名護屋乃(なごやん)
MAIKING『わたしのちいさいおうちには2』Side藍湛…ですが藍啓仁視点です。前回天天フェスの「君を連れ帰る」をリライト&加筆。1章の終わり近く…できたとこまでです💦
ここから、打ちひしがれる藍湛とモス羨の邂逅といちゃいちゃに……
繋げます!
一応モス羨作品となります……
続きはまた少しずつ…🙇 8
だみぃにゃん
DOODLE初書きモス羨。NaTsuさんのイラストはほんと綺麗で可愛く柔らかで。
キラキラ、ふわふわ、暖かくなって大好き🥰
タグに甘えて勝手に書きました。
語彙力が足りない。
桃色の蓮の花言葉は信頼だそうです☺️
赤は宝石を表し、紫は高貴・神秘的だとか。
この国の魔法使いは、一人前になると使い魔と契約を結ぶ。
生涯でたった一度。その生を終えるまで、互いに信頼し合える唯一無二の使い魔を。
藍忘機は将来有望な魔法使いだった。
強い魔力、深い知識、その美貌も相まって若い魔法使いたちの憧れだ。
そんな藍忘機にもただ一つだけ欠けているものがある。
一人前と呼ばれても差し障りのない実力を持っているのに、いまだ使い魔と契約できずにいたのだ。
藍忘機は気難しく、かつ対話が苦手だった。
使い魔候補たちはそんな彼のことが理解できず、一生を捧げるのはごめんだと言った。
彼はそれでもいいと思っていた。無理に一緒にいて相手に不快な思いをさせるのもするのも嫌だった。
それでも使い魔探しをやめなかったのは、兄が羨ましかったからかもしれない。
1073生涯でたった一度。その生を終えるまで、互いに信頼し合える唯一無二の使い魔を。
藍忘機は将来有望な魔法使いだった。
強い魔力、深い知識、その美貌も相まって若い魔法使いたちの憧れだ。
そんな藍忘機にもただ一つだけ欠けているものがある。
一人前と呼ばれても差し障りのない実力を持っているのに、いまだ使い魔と契約できずにいたのだ。
藍忘機は気難しく、かつ対話が苦手だった。
使い魔候補たちはそんな彼のことが理解できず、一生を捧げるのはごめんだと言った。
彼はそれでもいいと思っていた。無理に一緒にいて相手に不快な思いをさせるのもするのも嫌だった。
それでも使い魔探しをやめなかったのは、兄が羨ましかったからかもしれない。
紫雨(shigure)
DONEモス羨と法師ワンジーの初夜回なので、ポイピクとpixiv限定ですよ。ようやく話も折り返し。
閲覧は18歳以上の方でお願いします。
パスワードは18歳以上かどうか、yes or noでお答えください。 5534
紫雨(shigure)
PROGRESSモス羨をベースにしたファンタジー第二話ですー🦋ちょっとBLぽくなってきたはず…!
(次回か次次回にR18が入る予定です)
微妙に違和感があったので、今回から改題しました🙏💦
君と久遠の夢をみる- 2 -
――――このままではいけない気がする。
そう危機感を抱きながら、シェンシェンはずずずっとコケモモの果実酒を藁の管で吸い上げた。
「うまい」
うっかり酩酊に浸りそうになって、我にかえる。
「だめだ……ワンジーとの生活は、居心地が良すぎる」
ここ最近のシェンシェンの一日の生活の流れはこうだ。
夕方頃に目を覚まして、暗くなるころに家を明るくしてラン・ワンジーを出迎える。夕餉も一緒にとるが、自分の分は、ラン・ワンジーが手土産に持って帰ってきた花や果物だ。その後は、二人で話をしたり、ラン・ワンジーの竪琴に合わせて笛を吹いて合奏したりして過ごし、ラン・ワンジーの就寝を見守ると、森を出て遊び回る。日が上り始める頃に家に戻って二人で朝食を食べると、もうシェンシェンは起きていられなくなり、定位置となったベッド脇の棚に敷かれた手巾の上で眠りにつくのだ。
3016――――このままではいけない気がする。
そう危機感を抱きながら、シェンシェンはずずずっとコケモモの果実酒を藁の管で吸い上げた。
「うまい」
うっかり酩酊に浸りそうになって、我にかえる。
「だめだ……ワンジーとの生活は、居心地が良すぎる」
ここ最近のシェンシェンの一日の生活の流れはこうだ。
夕方頃に目を覚まして、暗くなるころに家を明るくしてラン・ワンジーを出迎える。夕餉も一緒にとるが、自分の分は、ラン・ワンジーが手土産に持って帰ってきた花や果物だ。その後は、二人で話をしたり、ラン・ワンジーの竪琴に合わせて笛を吹いて合奏したりして過ごし、ラン・ワンジーの就寝を見守ると、森を出て遊び回る。日が上り始める頃に家に戻って二人で朝食を食べると、もうシェンシェンは起きていられなくなり、定位置となったベッド脇の棚に敷かれた手巾の上で眠りにつくのだ。
紫雨(shigure)
PROGRESSファンタジー風モス羨のお話の続きです〜🦋プロローグもポイピクに置いてあるよ!
・週2〜3回更新で、今月中に完結したい
・次回もうちょっとBのLな雰囲気に
・中盤からR18シーン入ります。
その際はひとまずポイピクに。リス限フォロ限はないです。
・もう少しまとまったらpixivにも置きます
君と久遠の夢をみる- 1 -
庭で放し飼いにされている鶏が、けたたましく朝を告げた。夜半よりも濃くなった霧の隙間を縫って、霜のように冴え冴えとした光の筋が、窓辺に射しこんでいる。
いつも通りに目を覚ましたラン・ワンジーは、テーブルの上に木の実や果物が、窓辺には朝露に濡れた色とりどりの花が置かれていることに気がついた。
「おはよう、ワンジー! 起きるのが早いんだな」
タイミングよく、窓から八重咲きの白い花を抱えたシェンシェンがやってきた。
「じゃあこの花はラン兄ちゃんに」
楽しそうにラン・ワンジーに近づいたシェンシェンは、手にしていた花をそっとラン・ワンジーの髪に挿す。
「やっぱり、美人には花が似合うな!」
「やめなさい」
1749庭で放し飼いにされている鶏が、けたたましく朝を告げた。夜半よりも濃くなった霧の隙間を縫って、霜のように冴え冴えとした光の筋が、窓辺に射しこんでいる。
いつも通りに目を覚ましたラン・ワンジーは、テーブルの上に木の実や果物が、窓辺には朝露に濡れた色とりどりの花が置かれていることに気がついた。
「おはよう、ワンジー! 起きるのが早いんだな」
タイミングよく、窓から八重咲きの白い花を抱えたシェンシェンがやってきた。
「じゃあこの花はラン兄ちゃんに」
楽しそうにラン・ワンジーに近づいたシェンシェンは、手にしていた花をそっとラン・ワンジーの髪に挿す。
「やっぱり、美人には花が似合うな!」
「やめなさい」
紫雨(shigure)
PROGRESS魔法使い藍湛と、モス羨を元ネタに西洋ファンタジー風のお話を書き途中…!もう少しまとまったらpixivにもおきますが、ひとまずポイピクに。
プロローグです。
君と久遠の夢をみる〜プロローグ〜
夜霧が立ち込める、鬱蒼とした森の奥。
ひっそりとした佇まいの小屋から、竪琴が紡ぎだすやわらかな音色が流れて、夜闇に広がっていく。
薄い藤色の翅をもつ小さな生き物が、その優しい旋律に惹かれたかのように、ひらひらと飛んで小屋の窓へと降り立った。
演奏が途切れるのを待って、その生き物は奏者へと話しかけた。
「こんばんは、お兄さん」
「誰だ」
竪琴を抱いた男――――ラン・ワンジーが、短く誰何する。
「シェンシェンだよ!」
シェンシェンと名乗った夜の来訪者は、窓枠からぴょんと跳びあがって、竪琴の上に座った。
――――それは、小さな妖精だった。
大きさは、手のひらに載るくらい。ふんわりとひらめく桃色のケープをまとって、首元には赤いリボンを結んでいる。まるで少女のような風貌だが、悪戯めいた笑顔は少年のようにも見える。
1548夜霧が立ち込める、鬱蒼とした森の奥。
ひっそりとした佇まいの小屋から、竪琴が紡ぎだすやわらかな音色が流れて、夜闇に広がっていく。
薄い藤色の翅をもつ小さな生き物が、その優しい旋律に惹かれたかのように、ひらひらと飛んで小屋の窓へと降り立った。
演奏が途切れるのを待って、その生き物は奏者へと話しかけた。
「こんばんは、お兄さん」
「誰だ」
竪琴を抱いた男――――ラン・ワンジーが、短く誰何する。
「シェンシェンだよ!」
シェンシェンと名乗った夜の来訪者は、窓枠からぴょんと跳びあがって、竪琴の上に座った。
――――それは、小さな妖精だった。
大きさは、手のひらに載るくらい。ふんわりとひらめく桃色のケープをまとって、首元には赤いリボンを結んでいる。まるで少女のような風貌だが、悪戯めいた笑顔は少年のようにも見える。