John
SPUR MEサチマル続きました。マルコの飾りが金属製でないのは重々承知なのですが、夢を見ています。アンクレット渡すのって、外国では求婚だったりするそうですね。素敵。
Golden Eye金の瞳
「許可しねぇって言ってんだろォ──、海楼石の銃弾は、普通の人間ならともかく能力者の自己再生を著しく低下させる…おめぇでも変わらねぇよ──、動き回らず医務室内で大人しくしてやがれ──」
「けど!……んぎっ!」
寝台に括り付けられているのは、不死鳥マルコの胴体である。サッチに一言詫びたいと包帯に巻かれた羽をしっちゃかめっちゃかに、ばたつかせてまで医務室を飛び出そうとする弟を、どうにか寝台にシーツで括り付けたのは力自慢の兄達の仕事だった。
「落ち着け、マルコ。おまえだってまだ万全じゃねぇんだ!自分の身体をまず治せ、サッチもそれくらい分かってる!」
「そうだ、それにおめぇ…その状態でサッチにどうするつもりだ?再生の炎分け与えようってのか?」
10755「許可しねぇって言ってんだろォ──、海楼石の銃弾は、普通の人間ならともかく能力者の自己再生を著しく低下させる…おめぇでも変わらねぇよ──、動き回らず医務室内で大人しくしてやがれ──」
「けど!……んぎっ!」
寝台に括り付けられているのは、不死鳥マルコの胴体である。サッチに一言詫びたいと包帯に巻かれた羽をしっちゃかめっちゃかに、ばたつかせてまで医務室を飛び出そうとする弟を、どうにか寝台にシーツで括り付けたのは力自慢の兄達の仕事だった。
「落ち着け、マルコ。おまえだってまだ万全じゃねぇんだ!自分の身体をまず治せ、サッチもそれくらい分かってる!」
「そうだ、それにおめぇ…その状態でサッチにどうするつもりだ?再生の炎分け与えようってのか?」
鈴おやつ。
DONE8月に記念日が(わかる限り)あった9人の2023年8月の線画を2024年8月に塗ったよ。
3日 #竹谷八左ヱ門の日
4日 #平滝夜叉丸の日
6日 #綾部喜八郎の日
7日 #斉藤タカ丸の日
#立花仙蔵の日
8日 #鉢屋三郎の日
24日 #初島孫次郎の日
28日 #羽丹羽石人の日
31日 #稗田八方斎の日
John
SPUR MEサチマル続きました。マルコの過去捏造してます、今更です。
トラウマ表現あります。
クラウンベッチ…鳥が口にすると毒になる植物
Silver Knife銀のナイフ
ずっと、広い屋敷の狭い鳥籠に飼われていた。
餌は、豆。
床板から柵に至るまで、全て海楼石の練り込まれた特注の籠は金で作られていて。鎖にこそ繋がれてはいなかったが、ずっと自分でも生きているのか死んでいるのか分からなくなる境界をゆらゆらと漂っていて。
時折、余興という下らない名目の為に血を流す度、与えられる痛みにそういえば生きているのだとぼんやり思い返したりしてもいた。
人間の心は、身体よりも先に死んでいく。後になってから理解した。
─── おまえ、生きていてぇか?
その言葉も、ただぼんやりと聞いていた。
漠然と、屋敷の中で繰り広げられる一方的な暴力を多分床板に伏せったまま眺めていたので、視界は正しくは真横になっていたかと思われる。差し出される掌が、自分に差し出されているのも不思議で、大きな男が口にした言葉も不思議で。次にその刃物が向けられるのは自分だと思っていただけに、言葉も出て来なかった。
11426ずっと、広い屋敷の狭い鳥籠に飼われていた。
餌は、豆。
床板から柵に至るまで、全て海楼石の練り込まれた特注の籠は金で作られていて。鎖にこそ繋がれてはいなかったが、ずっと自分でも生きているのか死んでいるのか分からなくなる境界をゆらゆらと漂っていて。
時折、余興という下らない名目の為に血を流す度、与えられる痛みにそういえば生きているのだとぼんやり思い返したりしてもいた。
人間の心は、身体よりも先に死んでいく。後になってから理解した。
─── おまえ、生きていてぇか?
その言葉も、ただぼんやりと聞いていた。
漠然と、屋敷の中で繰り広げられる一方的な暴力を多分床板に伏せったまま眺めていたので、視界は正しくは真横になっていたかと思われる。差し出される掌が、自分に差し出されているのも不思議で、大きな男が口にした言葉も不思議で。次にその刃物が向けられるのは自分だと思っていただけに、言葉も出て来なかった。
ななせ
MOURNING*「Two Sides of The Same Coin」最終ページからの続き。*その後にpixivにあげたおまけ話「今宵、予報は雪。なれど」も踏まえてる。
*(ざっくりあらすじ)黎1ラストの後始末辺りで付き合うことになったふたりが解散を経て1週間後に再会するお話。
*端的に書くと初y。
*でもまだちゅーとはぐだけ(いつもの)
*羞恥に打ち勝つ鋼のメンタルを手に入れられたら続きます。 6822
John
SPUR MEサチマル19歳になってました。サッチは基本的にロマンチストでいたいリアリストですし、マルコはリアリストに徹したいロマンチストです。今更ですが各章の英語はいいかげんです。多分複数形だと思います。※マルサチのような表現がありますが、サチマルです。
拍手ありがとうございます、励みになります。
Crimson Memory紅の記憶
偉大なる航路に、こんな人魚姫の伝説がある。
実際にいる種族とは違う、伝説の中での人魚は海の上で暮らすことが出来ない存在だ。これをかつての世界で人魚というものは決して水中以外では生息することが出来ず、陸に焦がれて今の様に進化したのだという説を信じる学者も少なくない。
信憑性は兎も角として、人魚姫の伝説の話自体は陸の人間に叶わぬ恋をした人魚が魔女と契約をして人間の脚を手に入れる。
代償は美しい声で、歩く度に焦がれて手に入れた足は割れたガラスの上を素足で踏むような鋭い痛みが襲うという凄まじいものなのに、無謀なその恋は結局王子の心を手に入れられず、結局は人魚が海の泡から空の大気となって終わるらしい。
14554偉大なる航路に、こんな人魚姫の伝説がある。
実際にいる種族とは違う、伝説の中での人魚は海の上で暮らすことが出来ない存在だ。これをかつての世界で人魚というものは決して水中以外では生息することが出来ず、陸に焦がれて今の様に進化したのだという説を信じる学者も少なくない。
信憑性は兎も角として、人魚姫の伝説の話自体は陸の人間に叶わぬ恋をした人魚が魔女と契約をして人間の脚を手に入れる。
代償は美しい声で、歩く度に焦がれて手に入れた足は割れたガラスの上を素足で踏むような鋭い痛みが襲うという凄まじいものなのに、無謀なその恋は結局王子の心を手に入れられず、結局は人魚が海の泡から空の大気となって終わるらしい。
serize7b2
DONE⚠️BL/鳴龍61巻act.2のこっそりお見舞いで🍥🐉妄想。りえ目線です。初🍥🐉SS。
全巻読破してから文章書こうと思ってましたが、60巻台入ったので読んだ範囲で書きたいネタをつい書いちゃいました。🍥🐉超萌えますね…! 4
serize7b2
DONE⚠️BL/アンセフィ若ジールのプレイアブル化・原作17周年記念です。大人になったことを実感する二人☕️
エピ2はエピ1の1992年から一年経っていない頃とふぁみ通インタビューに載っていたので、2000年までの付き合いとしては7〜8年くらい?この後別れる運命ではありますが…😢 7
John
SPUR MEサチマル続きました。マルコが何故サッチから離れたのか。理由は次回以降に持ち越しです。サッチ同様、悶々として下さい。入りきらなかったとかそんな。※サッチが娼館で女性を買う描写があります。 11868
有馬晴
DONEあなたは有馬晴のコノアサで、【涙の跡には】をお題に140字SSを書いてください。小説等でもどうぞ。https://shindanmaker.com/674263
事後になったのでワンクッション
Ciel≒しえを
MOURNING※お互いのことを意識し始めたふたり※表面上は普段通り
※クルトはアッシュの前だけ気が抜けてると良い
※新Ⅶは5人になってからの方がわちゃついていて可愛いです(女子三人を出したのは趣味です)
※色々捏造しているので何でも許せる人向け 3977
Asu_itigo
DOODLEアベンシオ私得の演技派れいしおパート3
仕事してる2人が書きたかったけど、力量不足。
完全に雰囲気話でそれっぽい用語並べ立ててるだけ。喋るモブがいます。なんでも許せる方向け。 10286
suzunone_hikari
DOODLE【ラクガキ】セツエド
(※陛下の女装注意!)
構図はアイビスのトレス素材から。
ちなみに例の小説(※ピクシブ参照)は、コレを描いた時に浮かびました。
陛下がマリアでも違和感ない…事は、ないか😅
John
SPUR MEサチマル続きました。17歳編スタートです。サッチもマルコにも、二人にも思春期と反抗期と諸々があったかと思うと滾りますね。
Dull Sigh鈍色の溜息
ソースはコックにとっての命だ。
一流の料理人ともなれば、自分だけのオリジナルの調理法を確立している。包丁は魂であり、炎は生涯を共にする伴侶だという。とにかく、門外不出のソースの味は師匠と弟子の関係にあったとしても決して教えないという。文献に残すことも、口頭で伝えることもない。
では、歴代の名料理人達が作り上げたソースは、その料理人の死と共に消え失せてしまうのか?
ところが、それらの素晴らしい調理法は今でも数々の伝説と共に確かに伝えられているのである。まるで、川を辿れば全ていつかはひとつの海に注ぐ流れの様に───。
テーブルの上に、置かれた大皿の料理の数々。
モビーディック号は海賊船だ。輸送船でもなければ、海上のレストランでもない。フルコースがタイミングよく前菜、スープ魚料理───等、一品一品供されるわけでもなければ、基本的に作り上げられた料理を大皿から好きなだけ個人の皿に取り分けて好きなように片付ける(言い方はあれだが、食べるとするよりは正しく的確だ)ようになっている。
11427ソースはコックにとっての命だ。
一流の料理人ともなれば、自分だけのオリジナルの調理法を確立している。包丁は魂であり、炎は生涯を共にする伴侶だという。とにかく、門外不出のソースの味は師匠と弟子の関係にあったとしても決して教えないという。文献に残すことも、口頭で伝えることもない。
では、歴代の名料理人達が作り上げたソースは、その料理人の死と共に消え失せてしまうのか?
ところが、それらの素晴らしい調理法は今でも数々の伝説と共に確かに伝えられているのである。まるで、川を辿れば全ていつかはひとつの海に注ぐ流れの様に───。
テーブルの上に、置かれた大皿の料理の数々。
モビーディック号は海賊船だ。輸送船でもなければ、海上のレストランでもない。フルコースがタイミングよく前菜、スープ魚料理───等、一品一品供されるわけでもなければ、基本的に作り上げられた料理を大皿から好きなだけ個人の皿に取り分けて好きなように片付ける(言い方はあれだが、食べるとするよりは正しく的確だ)ようになっている。