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    サイバー

    snhk2501

    MEMO大爽さんと无限で怪文書。
    ちょっとサイバーパンクかも。
    衆生之門の読解がいい加減なまんま書いてます。
    无限が過去に妻子いたよ設定を使用してる(まあいつものアレですが)のでご注意を。
    Flashback memory plug


     バイザーを付け、大爽は衆生之門のテストデータの海へと潜った。妖精界のネットを介し広がるその海は、本来なら制御された中で一定の安全性を保っているはずである。が、テストプレイ中に大規模なシステム異常が発生していた。大爽が衆生之門のデータに潜るのは霊渓の卡里館長に頼まれての調査バイトであった。

     覚えのある強い気配に、大爽はデータを確認する。
    「无限……?」
    ──あんたまで捕われてたのかよ。
     テストプレイ中のプレイヤーが何名か、ログアウトしないまま昏睡状態になっているのは情報として知っていたが、その中に无限が入っているとは知らなかった。大爽は、无限の見ている幻影のフィールドの中に入った。
     四合院の一角と思しき部屋の中、无限がやや不器用に赤子を抱いていた。傍らの寝台に横たわる、やや髪の乱れた女性がふたりを微笑ましげに眺めている。无限は涙ぐみながらも、腕の中に収まった赤子を愛おしげに見つめていた。
    ──それが、あんたのとらわれていたい、もどりたい、過去〈ゆめ〉か。
     感動的なシーンで何よりだが、このままにしておくわけにはいかない。
    「无限、 1945