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    #柴チヒ

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    กราฟฟิตี้タイトルの通りの短いお話です
    2回目のキス 感情の高ぶりのせいか、微かに紅く染まっていた少年の唇の先に、ほんの小さなキスを落とした。
     拠点であるマンションのリビングにて、稀に舞い込んでくる情報の取り捨て選択とこれからの戦略について話し合っていた時のことだ。

    「……え、」
     柴は思う。少しばかり言い訳をさせてほしい。その頃の自分にとって、否、寧ろ彼がこの世界に生まれ落ちた瞬間からずっと、彼はたったひとりの特別な少年だった。自分にとってそうだったように、きっと彼にとっての己もそうであったと信じたい。お互いに口にはせずにしても、お互いの気持ちは分かっていたと思う。それでも恋人と呼ぶにはあまりにも何もかもが足りない関係だった。志を揃えた復讐者とその共犯。保護者と被保護者。親友の子供と父の友人。そのどれもがキスなんて行為にあまりに相応しくなかった。どんなに相手が愛しいと思っていても言葉にするには難しい。そんな関係だった。チヒロの視線が見覚えのある熱を帯びていても、答えられなかった。ふらついた血塗れの身体を抱き留めること。自分に相応しいのはそれくらい。そう思っていたのだ。この時までは。
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    aoritoiki

    ความคืบหน้า柴チヒと統チヒになる予定だけどまだ統のとの字も出てこない途中経過。花吐き病と陰間茶屋の話を書きたくなって、合体させました。そしたら陰間茶屋の知識なさすぎて調べてもよく分かんなくて、ちょっと自棄になって途中経過上げます。そしてやっぱり関西弁もわからないよ柴さん…。

    あ、名前の呼び方とか髪型とかちょっと原作から話に合わせて変えてます。
    あだ花ひとつ、またひとつと花が咲く。
    ぽとり、ぽとりと花が落ちる。
    花弁のような紫色の花心を持つ白い花。
    緩やかな曲線を描いて広がる紫の花。
    光を奪ったように黒く、だが仄かに混じる紅色が艶やかな花。
    風がそよぎ、花弁が散ってゆく。
    ああ、なんて――






    芝居小屋で賑わう大通りから少し離れた奥まった場所に、その茶屋はあった。
    立派な門構えのその建物は、料亭のような風格ある佇まいをしていた。事実、腕のある料理人を抱え、料理の提供も行っていたが、その店を訪れる客の大半の目当ては美食に舌鼓を打つことではない。格子門戸を潜り、土間を上がった先にある一階には、大小様々な座敷が設けられていた。客を通す部屋は、それぞれの会話や音が漏れないよう、厚い壁やいくつもの襖で隔てられている。客同士が顔を合わせることのないよう行き来にも配慮がなされ、そこでのひとときを内密に過ごせるようにと徹底されていた。二階の窓は千本格子となっており、窓際から誰かが外を覗き見ても、外から中の様子を窺うことは出来ない作りになっている。
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