まもり
DONE愛され蛍の三角関係。魈→蛍←万葉。レスバ強そうな万葉くんになりました。
蛍取り合い合戦(なんでこんなことに……)
目の前でバチバチと火花を散らす少年2人に溜息をつく。
どうすればいいのか皆目見当もつかなかった。
──事の発端は万葉からのお誘いだ。
ある昼下がり。
モラ不足の為、璃月港でトレジャーハントをしていると。
「蛍」
独特な落ち着きのある声がした。
確信を持って振り向くと、案の定そこには。
「か、万葉!なんでここに」
流浪の少年・楓原万葉が立っていた。
取りこぼした聖遺物を探して乙女らしからぬ四つん這いっぷりを晒していたもので、慌てて飛び起きる。
「たまには拙者から声を掛けてお主を驚かすのも一興と思ってな」
あまりにもレアな光景に脳内スパークを起こしてしまい百面相する。
基本的に超・自由人な彼は、何処で何をしているのか誰も把握していない。
4445目の前でバチバチと火花を散らす少年2人に溜息をつく。
どうすればいいのか皆目見当もつかなかった。
──事の発端は万葉からのお誘いだ。
ある昼下がり。
モラ不足の為、璃月港でトレジャーハントをしていると。
「蛍」
独特な落ち着きのある声がした。
確信を持って振り向くと、案の定そこには。
「か、万葉!なんでここに」
流浪の少年・楓原万葉が立っていた。
取りこぼした聖遺物を探して乙女らしからぬ四つん這いっぷりを晒していたもので、慌てて飛び起きる。
「たまには拙者から声を掛けてお主を驚かすのも一興と思ってな」
あまりにもレアな光景に脳内スパークを起こしてしまい百面相する。
基本的に超・自由人な彼は、何処で何をしているのか誰も把握していない。
penpen91420
DONE蛍火が示す旅情【2巡目】開催おめでとうございます!元々は本のオマケにペーパーでつける予定だったのですが
印刷等が厳しい状況なため展示という形になりました。
故に短いお話です。
魈蛍/付き合ってる/水浴び
【魈蛍】涼を求めて「あーーーつーーーいーーー!」
「もう、パイモン騒がないで。余計に暑く感じる。」
じりじりと肌を焼く陽射しに、つぅ、と背中に汗が伝う。炎スライムを抱きしめたかのように全身が熱い。水分補給はしているけれど、それ以上に日差しが強くて干からびてしまいそうだと蛍は照りつける太陽を睨んだ。
「でもよぉ、お前だって暑いだろ〜? 汗すごいぞ」
「そりゃ、こんなに気温が高かったらね。」
ぽた、とこめかみから顎にかけて汗の粒が流れていく。酷く喉が乾いて蛍はふぅ、と息を吐いた。
「凡人は脆いな」
こんな気温でも汗ひとつかかない魈に蛍は仕方ないんだよと笑い、暑い暑いと騒ぐパイモンを撫でた。
「うーん、なにか涼しくなるものってあったっけ」
1671「もう、パイモン騒がないで。余計に暑く感じる。」
じりじりと肌を焼く陽射しに、つぅ、と背中に汗が伝う。炎スライムを抱きしめたかのように全身が熱い。水分補給はしているけれど、それ以上に日差しが強くて干からびてしまいそうだと蛍は照りつける太陽を睨んだ。
「でもよぉ、お前だって暑いだろ〜? 汗すごいぞ」
「そりゃ、こんなに気温が高かったらね。」
ぽた、とこめかみから顎にかけて汗の粒が流れていく。酷く喉が乾いて蛍はふぅ、と息を吐いた。
「凡人は脆いな」
こんな気温でも汗ひとつかかない魈に蛍は仕方ないんだよと笑い、暑い暑いと騒ぐパイモンを撫でた。
「うーん、なにか涼しくなるものってあったっけ」