うぐひす
MAIKING夏油と五条を振り回しながら歌姫先輩とデートする硝子④春コミ新刊〆切は2/28にしました。がんばります
溶けたマシュマロとパンケーキの隠し味④ 7
歌姫が額に手を当てた。
「ああ、結局こうなるんだわ……」
「だから知らんぷりすればよかったんですよ」
硝子は腕を組んだ。ちょっとだけ恨みがましく少女を見つめる。
二人分の視線を浴びた少女は首をすくめた。
すぐに硝子は視線を外した。少女に当たったところで仕方がない。職業柄、こういうことには慣れている。そういう勤務体制(まだ学生だが)はどうかと思うが。
商業ビルを出た三人は、少し歩いてメインストリートから一本入った路地裏に立っていた。百貨店の裏側の通りだ。急に坂道になっているからか、人が少ない。ここなら立ち話をしていても大丈夫だろう。
「そういうわけにもいかないでしょう」
「もう、歌姫先輩、そういうところ真面目すぎるんですよ」
3486歌姫が額に手を当てた。
「ああ、結局こうなるんだわ……」
「だから知らんぷりすればよかったんですよ」
硝子は腕を組んだ。ちょっとだけ恨みがましく少女を見つめる。
二人分の視線を浴びた少女は首をすくめた。
すぐに硝子は視線を外した。少女に当たったところで仕方がない。職業柄、こういうことには慣れている。そういう勤務体制(まだ学生だが)はどうかと思うが。
商業ビルを出た三人は、少し歩いてメインストリートから一本入った路地裏に立っていた。百貨店の裏側の通りだ。急に坂道になっているからか、人が少ない。ここなら立ち話をしていても大丈夫だろう。
「そういうわけにもいかないでしょう」
「もう、歌姫先輩、そういうところ真面目すぎるんですよ」