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    水月 千尋

    @arukurein

    短すぎるものは恥ずかしいのでフォロワ限。
    R18はリス限。
    一部、支部に置いてあるものとかぶってる。

    マイタグを細かく付けたので
    少しは作品を探しやすいといいなぁ……
    と、思っている。


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    水月 千尋

    DOODLE参謀🎈×将校🌟。(モブ参前提)
    単話調にタイトルついてますが、実質4話目。

    まだ完結してませんが、以降の話は作成中。


    ========


    【前話】
    →https://poipiku.com/599411/10134333.html
    【すれちがいの午後】
     暖かな陽気。穏やかな風に、やわらかい日射し──。前日の肌寒さが嘘のように、今日は朝から春めいた良い天気だった。屋敷前の木々へ羽を休めに来たらしい小鳥のさえずりも、心なしか賑やかだ。
     そんな変化は窓の外だけにとどまらない。普段は日当たりが良いとはいえないこの執務室にも陽光が射し込んできていた。ささやかな恩恵程度ではあるが、窓際に飾った一輪挿しの花瓶越しの光が今座っている机の所まで届くのは初めて見る。もう少し暖かくなってきたらこの部屋のまた違う一面を見られるのかもしれないと思うと、それはそれで楽しみだ。
     一方で、机の端に積んだ要望書の量は昨日や一昨日と何ら変化はなかった。放置しているのではない。処理出来た分と同じくらいの枚数が翌朝に届く為、一向に減っていかないのだ。作業自体は一枚一枚に目を通して可否のサインをしていくだけではあるものの、その可否を決めるのに手間取る案件も当然混在していて気も抜けない。
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    水月 千尋

    TRAINING #ritk版深夜の60分一発勝負
    【お題:もどかしい】(所要時間:3h)

    めちゃくちゃ彰人が巻き込まれているため彰司っぽく見えますが、彰人にも司にもその気はありません。
    類司です。類司です。
    大事なことなのでもう一回言います、類司です。
    【我慢の限界】
    「……は? あんた、今なんて?」

     飲みかけの缶コーヒーを握りしめた彰人は、ぎぎぃっ、と音でも出そうな動きで隣に座るオレを見る。
     ここは中庭の隅にある木陰だ。比較的、生徒の目につかなさそうな場所を選んで呼び出したとはいえ、誰かに聞かれる可能性を考えると二回も言うのは気が進まなかった。……が、聞き取れなかったのでは仕方がない。オレは未開封の自分の紅茶のペットボトルを両手で握り、心持ち声量を落としてもう一度繰り返した。

    「だから、あれこれ理由をつけて類を拘束するから、その類の前でオレを寝とって欲しいのだが」
    「……どっからつっこんだらいいんだよ、これ」

     深々とため息をついたかと思うと、空いている片手で頭を抱えた。流れる沈黙。類のようにメッシュの入った鮮やかなオレンジの髪が、そよ風にふわふわ揺られる様を眺めて沈黙を享受していると、頭を下げた体勢のまま彰人の目がこちらを見た。
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