めざしねこ
DOODLEちょっと遅れたけどハロウィンの話2024。珍しく比治山くん優位な比治沖だよ。
デバイスはさいこぱすの一期で出て来るアイテムを参考にしました。あのアニメは2100年代の話……
2024.11.2
はっぴーまみー 新天地、自室にて。比治山が今日も疲れたと部屋で寛いでいた時のことだった。部屋のチャイムが鳴り、誰かが訪ねてきたことを知らせる。事前に連絡もせずに訪ねて来る奴など一人しかおらんと確信してドアを開くと、
「比治山くん、Trick or Treat!」
そこには全身を包帯でぐるぐる巻きにした沖野が楽しそうに立っていた。
『はっぴーまみー』
「お、おき! き、貴様! な、なん!!」
「なんだその格好は、って言いたいのかな?」
投げかけたい問いはうまく言葉にならなかったが、答えてほしい本人が代弁する。その言葉にぎこちない動きで何度も頷く様子がおかしいのか、沖野は徐々に笑い出した。
「ふ、ふふ、比治山くん、そんなに困惑しなくても」
2756「比治山くん、Trick or Treat!」
そこには全身を包帯でぐるぐる巻きにした沖野が楽しそうに立っていた。
『はっぴーまみー』
「お、おき! き、貴様! な、なん!!」
「なんだその格好は、って言いたいのかな?」
投げかけたい問いはうまく言葉にならなかったが、答えてほしい本人が代弁する。その言葉にぎこちない動きで何度も頷く様子がおかしいのか、沖野は徐々に笑い出した。
「ふ、ふふ、比治山くん、そんなに困惑しなくても」
林 田
DOODLE自分の中であんまり左右が定まらんのですが、軟弱なので検索して多い方に巻かれてみます。(比治沖比治くらいの気持ちで描いてる) 閲覧制限しているのは、先日キャラ名でぐぐった時に絵が引っかかってしまったのでという理由です。めざしねこ
DOODLE去年風の強い日に書いていた話。なかなか進展しない関係にヤキモキする沖野くんのお話。ちょっとだけ五百里ちゃんが出ます。
なかなか風の強い日がなくて一年越してしまいました。
きっと新天地の拠点は防音バッチリだと今なら思います。
2024.2.15(初めに書いたのは2023.3.16)
風の日 ゴウゴウと鳴る風の音は耳に入っていた。ただ作業に集中していたから気にならなかっただけだ。ふと時計に視線を向けると、深夜1時過ぎ……一般的にはもういい時間だ。けれど僕にしてはこれからが作業時というタイミングで集中力を欠いた上、随分と耳障りなこの音を無視して作業に戻ることは出来なさそうだった。
「……眠るか」
たまには早く眠るのもいい。ディスプレイを消すと、柔らかな光を放つ間接照明の光だけがぼんやりと室内を照らしている。その光を頼りにベッドに入り込むと照明を消した。
暗闇の中、目を瞑る。
唸る風がぶつかり窓を叩く……その音がやけに耳についた。
拠点の窓は風などで壊れたりしない。石が飛んできたって銃弾が飛んできたって弾き返すだろう。それでも何故か完全防音になっていない。無視して眠ろうとするが、そう思えば思うほど耳が風の音を捉えてしまう。
2616「……眠るか」
たまには早く眠るのもいい。ディスプレイを消すと、柔らかな光を放つ間接照明の光だけがぼんやりと室内を照らしている。その光を頼りにベッドに入り込むと照明を消した。
暗闇の中、目を瞑る。
唸る風がぶつかり窓を叩く……その音がやけに耳についた。
拠点の窓は風などで壊れたりしない。石が飛んできたって銃弾が飛んできたって弾き返すだろう。それでも何故か完全防音になっていない。無視して眠ろうとするが、そう思えば思うほど耳が風の音を捉えてしまう。
めざしねこ
DOODLEめざしねこさんには「待ち合わせは1年前のここだった」で始まり、「そして私は歩き出す」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば1ツイート(140字程度)でお願いします。shindanmaker.com/801664
指定の文章と文字数のせいであんまり上手くまとまってない気はする。
2024.1.15
「待ち合わせは1年前のここだった」で始まり、「そして私は歩き出す」で終わる物語待ち合わせは1年前のここだった。
丘の上に人影を見つけて名前を叫ぶ。
こちらを見て笑うその顔に、俺は思わず走り出すと、すぐに隣に並んでその手を握った。
「持たせたな」
「まったくだ。責任をとってもらわないとね」
握り返される手がなんだか擽ったい。
そして俺たちは共に歩き出した。
139丘の上に人影を見つけて名前を叫ぶ。
こちらを見て笑うその顔に、俺は思わず走り出すと、すぐに隣に並んでその手を握った。
「持たせたな」
「まったくだ。責任をとってもらわないとね」
握り返される手がなんだか擽ったい。
そして俺たちは共に歩き出した。
めざしねこ
DOODLEめざしねこさんには「届かないとしても伝えたい」で始まり、「今なら伝えられる」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば5ツイート(700字)以内でお願いします。沖野を失った直後の比治山くん。
2023.1.13
「届かないとしても伝えたい」で始まり、「今なら伝えられる」で終わる物語 届かないとしても伝えたい。
「沖野……」
伝えたい相手の名前は口にできるのに、伝えたい言葉が続かない。
「沖野……」
口を開いても言葉になるのはそこまでだ。
認めたくなかっただけなのは自分でもわかっていた。揶揄われて、意固地になってしまったこともある。それに今伝えなくても、もっと落ち着いてから……気持ちの整理がついてから伝えたらいいと思っていた。それがこんな唐突な別れになると誰が思っただろう。
考えないようにしようと思えば思うほど沖野と過ごした日々を思い出す。桐子であった時よりも、この時代に来て沖野として過ごした日々が次から次へと浮かんでくる。それは勿論、最近の記憶だからということもあるだろうが、それよりも自分にとって大切だったのは桐子ではなく沖野だったのだという証拠の一つだろう。
530「沖野……」
伝えたい相手の名前は口にできるのに、伝えたい言葉が続かない。
「沖野……」
口を開いても言葉になるのはそこまでだ。
認めたくなかっただけなのは自分でもわかっていた。揶揄われて、意固地になってしまったこともある。それに今伝えなくても、もっと落ち着いてから……気持ちの整理がついてから伝えたらいいと思っていた。それがこんな唐突な別れになると誰が思っただろう。
考えないようにしようと思えば思うほど沖野と過ごした日々を思い出す。桐子であった時よりも、この時代に来て沖野として過ごした日々が次から次へと浮かんでくる。それは勿論、最近の記憶だからということもあるだろうが、それよりも自分にとって大切だったのは桐子ではなく沖野だったのだという証拠の一つだろう。
めざしねこ
DOODLEめざしねこさんには「手は届くのに心は遠かった」で始まり、「残念でした、私の勝ち」で終わる物語を書いて欲しいです。できれば5ツイート(700字)以内でお願いします。https://shindanmaker.com/801664
ちょっと歪んだ沖野くんになってしまった……
2024.1.10
「手は届くのに心は遠かった」で始まり、「残念でした、私の勝ち」で終わる物語 手は届くのに、君の心は遠かった。
すぐそこにいる君に触れると、面白いくらい赤くなりながら慌てて、それから怒る。そのあと僕が笑って揶揄うから、君は余計に怒ってしまう。
こういうやり方しか出来なかった。
君のことを気にしてしまうのはただの興味だと思った。それから違うと気づいた。
このままではだめでも、桐子の姿で君に気持ちを伝えたらきっと頷いてくれると思っていた。桐子は僕なのだから、それでよかった。
それなのに君は首を横に振った。
桐子は僕だ。そう思っていたはずなのに、痛みを切り離すのと同じように都合よく僕から桐子を切り離そうとしている。それはおかしいだろうと思う反面、初めから君は桐子の中に僕を見ていなかったのだから桐子は僕ではないのだと言い聞かせている自分がいる。
512すぐそこにいる君に触れると、面白いくらい赤くなりながら慌てて、それから怒る。そのあと僕が笑って揶揄うから、君は余計に怒ってしまう。
こういうやり方しか出来なかった。
君のことを気にしてしまうのはただの興味だと思った。それから違うと気づいた。
このままではだめでも、桐子の姿で君に気持ちを伝えたらきっと頷いてくれると思っていた。桐子は僕なのだから、それでよかった。
それなのに君は首を横に振った。
桐子は僕だ。そう思っていたはずなのに、痛みを切り離すのと同じように都合よく僕から桐子を切り離そうとしている。それはおかしいだろうと思う反面、初めから君は桐子の中に僕を見ていなかったのだから桐子は僕ではないのだと言い聞かせている自分がいる。
めざしねこ
PAST2023.5.21に行われたRepeating Genes2のときの無配です。眠いのに頑張る沖野くんと見てられなかった比治山くん。
2024.01.05
眠り 大量のモニターを表示しながら作業を進める沖野の背に、比治山は今日何度目かの言葉を掛けた。
「眠いなら一度仮眠をとってから進めたらどうだ」
「いや……もう、少しなんだ……」
この返事ももう何度も聞いた。作業しようとする意志は少しだけ指を動かすが、すぐにぴたりと止まり、続けて首がゆっくりと傾き出す。うとうとし始めた沖野を見て、さてどうしたものかと比治山は悩んだ。先ほどからこれの繰り返しなのだ。このままではいつ終わるのか分かったものではない。
「沖野」
「……うん……あと少し……」
繰り返される会話にいい加減痺れを切らした比治山は椅子に座る沖野に近づくと、その両脇に両手 を入れ、そのままUFOキャッチャーのように身体を持ち上げて、その体をベッドの上へと放った。
652「眠いなら一度仮眠をとってから進めたらどうだ」
「いや……もう、少しなんだ……」
この返事ももう何度も聞いた。作業しようとする意志は少しだけ指を動かすが、すぐにぴたりと止まり、続けて首がゆっくりと傾き出す。うとうとし始めた沖野を見て、さてどうしたものかと比治山は悩んだ。先ほどからこれの繰り返しなのだ。このままではいつ終わるのか分かったものではない。
「沖野」
「……うん……あと少し……」
繰り返される会話にいい加減痺れを切らした比治山は椅子に座る沖野に近づくと、その両脇に両手 を入れ、そのままUFOキャッチャーのように身体を持ち上げて、その体をベッドの上へと放った。
沙弥(さや)
DONE※ネタバレワンクッション自分の後追いかけてきた比治山くんに声かける前どんな心境だったのかなあと思って… 天才だからもうどうしようもなくて巻き込むしかないことはわかってるんだけどそれでも独りごちちゃうっていうか… 最終決戦の諦めた発言引っ張るんですけど始める前から結構諦念の境地だったんじゃないかな…比治山くんがそういうのぶち壊してくれる日本男児でよかったね…
この比治山くんは小銭を探してます 3
めざしねこ
DONE墓参りをする比治沖。沖野くんの時代の墓参りは永代供養で合祀墓になっていて、涼しい建物の中でピッとすると自分の家の位牌が出てくるような形になっているのかなーと思うので、今の時代の墓参りは新鮮なのかもなーと思うのでした。
2023.8.15 2
2mittsu881
SPOILER■23/7/1 比治沖(隆ツ)※ クリア後推奨ネタバレ
『最期の一秒まで』 コロニー(で合ってるのか)の最後のその後の隆ツです。元は漫画にしたかったもののシナリオを起こしました。漫画も描けたらいいな。まさか隆ツさんを先に書くことになるとは…。比治沖も待っててね… 4