あお(蒼原)
MOURNING大人のダミアンが、アーニャとのデート中を邪魔されそうになった事に激おこになって、ブラックな一面を見せる話。・書きたかったシーンからなので、唐突に始まります。
・モブ襲撃者とモブSPが出ます。
・ダミアンが、言葉遣いが悪かったり、若干バイオレンス。
原作が現実世界の何年頃をモデルにしているのか分からないので、80年を想定しています。(ベルリンの壁崩壊前)
アーニャが喫茶店に入ったのを見届けてから、ダミアンは踵を返した。
喫茶店が入るビルと隣のビルの間の薄暗い路地に踏み入る。他に誰も歩いていないそこは、塞がれていないのにどこか空気が澱んでいる気がする。10メートルほど進んだ辺りで背後に気配を感じた。それと共に伝わる殺気。振り返ると、どこからか現れた男が銃口をダミアンに向けていた。咄嗟に身を低くしたのと同時に、飛びかかったダミアンのSPによって銃口が上を向いて、パシュッと空気を切り裂いた。そのままSPが男の腕を捻りあげると、男は呻き声を上げて銃をあっさり取り落とした。
ダミアンはその拳銃をすかさず拾い上げ、
「[[rb:FREEZE > 動くな]]!」
1921喫茶店が入るビルと隣のビルの間の薄暗い路地に踏み入る。他に誰も歩いていないそこは、塞がれていないのにどこか空気が澱んでいる気がする。10メートルほど進んだ辺りで背後に気配を感じた。それと共に伝わる殺気。振り返ると、どこからか現れた男が銃口をダミアンに向けていた。咄嗟に身を低くしたのと同時に、飛びかかったダミアンのSPによって銃口が上を向いて、パシュッと空気を切り裂いた。そのままSPが男の腕を捻りあげると、男は呻き声を上げて銃をあっさり取り落とした。
ダミアンはその拳銃をすかさず拾い上げ、
「[[rb:FREEZE > 動くな]]!」
あお(蒼原)
MAIKING『SPY×FAMILY』のダミアン×アーニャがメインの長編。現在Twitterにて連載中。
イーデン校卒業目前、ダミアンがアーニャの進路を尋ねたところから始まる、シリアスめなお話。
まだまだ先ですがハピエンです。
捏造設定が盛り沢山なのでご注意下さい。
Stand By Me, Stand By You「イーデン卒業したら、遠い国に行こうと思ってる」
「――え……?」
放課後。[[rb:皇帝の学徒 > インペリアル・スカラー]]専用棟内の小さな会議室。
ミーティング用の幅が広いテーブルを挟んだ向こう側に座っている彼女から発せられたそれに、ダミアンは思わず書類から視線を跳ね上げた。
その視線の先、窓を背に俯き加減で書類の束をトントンと整えていた彼女。普段の大雑把な振る舞いに似合わずきっちり揃えられたその束をそっとテーブルに置いて、顔を上げた。
「……このまま[[rb:東国 > オスタニア]]に居続けるの、多分辛い。卒業したら家族もいなくなるし」
そう告げる彼女――アーニャの顔は、急に差し込んできた強い西陽のせいであまり見えない。
27718「――え……?」
放課後。[[rb:皇帝の学徒 > インペリアル・スカラー]]専用棟内の小さな会議室。
ミーティング用の幅が広いテーブルを挟んだ向こう側に座っている彼女から発せられたそれに、ダミアンは思わず書類から視線を跳ね上げた。
その視線の先、窓を背に俯き加減で書類の束をトントンと整えていた彼女。普段の大雑把な振る舞いに似合わずきっちり揃えられたその束をそっとテーブルに置いて、顔を上げた。
「……このまま[[rb:東国 > オスタニア]]に居続けるの、多分辛い。卒業したら家族もいなくなるし」
そう告げる彼女――アーニャの顔は、急に差し込んできた強い西陽のせいであまり見えない。
acha_spyfamFAN
DONE※成人済み大学生くらいになったら幼馴染で宅飲みしてほしい・・・・
泥酔したアニャちゃんを見て興奮したり、振り返って両思いを確信するダくんの落書き
漫画の描き方探り探りで恥ずかしい汗 6
朱鳥(健全風味)
MOURNING最初で最後のダミアニャss(漫画用ssボツネタ)支部に出すつもりはないから
更新前にここに供養しとこー
熱と恋熱と恋
お前の手が好きだ。
お前の温度が好きだ。
世界で一番安心するから、世界で一番守りたいと思ったから。
幼い頃の初恋をずるずると引き摺り続けて、12年経った。
身体は成長したと言うのに、心は6歳の頃のまま、既にこの恋心というものは自覚はしたものの、手に余る程のそれを俺ははっきり言って持て余していた。
ふと視線を横へ流すと光に照らされたチェリーブロッサムの髪がきらりきらりと輝いている。
12年の月日と共に伸びていった柔らかそうな髪はゆるりとカーブを描いて腰まで伸びていた。
柔らかなマシュマロのような頬に手をついて眠そうに授業を聞いている。
いや、多分あれは聞いていない。半分は夢の中にいるであろうゆらゆらと左右に揺れる頭を誰にも気付かれないように手で口元を隠しながら横目で見つめる。
3221お前の手が好きだ。
お前の温度が好きだ。
世界で一番安心するから、世界で一番守りたいと思ったから。
幼い頃の初恋をずるずると引き摺り続けて、12年経った。
身体は成長したと言うのに、心は6歳の頃のまま、既にこの恋心というものは自覚はしたものの、手に余る程のそれを俺ははっきり言って持て余していた。
ふと視線を横へ流すと光に照らされたチェリーブロッサムの髪がきらりきらりと輝いている。
12年の月日と共に伸びていった柔らかそうな髪はゆるりとカーブを描いて腰まで伸びていた。
柔らかなマシュマロのような頬に手をついて眠そうに授業を聞いている。
いや、多分あれは聞いていない。半分は夢の中にいるであろうゆらゆらと左右に揺れる頭を誰にも気付かれないように手で口元を隠しながら横目で見つめる。