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    真砂長文倉庫

    DONE某さんの誕生日プレゼントとして献上しました。背中を押して頂いたのでこちらでも。

    以下捏造設定注意。
    王子(旧弓場隊)は加賀美ちゃんより入隊が早いと推定。(入隊順・成績順)ニノ達とほぼ同期かと。
    鈴鳴第一は来馬先輩入隊が原作開始一年位前なので、来馬隊結成並びに王子と鋼が仲良くなるのはその後かと思います。
    鳩原事件の前だと平和なので、原作開始半年程前(4月下旬・王子高校三年生)をイメージしています。
    ペットと蔵王 「Jealousy Jellyfish」「ペットを飼い始めたんだけど、見に来るかい?」
    聞き慣れたトーンにも関わらず、蔵内は二度、瞬いた。
    二人、作戦室で過去ログを見ていた時のことである。王子隊がB級中位から上位へと、どうにか挑めるようになったばかりの四月の穏やかな日の午後だった。
    「……突然だな」
    常より更に固まった表情を、チェシャ猫の如く笑んで見返す王子が声音を弾ませる。
    「ぼくが突発的に言い出すことなんて、今に始まったことじゃないだろう?」
    その最たるものは、弓場隊を抜けて自隊を立ち上げる宣言をした時だ。あの時も「明日の天気は晴れだね」くらいの気軽さで爆弾宣言をした王子である。ほろ苦くも愛おしい当時を思い出し、蔵内の厚めの唇が綻んだ。
    「それもそうだな。で、何を飼い始めたんだ?」
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    ○⚪︎○(ワッカ)

    DONE落書きのような短い話。
    無惨戦が終わりその後の鋼鐵塚さんと炭治郎の話です。
    🎴死ネタ注意。

    鋼鐵塚さんがかっこよだったので何か書いてみたいと思ったらこんな話ですみません。
    職人と聞くと癖ある人多そうですが(偏見)鋼鐵塚さんはズバ抜けて癖者ですね。
    でも刀にかける情熱は人一倍強くて素敵。まさに職人の中の職人。
    キメツはイケメソ多くて良いですね。😆
    日輪の沈んだ日「こんにちは、鋼鐵塚さん。」
    一仕事終えたばかりの鋼鐵塚の元を訪れたのは炭治郎の妹、禰󠄀豆子だった。
    今はもう鬼の居ない世界。ひょっとこの面を被って顔を隠す必要も無くなった鋼鐵塚は髪を下ろし、茶褐色の瞳を禰󠄀豆子に向けた。
    「竈門の妹か。久々だな。炭治郎に頼まれた刀今日研ぎ終わったぞ。」
    「はい、そろそろ出来上がる頃かと思って来てみたんです。丁度良かった。」
    「待っていろ、今用意する。」
    鋼鐵塚は工房の奥から鞘に納められた日輪刀を手にし禰󠄀豆子へと差し出した。
    煉獄の鍔が取り付けられた日輪刀は鬼が居なくなって数年経った今でも鋼鐵塚の手によってその輝きを失わず神がかり的な存在感があった。
    「ありがとうございます。後これ、お兄ちゃんから鋼鐵塚さんに渡してくれって頼まれました。」
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