fmi_fuU
DOODLE🔫夢1220「寒いなァ」
はぁと息を吐いたり手を擦り合わせてどうにかこうにか暖をとろうと動くその小さな背中にひとつの影が近づく。
「あっためてやろうか」
その大きな体躯でぐるりと包み込むように背後からのしかかってきたのはこの船の副船長、ベン・ベックマンだった。
「副船長、どうしたんですか。交代時間でも無いしそもそも次の見張り番は副船長じゃないですよね」
「そうツレねぇこと言っていいのか?」
そう言って副船長はちゃぷりと手元の瓶を揺らしてみせた。
「このクソ寒ぃ中頑張ってるお前さんにと思ったがそーか要らねェってんなら」
「いります!飲みます!ください!寒い!」
「正直で結構。ならここに座ってくれ」
ここ、と示されたのは三角座りした副船長の膝と膝の間。
1068はぁと息を吐いたり手を擦り合わせてどうにかこうにか暖をとろうと動くその小さな背中にひとつの影が近づく。
「あっためてやろうか」
その大きな体躯でぐるりと包み込むように背後からのしかかってきたのはこの船の副船長、ベン・ベックマンだった。
「副船長、どうしたんですか。交代時間でも無いしそもそも次の見張り番は副船長じゃないですよね」
「そうツレねぇこと言っていいのか?」
そう言って副船長はちゃぷりと手元の瓶を揺らしてみせた。
「このクソ寒ぃ中頑張ってるお前さんにと思ったがそーか要らねェってんなら」
「いります!飲みます!ください!寒い!」
「正直で結構。ならここに座ってくれ」
ここ、と示されたのは三角座りした副船長の膝と膝の間。
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DOODLE🔫夢1217今朝は凍えるような寒さに目を覚ました。もうすぐ冬島の海域に入ると聞いてはいたが冬とはこんなに寒かっただろうか。久々に冬島に入るせいもあるだろうが冬島の冬にあたるとも聞いたからやはり特別寒く感じてしまうのも仕方ないのかもしれない。
「うーさぶさぶ」
服を着込んでもまだ寒い。身体を芯から温めるならばと食堂に足を向けた。
「よォ」
聞き慣れたその声の主ベックマンはこちらが見ていて寒くなるような格好、普段通りの黒いシャツに唐草模様のマントといった出で立ちでぷかぷか煙草をふかして現れた。
「寒くないの?」
「……そういえば寒いな」
「もしかしなくても寝てないでしょうベック。最近寝たのいつ?」
「少なくとも夜番の後は寝たはずだ」
1578「うーさぶさぶ」
服を着込んでもまだ寒い。身体を芯から温めるならばと食堂に足を向けた。
「よォ」
聞き慣れたその声の主ベックマンはこちらが見ていて寒くなるような格好、普段通りの黒いシャツに唐草模様のマントといった出で立ちでぷかぷか煙草をふかして現れた。
「寒くないの?」
「……そういえば寒いな」
「もしかしなくても寝てないでしょうベック。最近寝たのいつ?」
「少なくとも夜番の後は寝たはずだ」