サハラ(アカン絵)
DOODLEアリシア一週目同僚の食事を見たことがある
夕焼けに燃える焦げ臭い袋小路
逆光の中、獣が前脚で獲物を押さえつけ、好物の肝臓を食んでいた
瞳に感情はない
獣の彼は、誰よりも動物らしかった
全てを敵とし弱肉強食に生きていた
その人生を願うことが間違いとすら思うほど
美しい獣だった
だが彼はうなされ涙した
もう畜生は嫌だと
だから救いたい
「ケイ」
今宵も痛みに震える短銃が、獣の眉間を撃ち抜いた
サハラ(アカン絵)
DOODLEヤーナム出会い前ヘムウィックは森を駆けていた頃を思い出す
月への誓いは、また果たせそうにない
隣では消えない毛皮が揺れ、匂いが潮風と流れていく
「何人目だ、お前」
地平線の波を眺めた
夜明けを信じた狩人。何度か肌も合わせた
送れるはずだった。けれど女は街に沈んだ
故に殺した
戦闘で体が半獣だ。残る遺志も僅か
何も救えず、俺が主を無意味な命に堕とす
叫んだ
月よ、いっそ俺を愛してくれと
サハラ(アカン絵)
DOODLE一週目アリシア、アリシア、可愛いメシア
夜が明けるまで、何も見ないで
誰でもいいから導き赦され死にたい獣
訳もわからず導かれる拠り所が欲しい娘
隙あらば瞳を与えたい眷属
2週目互いのため殺し合い獣が敗北し意気消沈、娘が同化から守り世話をする
噛み嘔吐し便をかけ狂犬となるも抱きしめられ、主と助けた唯一の、笑ってほしかった娘を何故涙させているのかと我に返る
やがて人に戻り横暴を謝罪、好意を伝えた 2
サハラ(アカン絵)
DOODLE頭痛がする頭痛がする新人を連れ、かつての弟子を狩っていく
口と裏腹に感慨はない
狩人ならば、獣を屠るは当然の義務
ましてや身内など恥の極み
喉が渇く喉が渇く
彼らの薬になればよい
踏み外した道は冷たい刃の上にあると
特に新人、獰猛な本性を感じる
この経験が君の悪を断てばよいのだが
ああ鼓膜が私の鼓膜が!
そう叫ぶな妻よ、覚えているさ
全ての獣を生かしはしないと、君の首に誓ったのだから。
サハラ(アカン絵)
DOODLE後輩2週目自身の人喰いの罪と強姦の悪夢を受け入れ、前向きに悪態セクハラ好意を言う頃
よそ狩さん世界で精製いただいた香水貰って二人でだべり
ガーゼで楽しんだり、その香りで獣を呼ぶ狩人
寝床で後輩の香りを拝借してはヘソ天で寝るイッヌ
先輩の香りに緊張して衣服に使用できない後輩
見かねて香水まとってスキンシップや襲ったり(意味深)する先輩
二人なりに楽しみ、空瓶も思い出として大切にしたとかなんとか 3
サハラ(アカン絵)
DOODLEある並行世界。ケイ害獣ルート育ったカイン分家で獣の病を発症、実家崩壊、上位者(主人エリス)を食べ一時的に回復まで同じ
しかし町に降り「人助けで主へ償いつつ、生きられたら」と希望を抱いた違いが。病は容赦なく進行し、正気を失い人を襲うように。さらに駆除され飛び散った血で、町一つ獣の病に沈めた大罪人
人生を願い病に抗えず禍となるか、獣として死を願い寄り添う愛と出会うか
シアもヤーナムで幼年期一択に 2
サハラ(アカン絵)
DOODLE夢オチ後輩歴2週目中盤、アリシアがヤーナムに戻り森で赤目の人狼を探し痛めつけ、思いを伝えて先輩を引き戻した頃。
ケイ、無力な自分に擦れに擦れ無気力。しかし将来やトラウマに立ち向かう後輩を見て思うことはある様子。獣の自分に本心を丸投げしている
アリシア、友は失うが無気力の先輩を糾弾し引っ張る力を身に着けた。ぶっちゃけ幸せ。でも一番の願いはこれから
自棄防止のため傍で眠る。肉体関係築き済み 2
サハラ(アカン絵)
DOODLE続いた。自狩ズ、アリシア一周目の終わり。ラストが新規、過去メモを時系列にならべたてみたり。出会った時からずーっと「一緒に夜明け行こうね♡」って言い続けて直前に降りるのがケイクオリティ。そしてここから一発殴るために気合で戻って2周目するのがシアクオリティ。再会した二人の罵倒合戦クロスカウンターも描きたい頼りたかった幼なじみも、寂しさを忘れさせてくれた先輩もいない現実に耐えられるかどうかが別れ道 5
サハラ(アカン絵)
DOODLE嵐の夜でした売られた娼館への道、馬車が止まって
その隙に逃げ何かと出くわしたのです
思えば、獣でしたね
理性が残った、誰か
殺されると思いましたがすり寄ってきて
きっと、寂しかったのだと思います
…なぜ嫌そうな顔を?
日が昇り、人里へ案内されました
マフラーを咥えて散歩の様に歩くんです
私、不安を忘れて楽しかった
…適当な返事ですね
その目。
あの時助けてくれてありがとうございます、ケイ
サハラ(アカン絵)
DOODLEケ「9周年か。私は2歳だけどア「え?
アリシア2週目市街。いつもの休憩
ケ「剥がしてい?その軟体
ア「彼方嫌いですよね、可愛いのに
彼「キッ(ドヤ
ケ「グル(うざ
ア「あ、血の酒「ヤッ「飲みましたね
気づけば彼の耳が伸び骨の音がする
「祝杯デ「即効性です駄目「ヴ
反抗の接吻。血と獣の匂い。怯まず瓶を没収
いつもの夜
「今旨イ、ニ
獣狩りの夜
「介錯前提で迷惑です
空へ遠吠えする獣を優しく撫でた
サハラ(アカン絵)
DOODLEワ「アリシアとやら飯でもどうだ?1週目3月、邂逅した顔役ワンタロー、外道鴉ロック、ケイと食卓を囲む
ケ「ねえ妖精さんは?何で捕まえないの無能なの
ロ「あ?匂いも辿れん汚物が。消えよった鼻削って手前で探せ
ア「これ…食べ…?
鍋は赤く臭気
ロ&ケ「死なぬ、食える
先輩方は共に死期
ワ「旨いぞ沢山あるぞ!
顔役は謎に元気
口に含めばピリッと刺激
狩人は一人じゃない。
温かな心で、数時間後の腹を想った
サハラ(アカン絵)
MEMO定期的な痛いTF描きたい悪い欲が出たので。あとおまけの冬の二人略落書き。
1枚目→アリシア一週目。まだ獣化見慣れてない。人が獣に堕ちる瞬間、病の容赦の無さにビビる。
2枚目→アリシア二週目。ケイ獣本能の増幅で群れ意識が強まり、互いも慣れ、THE距離感のバグ。発作も頻繁になり、いっそ任意
一度夜の関係を持ち、共にトラウマを超えたため、アリシアも自ら人ケイに触れることができる。愛よりは絆側 2
サハラ(アカン絵)
DOODLEアリシア一週目、後輩獣化の夢向こう一か月分の妄想書きなぐり
ケイ自身獣全般に特別な感情はないが、獣の元人格によって口調がムツゴ〇ウさんになる。しかし予想外に後輩獣が大きかったので、いつかここぞのときの自分のサイズがちょっと心配になったり
サハラ(アカン絵)
DOODLE自狩ズ一週目。手。なお二週目。
「ケイ、肉球触りたいです」
「ほい。じゃあご褒美くれ」
「豚肉で」
「違う、ここは等価交換だろ」
「…どこです?」
「全身」
「等価じゃない変態犬!」
「んじゃ俺も全身でいい」
「バカバカバカバカダメ!」
「俺は触れたい。嫌か、アリシア」
「…嫌では…。その聞き方は狡いです」
「だって君の犬だ、構ってくれないと死ぬ」
「この嘘つき子犬」
初夜以降、バカップル。
サハラ(アカン絵)
DOODLEシア2週目1月11日近頃、同僚は獣の時間が増えた
満腹で好意的なら発作より休息優先と、本人が主張した為だ
今宵も悪態合戦の夕食から身支度で目を離した隙、寝床を覆う毛玉が現れる
「寝ますからね」
反応なし。いびきをかく頭を抱き目を瞑る
会話が減ったのは寂しかった
しかし今、前脚が私を包み安心しきった鼓動が信頼を伝える
言葉は忘れても、これが全てなのだと
なら、いい
温かい毛に顔を埋め、眠りについた
サハラ(アカン絵)
DONEこのあとめちゃくちゃ避けられた。ケイは単なるミラクルポーズに感動したノータイム思考の悪ふざけ。アリシアはフリでも死姦の様相を呈した先輩に普通にドン引きである。
トゥメル人もヒトとしてちゃんと敬意を払うアリシアと、獣の延長でしか考えていないケイのスタンスの違いでもある。
漫然と与えられた使命を守るだけの存在に、人としての価値はあるのかと。
二度目は無いことを条件に仲直り。
サハラ(アカン絵)
DOODLE3週目、後輩暦12月24日カインに徒歩で行けるのか、雑談から始まった
吹雪は来るわ灯りは折れるわ帰り道も行方不明。遺跡は風よけ未満。死ぬと道中でお目覚めだ。誰が言い出したんだろうね?
凍死の危機で体は獣を呼び、己に寒さはない
腕の中で寝息が聞こえる。凍えていないか何度も確かめた
匂いだけで尾が揺れる。前も反応する。本当に勘弁してくれ
送りたくないと
愛したいなどと
二度と思ってはいけなかったのに 2
サハラ(アカン絵)
DOODLE「何度殺しても、貴方の断末魔は慣れませんね」シア一週目の殴り書き。発作で襲い掛かる相方と定期的に〇しあう。その厄介事以上に、普段の二人での日々が大切なアリシア。次も目覚めるよう祈りながら息の根を止める。
「君と出会えたこと、神様とやらに感謝しているよ。幸せなことだ、誰を襲うこともなく消えるというのは」
ああ、だが、いつになったら。この終わりは本物になるんだろうね。
サハラ(アカン絵)
DOODLEいつも何の兆しもない探索中、燃えるような痛みで地に突っ伏した
体が軋む。一つの欲求に思考が染まる
タベタイ
城が滅びた夜のように。肉の甘い匂いが鼻腔をつく
後輩がくる。また、情けぬ姿を晒すだろう
死ぬのはいい
ただ、人の時間に終わりが見えてきたことが、とても怖い
やがて忘れ何も為さず、愛した主を食らった獣のまま、永劫を彷徨うのではないか、と
苦悶の咆哮を一つ上げ、意識は、暗がりに堕ちた
サハラ(アカン絵)
DOODLE市街。敵を掃討し屋根に上がって、一息つく「ケイ」
呼ぶと、その一匹が隣に跳んできた
失敗。狭い
座りかける獣に詫びを入れ、足場を確保
尾に触り唸られ、了を奪取
月下に、柔らかな毛と熱を感じる
歪な幸せを噛みしめる
獣が自身の皮帽子を食べ始めた
獣化速度が前より早い
じき夜明けを迎えなければ、彼は
「朝陽の下で、もっと貴方と話したいのです。…例えば、私を人にした騎士様のこと。
必ず、助けますから」
サハラ(アカン絵)
DOODLE夫婦ケイアリ。夜の部。会話がR18人になっても、ムラッとくると獣に戻る厄介体質ケイ
逢瀬頻度が少ない分、バカップル会話も多々
満更でもないアリシアと幸福のピーク
なお、変化が目覚め方式ではないので、肉体負担が凄まじく、短命化している。
ケイ自覚あり、話す気なし
残りの寿命が10数年、うち人になれるのが1日/月
よって言葉を交わせるのは残120数日
終わりを知るが故、愛を惜しんでいられない 3
サハラ(アカン絵)
MEMO人里離れた森に棲む人狼と狩人の夫婦。互いに夜の街で寄り所を失い、そして見つけた。
狩業と農耕(猟犬と馬役)で生計を立てたり、商店街に行ったり、数日行方不明だったり、満月に月の香りパワーで人に戻ったり、2人で墓参りしたり。
ようやく人狼も自身の想いを認め、人姿でも開き直ってべったりだったりする。
サハラ(アカン絵)
REHABILI一周目痛いのは怖い。鋭いものは怖い。それをかざしたあの匂いが怖い。けど、それだけじゃない。どう関わればいい?吠える?乗る?噛みつけばいいのか?きっと食べたら美味しい。でも、また無くなるのは嫌だ。…ああ、痛い。またアレが来るんだろうな。勝手に喉が震える。尻尾が限界まで隠れる。なのに目が離せない。怖いのに、声が心地いい、匂いもいい。――そう、この縄張りに似合わない
夜明けへ送りたい奴が、いるんだ。
サハラ(アカン絵)
DOODLE1,発狂寸前のアリシアと人喪失寸前のケイ。上位者は元の世界に帰れなくなるので真剣に呼びかけ。2、気まぐれ詰め。理性なしケモケイ、アリシアに構われ大喜び。嬉しい勢いでマウントも取りたがる。シアちゃんと怒る。
なお介錯後の人ケイ、犬状態の記憶はないものの、毛まみれのブラシなど毎回状況を推察しては、内心何とも言えない心境である。情けないやら羨ましいやら。
でもシアが嬉しそうなので放置。優しさ。 2
サハラ(アカン絵)
DOODLE孤独が嫌いだった。雫が滴る夜が嫌いだった。
海の底へおいでと囁く声が怖かった。
幼少から、味方がいないことは知っていた。
小娘一人、他人にしがみつき、存在する許しが欲しかった。
音は夢でも続いている。
気を抜くと冷気が押し寄せて、自分の境界が曖昧になる。
しかし今はそこに、遠吠えが一つ。
「またご飯ですか」
いつも獣が熱をくれる。私を求めてくれる。
だから今の居場所は、貴方の隣がいいのです