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    ソノメ

    SPUR ME本当に序盤の序盤のみですが、完成までの尻叩きになればなという感じで……

    ヴィと🍔で働いているロの出会いパートのみです
    もしも🍽で働かなかったらifヴィロその日、ヴィンセントはレストランで提供する新メニューのために御用達の食料雑貨店へ向かっていた。普段通っていた道が、生憎工事によって通行止めされてたことが理由で少しばかり遠回りをしたために、いつもの日常の中で見ているものとは違った道、異なった風景、まったく変わった雰囲気がヴィンセントを迎える。ヴィンセントにはそれが何故だか新しいものでは無くむしろ不気味に思える様な、そんな感覚を抱いていた。

    そうした感覚を隅に、普段よりも幾ばくか遠くなったその道をフラフラと辿っていた時であった。

    「ねえアンタ、腹減ってない?」

    良ければうちのハンバーガーはどう、と声を掛けてきた男がいた。きっと制服のデザインなのだろう。ハツラツとした原色に近い、橙を基調としたシャツに少年のような黒の短パン、白いエプロンを雑に腰にかけ、更には同色のローラースケートまで履いているといった如何にもファストフード店のスタッフですと主張している、そんな格好をした男はペイントが施された矢印型の看板を脇に、つい立ち止まってしまったヴィンセントの快い返事を今かと待ち構えているような様子だった。
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    akmo3616ut

    PROGRESS【尻叩き】
    嵐が丘概念の☔
    私得しかない
    序章は☔モブ女しかない
    終盤から☔🍄にしたい
    愛憎と救済のぺトリコール序章
    ――戻っておいで、レイン。
    帰らねぇよ
    ――全てが詰まった黄昏の庭園へ。
    全てを失ったクソな邸宅になんて。
    ――醜悪と慈愛を教えてくれたあの庭へ。
    裏切りと残酷を刻みやがったあの場所に。
    ――暗闇の間から覗く仄かな灯のある花園へ。
    冷たい雨が絶え間なく降り注ぐ荒地に。
    ――血塗れた戦場から、早く帰って来て。
    俺を認めてくれた場所から、絶対に離れない。

     私 は 貴 方 を 待 っ て い る 。
     俺 は お 前 を ぶ っ こ ろ す 。

     嫉妬と愛憎が滲む館で、神覚者を襲った悲劇。

    「うーん。それは自己満足だと思いますが?」

     そして、一人の青年による救済の物語。

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     話に入る前に、レイン・エイムズの過去を語らなければならない。彼は生まれながらで痣が二本と、優秀な魔法使いとして生まれた。二年後に弟も誕生し、明るい未来が待っていたのも束の間、両親が突然この世界を去る。悲劇の幕開けだった。身分が全てのこの世界で、後ろ盾がない自分たちには存在価値などなかった。名誉や美徳がある貴族とは対象に、孤児は自堕落、暴力的、不衛生にも劣る存在として認識された。
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    Rahen_0323

    MAIKINGここで最初に投下してたカキツバタが居なくなる話の二話目です。ギャグ要素ゼロです。ここから読むとなにも分からないと思うので一話目から読むことをオススメします。
    死ネタではありません。
    完結してから支部に一気にって思ってたけどそれだと一生投稿しなさそうなので、尻叩きでもあります。
    SOS阿鼻叫喚になったリーグ部の騒ぎに誰かが気付いたようで、間も無く先生達がやってきた。
    「どうしたんだ」と優しく尋ねられたけれど、とても誰も話せる状態じゃなかったから、一番冷静だったハルトさんが説明してくれて。

    カキツバタの死は瞬く間に学園中に知れ渡った。

    先生達も本当になにも知らなかったらしい。後からカキツバタの担任が彼の実家へ電話して怒鳴り散らしていたと聞いた。三留の問題児を任されるだけあり厳しい人だったものの、あそこまで鬼気迫る表情と声は初めて見た、とも。

    混乱も混乱。酷いパニックが広まる中、私や皆は宥められながら部屋に戻った。
    とにかく一度シャワーを浴びて着替えなさい、とあちこち薄汚れていた私は勧められた。いつもなら言われなくても真っ先にそうしてたけど、気が重くて身体が重くて怠くて。どうにかお風呂場まで入ったが、結局十分もせずに上がってしまった。
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