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    佐々木

    ちょこ

    DONEアイドラ小説(小話)
    バレンタイン、美男くんと佐々木先生と世良の話
    バレンタイン当日、とある人物を探していた世良は、その探していた人物を見かけたと同時にこちらを逃げるように去っていく男子学生とすれ違った、何故か顔が真っ青だったと思いつつ、その人物──佐々木巡と横にいた華王美男に話しかける。
    「やっと見つけた!先生と王さま探してたんですよ!」
    「お、白石どうした?」
    「今日バレンタインだから配ってるんです、はい先生あげる〜。ほら王さまもあげる」
    「世良のは美味しいから楽しみだな!ガトーショコラか」
    美男が綺麗に包装された中身を見て言う、中は美男の言う通りガトーショコラで粉砂糖も綺麗に降られており中々美味しそうだった。世良はたまにお菓子を作っては人に配ることがあるが、仲のいい相手にしか配ってない。流石に全員分作れるわけがないと笑いつつ美男に言っていたのを思い出していた。ガトーショコラか、と聞かれた世良はその通りと答える。
    「へへ、そんな褒めても何も出ないよ。休憩時間かそこらで食べてね。先生も食べてくださいよ!」
    「食べるって、白石のは美味しいし。そこらのお店のより美味しいんじゃないか?」
    「先生の言う通りだな!」
    「え、褒めすぎて俺照れるんですけど……2 622