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    ワンダーランズショウタイムに所属する神山高校3−C(元2-A)天馬司と3−C(元2-B)神代類のカップリングで、公式では変人ワンツーというコンビ名で呼ばれており、プロセカ内でのカップリングのうちかなり活発的なカップリングである。
    声が大きく明るい口癖がスターの男天馬司と頭がよく高性能なロボット、ネネロボなどを作った神代類の二人で繰り広げられる物語につけられるタグであり、小説とイラスト供給にあまり偏りがない。イベントが多数開催されており、今注目すべきカップリングである。
    声が大きく男らしさを感じる振る舞いを見せる天馬司としなやかで言葉に柔軟さを感じる振る舞いな神代類とで繰り広げられる物語からは目を離せない。身長差は8cmあり天馬司が172cm、神代類が180cmで右のほうが大きいcpではあるが(現在は天馬司が173cm、神代類が182cmの9cm差)、そこが逆に性格が際立つ魅力といえる。

    フォ……

    TRAINING司の作るカリカリベーコン

    お題「嘘の夜風」
    15分トレーニング 20

    1372文字(所要時間約3分)
    妙に気だるい朝だった。目を開き、辺りを見渡すが照準が合わない。もぞもぞと動いてみるが、肩と腰が妙にぎくしゃくと軋んでいる。
     類は、元より低血圧である。だから起きがけの気分は大抵最悪なのではあるが、今日のそれはいつもの最悪ともまた違う、変な運動をした後のような気だるさがあるのだった。

    「類、起きたのか?」

     まだ起ききっていない頭の片隅を、くぐもった通る声が聞こえてくる。司の声。どこから声をかけてきているのか。それに、妙な雑音が彼の言葉に混じって聞こえ、よくよくその場所を判別できなくなった。

    「……起きてるよ、たぶんね」

     重い体を何とか起こしてみる。体に巻き付いているシーツがいつもと違う。自室にあるソファに投げ捨てられているシーツでも、家の中にあるベッドとも違う、少し手触りの良い物だ。それに、類は今、何も身につけていなかった。
     布団を通り抜け、ひやりとした風が入り込んでくる。少し回復してき思考が回り始めてからようやく、昨日、司の家に泊まったのだと思い出すのだった。

     司は、大学に入ってから一人暮らしを始めた。類はそんな彼の現状を甘んじて受け止めて、よくよく彼の家に泊まるよ 1422

    フォ……

    DONE五十歳になった司類

    お題「真紅の怒りをまといしお茶」
    15分トレーニング 17 ※作業時間1H

    2990文字(所要時間約6分)
    「類、お前も呑むか?」
    「……ああ、最初から赤ワインなんて、珍しいねぇ」
    「うむ。これなら、呑みやすそうだしな」
    「司くんは本当、食べ物に詳しくなったよねぇ」

     海に沈む夕日を眺めていた。しっかりと、この景色を忘れないように。
     爽やかに流れる海風が涼しい。
     まだ、夏は始まったばかりだ。薄いYシャツだけではこの老体に応えるかと思ったが、思っていた以上に今日は天候がよく、むしろ少しばかり汗ばむような、そんな行楽日和の一日だった。

     類が、このヴィラのバルコニーに一人佇んでいる間、共にこの場所へ来ていた司は、いそいそと二人夕涼みをする準備をしていたようだ。
     彼の、年なりに少しかすれた声に振り返り、その方を見てやると、そこには備え付けられた真っ白なソファテーブルの中央に、先程二人で買ってきたワインと、色とりどりのフルーツが並べられているのだった。

    「ディナーまではあと二時間もある。少し、この場所で休むぞ」

     先に座っている司は、同じくキッチンから持ってきたらしいフルーツナイフで丁寧にオレンジを剥いていた。彼は相変わらず料理がうまい。五十を超えて、未だに料理という物を覚えてこなかっ 3071

    フォ……

    TRAINING学校でキスをする司類

    お題「真実の策略」
    15分トレーニング 14

    1620文字(所要時間約4分)
    触れ合う唇が熱を帯びてきて、ほんのりと身体が暖かくなってくる。
     彼がいつまでも離れてくれないせいで、荒く上がってきた息が二人の間にこもってしまう。
     一度、離れたと思ったらまた唇の真ん中を食まれてしまい、思わず声が漏れていく。

    「あ、」

     しかも、そこで思わず唇を開いてしまった一瞬の隙を目ざとく見つけられてしまい、彼の柔らかな舌が類の口内に割り込んでくる。
     ぬるぬると、けれど類の舌を味わうように、彼はキスという愛撫を続けていく。
     彼の舌に翻弄されたまま、けれどそれを続けてほしくなってしまった類は、その場所から一切動けなくなってしまうのだった。

    「――司くん、キス、上手くなったよね」

     長いキスを終えた後、ようやく開放された類が呟くように言う。
     ここは学校である。これ以上、二人唇を合わせていたらとても大変な事になってしまう。
     類は自身の感情とは逆に理性をもって、何とか彼を引き剥がして開放されたところだった。

    「……ああ! 色々と、研究したからな!」

     一方の司は、類と同じように息を上げながら、しかしどこか爽やかにそう言うのだ。
     もとより、全てに対して一直線で素直す 1577