきなりお泊まりになるとは思わなかったんだ。いや、お願いしたのはオレなのだが、それでも、忙しい神代さんがオレの為に来てくれたのが信じられん。さっきも、助けに来てくれた。飛び降りろと言われた時は驚いたが、しっかり抱き留めてくれて…。
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