かいふく
TRAINING交差した先にある尖った肩甲骨に爪を立て、そっとアベコベの傷を付けた。/親切な誰かが、お前は病に冒されているのだと指をさしてはくれないだろうか。**久しぶりに大変深く沼ってしまいまして、まさかの一発目が若干アレめです。あまり直接的な表現はしていないのですが、念のため閉じておきます。
18↑/yes 4283
mizuki_410
MOURNING支部から移植してきました。できてるロナドラです。マニキュアの話。
タイトルは支部用に表紙を作った時にちょっとだけ小細工した名残です
【ロナドラ】この指先に君の色/その指先に俺の色この指先に君の色
夜の帳が降り共にギルドに向かう道すがら、ドラルクは思い出したようにロナルドに声を掛けた。
「あ、ロナルド君。ちょっと寄っていいかね?」
「あ?寄るって何処に」
「ここだよ。マニキュアがそろそろ切れそうでね」
ドラルクが指さした先はデパートの入り口だった。
急ぐ用事があるわけでもないので申し出を了承しついていくと、ドラルクは化粧品を売り場を探して館内を歩いていく。
やがて目的の店舗に辿り着き、色とりどりの小瓶の前で立ち止まる。
ロナルドは普段立ち入ることのない売り場を見渡し用途のわからない化粧品の数々に首を傾げていたが、ドラルクとジョンが楽し気にそれを選ぶ姿に興味を持ったようで後ろからその様子を覗き込んだ。
2874夜の帳が降り共にギルドに向かう道すがら、ドラルクは思い出したようにロナルドに声を掛けた。
「あ、ロナルド君。ちょっと寄っていいかね?」
「あ?寄るって何処に」
「ここだよ。マニキュアがそろそろ切れそうでね」
ドラルクが指さした先はデパートの入り口だった。
急ぐ用事があるわけでもないので申し出を了承しついていくと、ドラルクは化粧品を売り場を探して館内を歩いていく。
やがて目的の店舗に辿り着き、色とりどりの小瓶の前で立ち止まる。
ロナルドは普段立ち入ることのない売り場を見渡し用途のわからない化粧品の数々に首を傾げていたが、ドラルクとジョンが楽し気にそれを選ぶ姿に興味を持ったようで後ろからその様子を覗き込んだ。
mizuki_410
MOURNING支部から移植してきたロナドラ小説です。94ハマって一番最初に書いた小説でした
【ロナドラ】Inside and OutsideInside and Outside
俺は今日、警戒令を受けてギルドの仲間とシンヨコのパトロールに出ていた筈だった。
確かサテツと一緒にいた筈だ。
それなのに、ふと気が付くと俺は一人で瓦礫の山の前に立っていた。
ここは何処だ?なんとなく見覚えのある景色だけれど。
記憶を辿りながら見渡すと、徐々に辺りが朝焼けに染まっていく。
街を歩いていた時はまだ日が暮れてすぐだったはずだ。
何らかの催眠による幻覚だろうか。
それにしても足元の荒れた地面の感触や焦げたような臭いが妙にリアルで胸が騒ぐ。
とにかく情報を集めて状況を整理しようと足を踏み出すと、朝日に照らされた景色の中で風に吹かれて何かがはためいているのを見つけそれに近づく。
3661俺は今日、警戒令を受けてギルドの仲間とシンヨコのパトロールに出ていた筈だった。
確かサテツと一緒にいた筈だ。
それなのに、ふと気が付くと俺は一人で瓦礫の山の前に立っていた。
ここは何処だ?なんとなく見覚えのある景色だけれど。
記憶を辿りながら見渡すと、徐々に辺りが朝焼けに染まっていく。
街を歩いていた時はまだ日が暮れてすぐだったはずだ。
何らかの催眠による幻覚だろうか。
それにしても足元の荒れた地面の感触や焦げたような臭いが妙にリアルで胸が騒ぐ。
とにかく情報を集めて状況を整理しようと足を踏み出すと、朝日に照らされた景色の中で風に吹かれて何かがはためいているのを見つけそれに近づく。
upfielddh
MAIKING両片思いすれ違いロナ闇落ち系ロナドラ。ロに恋人ができたと勘違いしたドが出ていこうとしたらロに見つかって襲われる話の導入。これだけなら描写はないんですがこの後そういう流れになるのでパスつけてます。
pass:18↑? 3403
Chitake_bl
PAST94 いろいろ ~2022.55月のまとめです 順調に書く数が増えてきてて面白いね…
リメイクタグで書いたものは許可とってないので外しました
ネプリもありがとうございました!!!!🙏🙏 35
mizuki_410
DONE・なんでも大丈夫な方向け・ロナ(人間)×ドラ(人間)のどの公式派生でもないパラレルです。
・吸血鬼が存在するか曖昧な世界
・死ネタ注意
・本編部分の二人は少しだけ
・直接描写はありませんが身体の関係ありの二人
【ロナドラ】いつかまた、君と【※死ネタ】いつかまた、君と
これはとある国にある田舎街の話。
多くの人が生活の拠点とする街から少し離れた閑静な土地に大きな屋敷があった。
そこには青年が一人で暮らしているという。
しかし滅多に外に出る事のないその姿を目にするものは少なく、根も葉もない噂をする者たちが居た。
その屋敷に住む青年は、吸血鬼であると。
吸血鬼の屋敷と噂されるその家の前に立つ年端も行かぬ少年は、その重厚な扉に勇み手を掛けた。
「覚悟しろ吸血鬼!この吸血鬼退治人ロナルド様がお前を退治してやるぜ!」
扉を開け放ち威勢良く口上を述べた少年を出迎えたのは彼が期待した悪しき吸血鬼ではなかった。
「おや。これはこれはいらっしゃい、小さな退治人君。けれど残念ながら私は君が退治する相手としては不相応だ」
7055これはとある国にある田舎街の話。
多くの人が生活の拠点とする街から少し離れた閑静な土地に大きな屋敷があった。
そこには青年が一人で暮らしているという。
しかし滅多に外に出る事のないその姿を目にするものは少なく、根も葉もない噂をする者たちが居た。
その屋敷に住む青年は、吸血鬼であると。
吸血鬼の屋敷と噂されるその家の前に立つ年端も行かぬ少年は、その重厚な扉に勇み手を掛けた。
「覚悟しろ吸血鬼!この吸血鬼退治人ロナルド様がお前を退治してやるぜ!」
扉を開け放ち威勢良く口上を述べた少年を出迎えたのは彼が期待した悪しき吸血鬼ではなかった。
「おや。これはこれはいらっしゃい、小さな退治人君。けれど残念ながら私は君が退治する相手としては不相応だ」
mariyuu3
DONEロナショタで見た目人外なドラのお話しすなにわさんの人外ドラちゃんに悶えて思い付いたものを勢いだけで書きました。
ああ〜いってぇ…鈍器物で思いっきり殴られた頭がズキズキと痛む。
首を突っ込むつもりではなかったのだが、子供が誘拐されている現場を目撃しといて大人しく目を瞑っている程許される行為ではないと体が動いてこのザマだ。
殴られた上に出血している様で、こめかみ辺りからジクジクとした痛みと自分の生暖かい流れ出る血が気持ち悪く感じていた。できるならいっそ放置して欲しいくらいなのに、誰かが俺の頭を触っているのが解る。触るだけではない、傷口をペチャペチャと音を立てて何かをしているのがわかる。傷口に触れる度にこめかみに激痛が走り、余りの痛みについ声を荒げてしまった。
「っだああぁっ痛いから傷口に触るなっ!!」
「え?まだ痛いですか?」
1641首を突っ込むつもりではなかったのだが、子供が誘拐されている現場を目撃しといて大人しく目を瞑っている程許される行為ではないと体が動いてこのザマだ。
殴られた上に出血している様で、こめかみ辺りからジクジクとした痛みと自分の生暖かい流れ出る血が気持ち悪く感じていた。できるならいっそ放置して欲しいくらいなのに、誰かが俺の頭を触っているのが解る。触るだけではない、傷口をペチャペチャと音を立てて何かをしているのがわかる。傷口に触れる度にこめかみに激痛が走り、余りの痛みについ声を荒げてしまった。
「っだああぁっ痛いから傷口に触るなっ!!」
「え?まだ痛いですか?」
fuki_yagen
DONEこちら https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17116553(pixiv)の続きの王蛸ロナドラ。7月に出す予定の王蛸本に収録します。本のほうは他にもえろが書き下ろしで入ると思います。あと書き下ろしとか間に合えば。
web用もどんどん進めます〜Twitterで先出しすると思うので気になる方はそちらみててください。メディア欄辿れば探しやすいかもです。
深海の冷たい火「ほう、古書庫というからもっと狭いものを想像していましたが、いやあこれは」
「古書ばかり収めてるわけでもないからな。手前の棚は新しい学術書やまだ本にもしとらんデータの類いじゃから、この国のことも、ここ百年の地上の情勢もわかるぞ」
「あ、兄貴」
そんなことを教えていいのか、と名を呼ぶと、兄王はいい、と軽く手を振りロナルドを抑えた。ドーム型の足を持った変わった蛸の人魚はふんふんと感心しながら床にも書物の積まれた狭い通路を、するすると器用に歩いて行く。後生大事に抱きかかえているシャコガイから顔を出した使い魔が、同じように興味深そうに高い天井を見上げてきょろきょろとしていた。
「こんなに地下深く、天井も高くとなるとカタコンベを思うのですが」
10605「古書ばかり収めてるわけでもないからな。手前の棚は新しい学術書やまだ本にもしとらんデータの類いじゃから、この国のことも、ここ百年の地上の情勢もわかるぞ」
「あ、兄貴」
そんなことを教えていいのか、と名を呼ぶと、兄王はいい、と軽く手を振りロナルドを抑えた。ドーム型の足を持った変わった蛸の人魚はふんふんと感心しながら床にも書物の積まれた狭い通路を、するすると器用に歩いて行く。後生大事に抱きかかえているシャコガイから顔を出した使い魔が、同じように興味深そうに高い天井を見上げてきょろきょろとしていた。
「こんなに地下深く、天井も高くとなるとカタコンベを思うのですが」
etu_miso_
DOODLE茹でたてゴリラ漫画の茹でたてドちゃんの詳細。もったいないお化け。茹でたてゴリラはこっち(https://twitter.com/etu_miso_/status/1533037505867808768?t=y4wkvbqFqGRUGu0Y11j8Kw&s=19)
18歳以上? 2
にわとり
DONE胡麻鯖さんの言ってた淫紋の話から書きました。淫紋を全く活かしきれていませんが2年ぶりにR18作品を書いたのでここに上げます。
舌に淫紋が発現し、めちゃめちゃ性欲が高まってるドちゃんがいます。この淫紋の効果は私のご都合主義なので気持ちいいことをするとおさまります。
htp低いので本番なしのフェラのみです。許してください。
パスワード
あなたは18歳(高校生×)以上ですか? 1417
松宮くん
DONEロナドラ/ドラロナ/モブドラ/左右不定タイトルから推測できる程度の残酷描写有
2022-05-25 支部掲載分
ばらばらになる(短編まとめ)吹っ飛んだ
わ。
状況に不相応な腑抜けた声が出た。ひゅっ、と息が詰まるような恐れをあらわにしてしまえばそれこそ現実として受け入れる事と変わりはないのだと身体が咄嗟に防衛本能を働かせたからかもしれない。一瞬の硬直の後やるべきことをはっきりと思い出す。数えないと。間違いがないように。
六。十七。二十九。
遠くの方で、沢山の人の悲鳴が聞こえる。空を切り裂くような音も。でも全部が別の世界の物事に思えて現実感が希薄だった。そのうち何も聞こえなくなって静寂の中、ただ数を数え続ける。そういえばジョンはどこにいったんだろう。ずっと抱きしめていたはずなのにな、おかしいな。
九十四。
数えなきゃ、数えなきゃ。足りなくなったら困るから。
4707わ。
状況に不相応な腑抜けた声が出た。ひゅっ、と息が詰まるような恐れをあらわにしてしまえばそれこそ現実として受け入れる事と変わりはないのだと身体が咄嗟に防衛本能を働かせたからかもしれない。一瞬の硬直の後やるべきことをはっきりと思い出す。数えないと。間違いがないように。
六。十七。二十九。
遠くの方で、沢山の人の悲鳴が聞こえる。空を切り裂くような音も。でも全部が別の世界の物事に思えて現実感が希薄だった。そのうち何も聞こえなくなって静寂の中、ただ数を数え続ける。そういえばジョンはどこにいったんだろう。ずっと抱きしめていたはずなのにな、おかしいな。
九十四。
数えなきゃ、数えなきゃ。足りなくなったら困るから。
松宮くん
DONEロナドラ/ドラロナ/左右不定ロナルドくんの武器の話
ツクモ吸血鬼にあまり好ましくない描写有
2022-05-09 支部掲載分
退治人よ、ペンを取れ「はい、わかりました。ご相談だけであれば料金の心配はいりません。どうもご丁寧に。今週の――、水曜18時ですね。お待ちしてます」
「おや、珍しくまともな依頼かね。しかも電話までして。丁寧な変態か?」
「違えよアホ。マジのマジでまともな予約と相談の電話だよ。依頼料の話とか丁寧に聞かれるもんだからひさびさに焦っちまった」
「変態の相談と対応のボランティア活動に日々追われ常識を失った哀れなゴリラ……」
煽りには死をもって返す。それが対ドラルクに対するロナルドの基本姿勢だ。勢いよく振り翳した拳を脇に収める頃にはドラルクは復活を遂げ、電話を取りながら書いたロナルドのメモを興味津々で覗き込んでいる。手元のメモをひらひらと掲げてみれば“ツクモ吸血鬼?”とロナルドの字で疑問符が記されていた。
6769「おや、珍しくまともな依頼かね。しかも電話までして。丁寧な変態か?」
「違えよアホ。マジのマジでまともな予約と相談の電話だよ。依頼料の話とか丁寧に聞かれるもんだからひさびさに焦っちまった」
「変態の相談と対応のボランティア活動に日々追われ常識を失った哀れなゴリラ……」
煽りには死をもって返す。それが対ドラルクに対するロナルドの基本姿勢だ。勢いよく振り翳した拳を脇に収める頃にはドラルクは復活を遂げ、電話を取りながら書いたロナルドのメモを興味津々で覗き込んでいる。手元のメモをひらひらと掲げてみれば“ツクモ吸血鬼?”とロナルドの字で疑問符が記されていた。
松宮くん
DONEロナドラ/ドラロナ/左右不定不器用なロナルドくんと不思議な生き物の話
2022-03-31 支部掲載分
50gの約束「……な……ど………!」
名を呼ばれている。助けを求める声だ。か細い声は今にも掻き消えそうで、耳をそばだてなければまともに音としての意味を成さない。ロナルドは走る。間に合え、間に合え。風を切り、アスファルトを踏み締めて駆ける。駆ける。今日の退治は悲惨なもので下等吸血鬼のオンパレード。1匹を退治すれば10匹出てくるような無尽蔵に湧くのではないかむしろこの下等吸血鬼を全て倒したらシンヨコの下等吸血鬼は全て駆逐できるのではないかと思うほどの発生数だった。もうスラミドロなのか果たして別の吸血鬼なのか判別できない体液で退治服はべとべと、もちろん身体はボロボロで体力は一欠片も残っていなかった。身体の至る所がすり剥けていたし、ここが事務所ならば痛い痛いとひとしきり叫んだあと、ジョンの腹毛を吸いに吸って泥のように眠ってしまいたい。早く事務所に帰って洗濯物を押しつけて、ぐっすり寝てやると意気込んでいたのだけれど。
10696名を呼ばれている。助けを求める声だ。か細い声は今にも掻き消えそうで、耳をそばだてなければまともに音としての意味を成さない。ロナルドは走る。間に合え、間に合え。風を切り、アスファルトを踏み締めて駆ける。駆ける。今日の退治は悲惨なもので下等吸血鬼のオンパレード。1匹を退治すれば10匹出てくるような無尽蔵に湧くのではないかむしろこの下等吸血鬼を全て倒したらシンヨコの下等吸血鬼は全て駆逐できるのではないかと思うほどの発生数だった。もうスラミドロなのか果たして別の吸血鬼なのか判別できない体液で退治服はべとべと、もちろん身体はボロボロで体力は一欠片も残っていなかった。身体の至る所がすり剥けていたし、ここが事務所ならば痛い痛いとひとしきり叫んだあと、ジョンの腹毛を吸いに吸って泥のように眠ってしまいたい。早く事務所に帰って洗濯物を押しつけて、ぐっすり寝てやると意気込んでいたのだけれど。
松宮くん
DONEロナドラ/ドラロナ/左右不定見えなかったものが見えるようになる話
2022-03-04 支部掲載分
月明かり「ロナルドくんまって〜〜、アッ、待っ、本当に待って、靴攫われた、うそ」
「ヌーーー!!」
せっかくだから近くまで行ってみようよと勢いに押され、なんでだよめんどくせえ帰るぞと抵抗しても愛すべき丸まで背中を押すものだから。ジョンが言うなら仕方ない、海だって火の中だって地の果てだって行ってやると砂浜に足を運んで早数分。騒ぎ立てた当の本人は波に足を攫われて既に5回程死んでいる。砂になっては海に近づき、また砂になり、海に近づき、以下繰り返し。例えドラルクといえど全てを海に流されて終えば本当に死んでしまうはずだ。にも関わらずこの宇宙で一番死にやすい吸血鬼は死を繰り返しながら海に近づこうともがいている。使い魔の悲鳴を共にしながら。靴を奪われても、死んでも少しずつ前に進んでいる。己の死を顧みず前に進もうとするといえば聞こえはいいのだろうが、実情は悲惨極まりない。
2869「ヌーーー!!」
せっかくだから近くまで行ってみようよと勢いに押され、なんでだよめんどくせえ帰るぞと抵抗しても愛すべき丸まで背中を押すものだから。ジョンが言うなら仕方ない、海だって火の中だって地の果てだって行ってやると砂浜に足を運んで早数分。騒ぎ立てた当の本人は波に足を攫われて既に5回程死んでいる。砂になっては海に近づき、また砂になり、海に近づき、以下繰り返し。例えドラルクといえど全てを海に流されて終えば本当に死んでしまうはずだ。にも関わらずこの宇宙で一番死にやすい吸血鬼は死を繰り返しながら海に近づこうともがいている。使い魔の悲鳴を共にしながら。靴を奪われても、死んでも少しずつ前に進んでいる。己の死を顧みず前に進もうとするといえば聞こえはいいのだろうが、実情は悲惨極まりない。
松宮くん
DONEロナドラ/ドラロナ/左右不定・ダンスに狂って最初に衝動的に書いた文
2021-12-17 支部掲載分
答えを求めて ほんの些細なことだ。気づいてしまえば手がつけられなくなってしまった。例えばそう、洗濯物が少し上手く干せるようになった。昼間洗濯物を干すのはロナルドの当番だから。調味料が増えた。サラマンダーとか何とかゲームの敵みたいな名前の調味料もあったはず。何に使うんだアレ。諸々用途が理解できない調理器具がいつに間にか増えていた。一人の時はどうしていたか思い出すのが難しくなった。
立てかけられたフライパン。清潔感が保たれたシンク。作り置き用のタッパー。包丁の数もいつの間にか増えていた。エトセトラエトセトラ。数えるのもバカらしくなるほど、当たり前になりすぎて気にもとめていなかった日常の変化。ロナルドの目下の悩みはそうした日々のちょっとした変化をがやけに気になるようになってしまったことだった。
8087立てかけられたフライパン。清潔感が保たれたシンク。作り置き用のタッパー。包丁の数もいつの間にか増えていた。エトセトラエトセトラ。数えるのもバカらしくなるほど、当たり前になりすぎて気にもとめていなかった日常の変化。ロナルドの目下の悩みはそうした日々のちょっとした変化をがやけに気になるようになってしまったことだった。
mariyuu3
DONEロナドラおパンツ事情。腹筋崩壊注意です!!(前に書いたお話を改めて改装しました)
国宝級「ん…ロナルドくん…っ」
性急な恋人のあいも変わらない強引なキスを受け止めながら、彼に応えるのはなかなか骨が折れる。
まず、牙でロナルドくんが傷付かない様にしないといけないし、彼のひとりよがりになる長いキスで私の息が持たず死んでしまわない様に彼を尊重しながらリードするのだ。
なんて献身的な私なんだろうと、自画自賛してしまう。今日はせっかくだし私が色々と彼にしてあげようかと思い、唇が離れた頃合いを見て彼の首筋にチュッと吸い付いて見せた。
「おっおいっドラルクッ!?」
驚いた彼の声を聞きながら、首筋から鎖骨、胸元からおへそへと徐々に下へと降りて、ズボンの上からでもわかる彼の主張する場所を指でなぞり上げた。それだけで彼にはいい刺激なのか、ソコがビクビクと震えていてとても愉快だ。
1019性急な恋人のあいも変わらない強引なキスを受け止めながら、彼に応えるのはなかなか骨が折れる。
まず、牙でロナルドくんが傷付かない様にしないといけないし、彼のひとりよがりになる長いキスで私の息が持たず死んでしまわない様に彼を尊重しながらリードするのだ。
なんて献身的な私なんだろうと、自画自賛してしまう。今日はせっかくだし私が色々と彼にしてあげようかと思い、唇が離れた頃合いを見て彼の首筋にチュッと吸い付いて見せた。
「おっおいっドラルクッ!?」
驚いた彼の声を聞きながら、首筋から鎖骨、胸元からおへそへと徐々に下へと降りて、ズボンの上からでもわかる彼の主張する場所を指でなぞり上げた。それだけで彼にはいい刺激なのか、ソコがビクビクと震えていてとても愉快だ。
tooi94
MEMO隊長の好きな色青い目の吸血鬼ドラルクの好きな色、黒と赤、青と紫、そしてかわいいマジロの色。
マジロ色は仕方がない。この完全なるマジロ色は世界でただ一つの丸だけが保有する色だからだ。
ロナルドくんの眼は赤い。爪も赤い。服装は畏怖い吸血鬼らしく黒尽くめだ。
紫は赤と青の間の色なので一旦置いて、だからつまり青さえあれば、ドラ公の好きな色コンプリートだ。
「それで君、眼を青くしちゃったのか」
「おう! うまく染まっただろ!」
「…確かにきれいな青色だけども」
ドラルクが手を伸ばして、ロナルドの頬に触れる。細くて低い温度がこそばゆくて、ロナルドはえへへと笑った。ドラルクの金色の虹彩が近くでよく見えるのが嬉しい。
「爪を青にしようとは考えなかったのか」
807マジロ色は仕方がない。この完全なるマジロ色は世界でただ一つの丸だけが保有する色だからだ。
ロナルドくんの眼は赤い。爪も赤い。服装は畏怖い吸血鬼らしく黒尽くめだ。
紫は赤と青の間の色なので一旦置いて、だからつまり青さえあれば、ドラ公の好きな色コンプリートだ。
「それで君、眼を青くしちゃったのか」
「おう! うまく染まっただろ!」
「…確かにきれいな青色だけども」
ドラルクが手を伸ばして、ロナルドの頬に触れる。細くて低い温度がこそばゆくて、ロナルドはえへへと笑った。ドラルクの金色の虹彩が近くでよく見えるのが嬉しい。
「爪を青にしようとは考えなかったのか」
13treize1
MAIKINGぶち上げろ語彙力。讃えろ推し。お付き合い済み時空ロナドラからけつたたきも兼ねて一部抜き出し。
最終的にはR18です。着エロ。
仮)ダイヤモンドボーイ毎日一緒にいたからわからなかったが、まさか同居人がこんなことになっていたなんて。
普段分厚いジャケットの下に隠された胸板はあまりにも気前よく晒されて裸ならば寧ろ今更珍しくもなんともないが、久しぶりに出番が来たらしいワイシャツの中へ押し込めたとなると全く別ものだった。
まず第一ボタンが首が太くて留まらない。よく鍛えられた胸筋は堅そうに見えて実はふんわり柔らかく、それがいつの間にかサイズアウトした薄いシャツのお陰で寄って上がってぷるぷる震えている。ボタンは悲鳴をあげていて、近いうち弾け飛ぶだろう。
ぴたりと張り付いた伸縮性のない布がぷくりと2か所押し上げられていて、それはなんだ乳首か、男の乳首がそんなんでいいと思ってんのか、おっぱいのことばっかり考えて鍛えてるからそんなことになっちゃうんだえーんバカバカバカルド君。
530普段分厚いジャケットの下に隠された胸板はあまりにも気前よく晒されて裸ならば寧ろ今更珍しくもなんともないが、久しぶりに出番が来たらしいワイシャツの中へ押し込めたとなると全く別ものだった。
まず第一ボタンが首が太くて留まらない。よく鍛えられた胸筋は堅そうに見えて実はふんわり柔らかく、それがいつの間にかサイズアウトした薄いシャツのお陰で寄って上がってぷるぷる震えている。ボタンは悲鳴をあげていて、近いうち弾け飛ぶだろう。
ぴたりと張り付いた伸縮性のない布がぷくりと2か所押し上げられていて、それはなんだ乳首か、男の乳首がそんなんでいいと思ってんのか、おっぱいのことばっかり考えて鍛えてるからそんなことになっちゃうんだえーんバカバカバカルド君。
irohani8316
DONE94の小説です。ロド風味……というかCP要素がほぼないですが、ロド推し工場から出荷されています。街を常に昼状態にしてしまう「吸血鬼日光浴大好き」のせいでシンヨコが大変なことに……というエンタメ(?)小説になりました。ラブというかブロマンスな味わいが強いかも知れません。長い昼の日 汗ばむくらいに燦々と照りつける太陽の下、俺はレンタカーのバンを路肩に留めると運転席から降りて、荷室のバックドアを開けた。そこには、青天にまったく似つかわしくない黒々とした棺桶が横たわっている。
「おい、動かすからな」
一応声をかけるも返事はない。聞いているのか聞いていないのかわからないが、別に構いはしない、俺は両手で棺桶の底を摑み、バンの荷室から引きずり下ろした。ゴリラゴリラと揶揄されるくらいに鍛えてはいるものの、さすがにこの体勢から、ひとりきりで重い棺桶を丁寧に扱うのは難しい。半田でも連れてくればよかったが、あいつも他のやつらと同じく街中を駆けずり回っていて、手伝ってもらうのは忍びなかった。
案の定、無駄に長い棺桶は向こう側の端の方が落ち、地面に当たってガツンと派手な音を立てた。この衝撃であいつは一度死んだな、たぶん。俺の肩に乗って見守っていた愛すべきイデアの丸、もといアルマジロのジョンが「ヌー!」と泣いている。
19518「おい、動かすからな」
一応声をかけるも返事はない。聞いているのか聞いていないのかわからないが、別に構いはしない、俺は両手で棺桶の底を摑み、バンの荷室から引きずり下ろした。ゴリラゴリラと揶揄されるくらいに鍛えてはいるものの、さすがにこの体勢から、ひとりきりで重い棺桶を丁寧に扱うのは難しい。半田でも連れてくればよかったが、あいつも他のやつらと同じく街中を駆けずり回っていて、手伝ってもらうのは忍びなかった。
案の定、無駄に長い棺桶は向こう側の端の方が落ち、地面に当たってガツンと派手な音を立てた。この衝撃であいつは一度死んだな、たぶん。俺の肩に乗って見守っていた愛すべきイデアの丸、もといアルマジロのジョンが「ヌー!」と泣いている。
mizuki_410
DONE本編ロナドラとΔロナドラが出会うお話。ツイッターでボソッと呟いたネタから生まれました。守りたいもの、伝えたいこと「我が名は吸血鬼パラレルワールド大好き!」
「また変なのでた!!」
いつものように街に現れるはた迷惑な吸血鬼の対応に繰り出したにっぴきの前に現れた高等吸血鬼は、今日も高度な能力を欲望の赴くままに使い騒動を起こす。
退治人であるロナルドが元凶である吸血鬼を拳で殴り制圧し、いつものようにVRCに送ろうと手配をしているとドラルクが駆け寄ってきた。
「いや~お疲れ様、ロナルド君」
「まったく、ここ最近次から次へとポンチ野郎が湧くな……」
「くそぉ、まだ誰も送ってないのに……この際君らでもいい!」
「あ?」
「見せてもらおう!君たちの慌てふためく姿を!」
縄で縛り上げられた吸血鬼が悔しげに呟き悪足掻きにその能力をロナルドに向けて放った。
10114「また変なのでた!!」
いつものように街に現れるはた迷惑な吸血鬼の対応に繰り出したにっぴきの前に現れた高等吸血鬼は、今日も高度な能力を欲望の赴くままに使い騒動を起こす。
退治人であるロナルドが元凶である吸血鬼を拳で殴り制圧し、いつものようにVRCに送ろうと手配をしているとドラルクが駆け寄ってきた。
「いや~お疲れ様、ロナルド君」
「まったく、ここ最近次から次へとポンチ野郎が湧くな……」
「くそぉ、まだ誰も送ってないのに……この際君らでもいい!」
「あ?」
「見せてもらおう!君たちの慌てふためく姿を!」
縄で縛り上げられた吸血鬼が悔しげに呟き悪足掻きにその能力をロナルドに向けて放った。
tooi94
MEMO昨日の神奈川は今年の最高気温叩き出してたせいか、ただいまあっちいと帰ってきたロくんはまずドちゃにこんなに汚してきてとか小言言われながらお風呂入れられて夜食食べて、デザートのアイス片手にソファでゲームしてるドちゃを抱えて「落ち着く」とか抜かしたところで再開される生配信あった(幻覚)音声切り忘れ事故その日のドラドラちゃんねるは、ピンクの謎の生物がこの世の悪を吸い込み駆逐するゲームの全ミッションコンプリートクリアだった。
順調に進むゲーム、ちょうど拠点で増えた謎の住人たちの仕事ぶりを確認するドラドラちゃん。
ドアの開く音に「ただいまあっちいアイス食べたいあとそうめん肉」
「すまない諸君、ゴリラの帰還だ、おかえりアイスはともかくそ」
ヘッドセットのマイクを切ったらしく一旦音声が途切れる。画面右のワイプにはよりぬきヌーくん画像ヌーかわいいヌーを崇めよ赤スパそうめん肉とは。
「…で今死んだんだよ!」
不意に入る5歳児の悲しい叫び。
(おや?)(死んだはずみでマイク入った?)(なるほど?)
「まずは風呂だ綺麗にしてこい、臭いぞドブとロナ臭」
2223順調に進むゲーム、ちょうど拠点で増えた謎の住人たちの仕事ぶりを確認するドラドラちゃん。
ドアの開く音に「ただいまあっちいアイス食べたいあとそうめん肉」
「すまない諸君、ゴリラの帰還だ、おかえりアイスはともかくそ」
ヘッドセットのマイクを切ったらしく一旦音声が途切れる。画面右のワイプにはよりぬきヌーくん画像ヌーかわいいヌーを崇めよ赤スパそうめん肉とは。
「…で今死んだんだよ!」
不意に入る5歳児の悲しい叫び。
(おや?)(死んだはずみでマイク入った?)(なるほど?)
「まずは風呂だ綺麗にしてこい、臭いぞドブとロナ臭」
kei94
PROGRESSマリンロドの出会編です。いろんな上げ方を試してみてます。tlしつこくなってうるさいわってなってたらすみません:(;゙゚'ω゚'):
マリンロド、王蛸風味(仮) 一羽のかもめが飛んでいる。
季節は夏至。空は晴れ渡り、雲ひとつなく。海は鮮やかな日の光を反射して、短い夏を祝うように眩しく煌めいている。
空と海の境目が溶け合う青空を、一羽のかもめが飛んでいる。風を受け羽ばたき、高く舞い上がる白の一点。
かもめが飛ぶ先の港には、仲間のかもめが埠頭に並んで待っているのだろうか。それとも赤青黄色、色とりどりの満船飾を掲げた軍船の上を、鳴き交いながら飛び交っているのだろうか。年に一度の今日の夏至祭りを祝うため、軍船でさえも船内にある旗という旗を持ち出して、船首からメインマスト、そして船尾までカラフルな三角の山を描いている。
大陸の北西に浮かぶこの小さな島国では冬は長く雪と氷に閉ざされる。だから、短い夏の太陽の光と豊かな森と海の恵みに感謝を捧げて大いに祝うのだ。普段は関係者以外立ち入り禁止の海軍の軍港敷地内にも、事前に申し込まれた屋台から魚介類を焼くいい匂いが漂い、甘味をねだる幼児の声が響き、押すな押すなの大賑わい。我が国が誇る最新の軍船とそこに乗る精鋭達を一目見ようと大勢の人が詰めかけている。軍事に興味の薄い者でも、滅多に見られない大きな船の威容を間近に見れば、否応なく感嘆の声を漏らすだろう。
4138季節は夏至。空は晴れ渡り、雲ひとつなく。海は鮮やかな日の光を反射して、短い夏を祝うように眩しく煌めいている。
空と海の境目が溶け合う青空を、一羽のかもめが飛んでいる。風を受け羽ばたき、高く舞い上がる白の一点。
かもめが飛ぶ先の港には、仲間のかもめが埠頭に並んで待っているのだろうか。それとも赤青黄色、色とりどりの満船飾を掲げた軍船の上を、鳴き交いながら飛び交っているのだろうか。年に一度の今日の夏至祭りを祝うため、軍船でさえも船内にある旗という旗を持ち出して、船首からメインマスト、そして船尾までカラフルな三角の山を描いている。
大陸の北西に浮かぶこの小さな島国では冬は長く雪と氷に閉ざされる。だから、短い夏の太陽の光と豊かな森と海の恵みに感謝を捧げて大いに祝うのだ。普段は関係者以外立ち入り禁止の海軍の軍港敷地内にも、事前に申し込まれた屋台から魚介類を焼くいい匂いが漂い、甘味をねだる幼児の声が響き、押すな押すなの大賑わい。我が国が誇る最新の軍船とそこに乗る精鋭達を一目見ようと大勢の人が詰めかけている。軍事に興味の薄い者でも、滅多に見られない大きな船の威容を間近に見れば、否応なく感嘆の声を漏らすだろう。
mariyuu3
MOURNING30年後ロナドラ、ドラのおパンツ事情いつからだったかは覚えていない、付き合いだして行為もして彼から余裕がで始めてからだよなーと朧げな記憶を辿る。ドラルク用の衣服の仕舞われたクローゼットの下着類の引き出しを開けると、そこにはいつの間にか見た事のない下着が入る様になった。
犯人はもちろん恋人であるロナルドくんだ。きっかけはへんなのが持参した下着カタログだ、2人してこんなエッチな下着履くの!?なんて言いながら興奮しているのを横で見ていたので覚えている。それから暫くして私の下着類の引き出しに買った覚えはないが、その時のカタログに記載されていた下着が紛れていたのには驚きで腹を抱えて笑い転げたのはいい思い出だ。
このエッチな下着を履いた私が見たいと要望なら恋人として応えてあげねばと、心優しい吸血鬼である私は履いて見せてあげるのがそれ以来、習慣になってしまった。今思えば少し甘やかし過ぎたかなと思う、何せあれ以降味を占めたロナルドくんは欲望のままにエッチな下着を買う様になってしまったからだ。
1118犯人はもちろん恋人であるロナルドくんだ。きっかけはへんなのが持参した下着カタログだ、2人してこんなエッチな下着履くの!?なんて言いながら興奮しているのを横で見ていたので覚えている。それから暫くして私の下着類の引き出しに買った覚えはないが、その時のカタログに記載されていた下着が紛れていたのには驚きで腹を抱えて笑い転げたのはいい思い出だ。
このエッチな下着を履いた私が見たいと要望なら恋人として応えてあげねばと、心優しい吸血鬼である私は履いて見せてあげるのがそれ以来、習慣になってしまった。今思えば少し甘やかし過ぎたかなと思う、何せあれ以降味を占めたロナルドくんは欲望のままにエッチな下着を買う様になってしまったからだ。
▷折🦖
PAST春眠 幾夢を語らずソファ棺5で展示していた作品です
桜の花言葉は?
再販▶完売いたしました。ありがとうございました。
https://ecs.toranoana.jp/joshi/ec/item/040030982093 19
nanatsuki7gatu
DONE20220327 ソファと棺桶5 でのネップリ。この話は20220327の新刊『Re:write』の書き下ろし、「お前の話だよ」にちょっとだけリンクしています。
勿論単品でも読めます。
横浜港北JCT「ヒナイチ君とジョンは後ろの席だぞ?ゴリラの運転技能はお世辞にも上手いと言えないからな。前に乗った時には運転が怖すぎて本気で死んだから、安全第一だ!(スナァ!)」
元々行きと同様帰りも後部座席にヒナイチとジョンに乗ってもらうつもりだったが、クソ砂がマジで腹立つことを言ってきたのでワンパンで砂にした。
「いや、ドラルク。ここに来るまでのロナルドの運転は、言うほど下手ではなかったぞ?」
「本当に? 気を使う必要はないぞ? この若造には」
「うるせーわ。置いてくぞクソ砂!」
ヒナイチの言葉に猜疑心たっぷりのドラ公にはもう一発お見舞いして、レンタカーの後部座席のドアを開ける。ジョン用に借りたチャイルドシートに、と思って先に乗せると、ジョンは器用に自分でベルトをした。
5427元々行きと同様帰りも後部座席にヒナイチとジョンに乗ってもらうつもりだったが、クソ砂がマジで腹立つことを言ってきたのでワンパンで砂にした。
「いや、ドラルク。ここに来るまでのロナルドの運転は、言うほど下手ではなかったぞ?」
「本当に? 気を使う必要はないぞ? この若造には」
「うるせーわ。置いてくぞクソ砂!」
ヒナイチの言葉に猜疑心たっぷりのドラ公にはもう一発お見舞いして、レンタカーの後部座席のドアを開ける。ジョン用に借りたチャイルドシートに、と思って先に乗せると、ジョンは器用に自分でベルトをした。