zero_fai03
PROGRESSいつか本にしたいと思っている冒頭部分です。ガイディルですが、今のところ全然絡みありません。モブ君めちゃくちゃ出てきてます。→12/1完成版を頒布いたしました!
約束(仮タイトル)ひとつ約束をした。赤い髪の、ともすれば少女と見紛うほどに愛らしい少年と、葡萄畑の側の一際高い木の下で。暗闇の中、近くのお屋敷から漏れる灯りを頼りに、手を繋いで駆けた。僕と君が会った、最後の日。
『大きくなったら、僕と一緒に――』
――――――――――
仕事終わりの一杯は格別である。かつて義兄弟には理解できないと言われたが、ガイアにとってはごく当たり前の真実であり、多くのモンド人にとってもまた真実なのだろう。それを裏付けるかのようにこの店――エンジェルズシェアは今日も賑わいをみせている。酒の肴は人それぞれだろうが、ガイアにとってのそれは、今日もまたカウンターの奥で酒を作っているディルックだ。とはいえずっと見つめていられるわけもなく、こうして視界のすみに納めるしかないのだが。
3852『大きくなったら、僕と一緒に――』
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仕事終わりの一杯は格別である。かつて義兄弟には理解できないと言われたが、ガイアにとってはごく当たり前の真実であり、多くのモンド人にとってもまた真実なのだろう。それを裏付けるかのようにこの店――エンジェルズシェアは今日も賑わいをみせている。酒の肴は人それぞれだろうが、ガイアにとってのそれは、今日もまたカウンターの奥で酒を作っているディルックだ。とはいえずっと見つめていられるわけもなく、こうして視界のすみに納めるしかないのだが。
zero_fai03
MOURNINGいつか完成させて形にするかもしれないけれど、予定がないので一旦供養。一応アル🌱/カヴェ🏛️です。
無題「おはよう、カーヴェ。」
目を刺すような光を感じ、カーヴェは目を覚ました。どうやら昼が近いらしい。カーヴェが寝ているベッドは、朝には日が射し込まないのだ。
「ーーーうぅ……」
呻きながら身体をお越し状況把握に努める。
(頭も身体も痛い…動きたくない…しかし腹が減った)
恐らくは二日酔いと、昨日無駄に動き回ったせいだろうと当たりをつけ、力の入りづらい膝を叱咤し、起き上がる。
正確な時間はわからないが、この時間だと同居人は居ないだろうから、用意する食事は一人分だな、などと考えながら居間へと続く扉を開けると。
「…ふむ。」
ダイニングテーブルの上に置かれた、一人分のサンドイッチ。十中八九、同居人がカーヴェの為に用意してくれた物だろう。その証拠に、このところ少々不摂生気味なカーヴェの食事傾向を踏まえて、ボリュームも野菜もたっぷりな仕様だ。
2141目を刺すような光を感じ、カーヴェは目を覚ました。どうやら昼が近いらしい。カーヴェが寝ているベッドは、朝には日が射し込まないのだ。
「ーーーうぅ……」
呻きながら身体をお越し状況把握に努める。
(頭も身体も痛い…動きたくない…しかし腹が減った)
恐らくは二日酔いと、昨日無駄に動き回ったせいだろうと当たりをつけ、力の入りづらい膝を叱咤し、起き上がる。
正確な時間はわからないが、この時間だと同居人は居ないだろうから、用意する食事は一人分だな、などと考えながら居間へと続く扉を開けると。
「…ふむ。」
ダイニングテーブルの上に置かれた、一人分のサンドイッチ。十中八九、同居人がカーヴェの為に用意してくれた物だろう。その証拠に、このところ少々不摂生気味なカーヴェの食事傾向を踏まえて、ボリュームも野菜もたっぷりな仕様だ。
AGEHAMEW
DONE平空x万空「退院おめでとう、相棒!」
「今宵は宴であるな!」
「二人とも、大袈裟だよ。でもありがとう」
「エーテルが元気になってくれて何よりでござる」
「さあ、お屋敷に帰ろう!皆待ってるよ」
「ん、そうだね。ありがとう。それとただいま」
「これからは沢山一緒に冒険に行こうね、相棒」
「拙者もお供致す」
「うん!」
Scolopendra
DONEQuestions for LumineFrame reference from the movie Puella Magi Madoka Magica: Rebellion.
I like that movie.
Free to interpret this as either Abyss Aether or Traveler Aether
sisei_duck
DONEただキスするだけのリオ蛍ちゃんそういえば甘い話書いてないなとなって書きましたが、ますます公爵のしゃべり方わからんってなりました。難しい。
次回のキスは、二択から(リオ蛍)「ま……待って」
咄嗟に差し込んだ手の平に与えられたのは、唇に注がれるはずだったキスの感触だった。
目と鼻の先、あと少しで触れあえるという距離で瞬く薄氷の瞳。どこか不満げに細められる青の理由は明らか。
彼の執務室。二人掛けのソファー。隣り合って並び、他愛のない話をして……恋人と二人きりとなれば、自然とそういう雰囲気になるのは当然のこと。
キスだってこれが初めてではないが、それでも慣れたかと聞かれれば否と答えよう。
実際、食い止めた蛍の頬は真っ赤に染まり、手の平に感じている柔らかな感触だけで思い出し、その心中は全く穏やかではない。
「……嫌かい?」
台無しにされたにも関わらず、手の平越しに聞こえる声は優しいし、視線は不機嫌そうだったのが嘘のように柔らかい。なんなら遮った手首まで優しく支え、その甲にキスを贈るまで。
2442咄嗟に差し込んだ手の平に与えられたのは、唇に注がれるはずだったキスの感触だった。
目と鼻の先、あと少しで触れあえるという距離で瞬く薄氷の瞳。どこか不満げに細められる青の理由は明らか。
彼の執務室。二人掛けのソファー。隣り合って並び、他愛のない話をして……恋人と二人きりとなれば、自然とそういう雰囲気になるのは当然のこと。
キスだってこれが初めてではないが、それでも慣れたかと聞かれれば否と答えよう。
実際、食い止めた蛍の頬は真っ赤に染まり、手の平に感じている柔らかな感触だけで思い出し、その心中は全く穏やかではない。
「……嫌かい?」
台無しにされたにも関わらず、手の平越しに聞こえる声は優しいし、視線は不機嫌そうだったのが嘘のように柔らかい。なんなら遮った手首まで優しく支え、その甲にキスを贈るまで。
sisei_duck
DONE告白してきたリオさんから逃げようとする蛍ちゃんがお察しになるお話、のリオさん視点もどき悪い大人とは。卑怯者とは。リオセスリとは……。てなりながら書きました。アヒルは褒められるとすぐ調子に乗る、嬉しい。ありがとうございます。
卑怯者のワルツ【2】 手の平サイズの小さなカード。プレゼントと共に添えるには丁度良く、手紙としてはやや足りない。
だが、ほんの六文字を残すのであれば、むしろ多すぎるほどの余白。綴られた文字が、差出人の心情を表すように特に小さすぎるせいもあるだろう。
だが、リオセスリが手に取って真っ先に抱いたのは、字が小さいことの呆れでもなく、ましてや約束を破られた事への落胆でもなく……想定通りというだけ。
あるのは簡潔な謝罪だけ。お詫びの品も無ければ、差出人すら書いていない。
それでも、その相手を金髪の少女と結びつけられるのは、まさに今、自分の背後に本人が隠れているからだ。
息ごと抑え込もうとしているのだろう。恐怖を抱く者の反応を、リオセスリは理解している。それは、このメロピデ要塞を統括するよりずっと前から、それはもう語るのも馬鹿馬鹿しいほどに。
3435だが、ほんの六文字を残すのであれば、むしろ多すぎるほどの余白。綴られた文字が、差出人の心情を表すように特に小さすぎるせいもあるだろう。
だが、リオセスリが手に取って真っ先に抱いたのは、字が小さいことの呆れでもなく、ましてや約束を破られた事への落胆でもなく……想定通りというだけ。
あるのは簡潔な謝罪だけ。お詫びの品も無ければ、差出人すら書いていない。
それでも、その相手を金髪の少女と結びつけられるのは、まさに今、自分の背後に本人が隠れているからだ。
息ごと抑え込もうとしているのだろう。恐怖を抱く者の反応を、リオセスリは理解している。それは、このメロピデ要塞を統括するよりずっと前から、それはもう語るのも馬鹿馬鹿しいほどに。
sisei_duck
DONE告白してきたリオさんから逃げようとする蛍ちゃんがお察しになるお話。タイトルは仮です。コレ本当にリオ蛍でござるか~~~?て思いながら勢いのまま書いてできあがってしまったので勿体ない精神で載せます。
大体後半の流れがやりたかったとお察しください。
卑怯者のワルツ 手紙というのはとても便利で、同時に不便でもある。
声なら感情を読み取ることもできるし、同じ言葉でも真剣さを伝えることもできただろう。
逆に言えば、どれだけ真心を込めて文字を羅列しても、感情を補いきることはできない。ましてや、たった六文字で何を伝えようというのか。
それでも、机の上に置かれた紙を見て。そこに残された文字を眺める男は、きっとこう思っていることだろう。
あの旅人はなんて卑怯なのだ、と。
蛍が、このメロピデ要塞の主人であるリオセスリに想いを告げられたのは、もう一か月前になる。
夜の一時。恒例とは言えずとも、いつものと称せる程度に行われていたお茶の席で、まるで世間話のように軽く、愛していると。
6177声なら感情を読み取ることもできるし、同じ言葉でも真剣さを伝えることもできただろう。
逆に言えば、どれだけ真心を込めて文字を羅列しても、感情を補いきることはできない。ましてや、たった六文字で何を伝えようというのか。
それでも、机の上に置かれた紙を見て。そこに残された文字を眺める男は、きっとこう思っていることだろう。
あの旅人はなんて卑怯なのだ、と。
蛍が、このメロピデ要塞の主人であるリオセスリに想いを告げられたのは、もう一か月前になる。
夜の一時。恒例とは言えずとも、いつものと称せる程度に行われていたお茶の席で、まるで世間話のように軽く、愛していると。
AGEHAMEW
PROGRESSWIP; Kazuher fanart -万空 __φ(。。)....https://enlilarts.fanbox.cc/posts/4958574
3/21-25/2023 4
AGEHAMEW
INFO7🔐平万空のちょっとしたお話 (万空 +平空を投稿しました。寛容な方向け
みんなでわさわさしてる、小さなストーリー。ちょっと甘い?
全文はこちらから
https://enlilarts.fanbox.cc/posts/5290668