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PAST最初にあげたやつの真子視点です。鈴の音が聞こえて真子は動きを止めた。
『……姫』
聞き慣れない固い切袴の声に、鞘を持つ手に力が籠る。『普通』の人間である真子にも分かる、何か得体の知れないものが近くに居る気がする。
また聞こえた鈴の音に今度は後ろを振り返る。
「──っ?!」
蒼いコートをはためかせて『それ』は其処に立っていた。
その人を見て最初に思ったのは蒼い人、なんて『普通』な感想なんだろうと後で後悔してしまうが、本当にその時はそれしか出てこなかった。
それよりも、剣道部に所属しているから分かる。
──彼は強い。
ただ立っているだけなのに隙が全く無い、僅かでも動けば即斬られる。そう思わせるだけの強さを持っている。
前に相対したヤバイ仮面の時なんて比じゃない、ヤバイ仮面よりも恐ろしい相手だ。
3960『……姫』
聞き慣れない固い切袴の声に、鞘を持つ手に力が籠る。『普通』の人間である真子にも分かる、何か得体の知れないものが近くに居る気がする。
また聞こえた鈴の音に今度は後ろを振り返る。
「──っ?!」
蒼いコートをはためかせて『それ』は其処に立っていた。
その人を見て最初に思ったのは蒼い人、なんて『普通』な感想なんだろうと後で後悔してしまうが、本当にその時はそれしか出てこなかった。
それよりも、剣道部に所属しているから分かる。
──彼は強い。
ただ立っているだけなのに隙が全く無い、僅かでも動けば即斬られる。そう思わせるだけの強さを持っている。
前に相対したヤバイ仮面の時なんて比じゃない、ヤバイ仮面よりも恐ろしい相手だ。
POI11718042
PASTドゲハイ頃に書いた小説をポイピクに移動させました。鈴の音が聞こえて真子は動きを止めた。
『……姫』
聞き慣れない固い切袴の声に、鞘を持つ手に力が籠る。『普通』の人間である真子にも分かる、何か得体の知れないものが近くに居る気がする。
また聞こえた鈴の音に今度は後ろを振り返る。
「──っ?!」
蒼いコートをはためかせて『それ』は其処に立っていた。
新しいヒーローが誕生した。
その話に修羅王丸は然程に興味は抱かなかった。全国津々浦々に流浪している身としては、各地で新しいヒーローの誕生は時折耳にするので珍しい事ではない──三年の間に立て続けにヒーローが誕生するのは珍しい事ではあるが。
そのヒーローがどんなものか、ヤバイ仮面がそのヒーローに挨拶がてらに一戦交えた様だが、そのヒーローについては『普通』と評していた。
1914『……姫』
聞き慣れない固い切袴の声に、鞘を持つ手に力が籠る。『普通』の人間である真子にも分かる、何か得体の知れないものが近くに居る気がする。
また聞こえた鈴の音に今度は後ろを振り返る。
「──っ?!」
蒼いコートをはためかせて『それ』は其処に立っていた。
新しいヒーローが誕生した。
その話に修羅王丸は然程に興味は抱かなかった。全国津々浦々に流浪している身としては、各地で新しいヒーローの誕生は時折耳にするので珍しい事ではない──三年の間に立て続けにヒーローが誕生するのは珍しい事ではあるが。
そのヒーローがどんなものか、ヤバイ仮面がそのヒーローに挨拶がてらに一戦交えた様だが、そのヒーローについては『普通』と評していた。
nanohana_pokeF
DONE親愛なる知人から「口紅をプレゼントしてくれる元締」というアイデアをいただいて書いた「怪異に狙われた女性に魔除けとして口紅を渡す元締」です・オリキャラが出張ります(夢小説ではありません)
・色んな方々がちらほらいます
・筆者が視聴及び観劇したコンテンツで得た知識のみで書いています
・個人の解釈、妄想、捏造を多分に含みます
・実在の怪人、団体などとは一切関係ありません 4229
ChlhayaFavorite
MEMOTwitterに連続投稿してたものを加筆修正したけど、あんまり小説の体は成してません。広い心でお読みください。
ガワ軍服 少尉殿、潜入調査に挑むwithイケメンと三途さん上級将校らしき1人を倒し、その軍服を奪う。てっきり僕が着るものと思っていたらしい副官は、それを差し出されてキョトンとした。
「僕はこれからちょっと上階を見てくるね。だからこれは君に」
機転が利く彼だから、もし直ぐに助けに戻れなくてもこれを着ていれば何とかするだろう。
「行ってくるね」
制止の声を背中で聞きながら、目標と、そこまでのルートを探す。
流石は敵の中枢。豪奢な建物故に、足場や手掛かりになるものがあちこちにある。
「よし、あの窓までは行けるね」
ひとつだけ開いている窓。
誰かいる可能性は高いが、上手くいけば屋内に潜入できる。
それに、いい匂いもするし。
一方、副官は静かに怒っていた。
ちょっと待て。
そもそも小隊長自ら潜入捜査なんて有り得ないし、更に独りで、しかも間違いなく敵の中枢機関がある建物に侵入だなんて、無謀が過ぎる。
2064「僕はこれからちょっと上階を見てくるね。だからこれは君に」
機転が利く彼だから、もし直ぐに助けに戻れなくてもこれを着ていれば何とかするだろう。
「行ってくるね」
制止の声を背中で聞きながら、目標と、そこまでのルートを探す。
流石は敵の中枢。豪奢な建物故に、足場や手掛かりになるものがあちこちにある。
「よし、あの窓までは行けるね」
ひとつだけ開いている窓。
誰かいる可能性は高いが、上手くいけば屋内に潜入できる。
それに、いい匂いもするし。
一方、副官は静かに怒っていた。
ちょっと待て。
そもそも小隊長自ら潜入捜査なんて有り得ないし、更に独りで、しかも間違いなく敵の中枢機関がある建物に侵入だなんて、無謀が過ぎる。