kokoronejio
SPUR ME青エクとヒロアカのクロスオーバー小説。燐ちゃんに「子どもの尻拭いはパパのお仕事だろ」って言わせたいがための小説。ゴールは果てしなく遠い……。個性の正体というか起源をはじめとんでもねぇ捏造がいっぱいある。
aoex × hrak月の綺麗な夜。
今日は2年半ぶりの、ブルームーンと呼ばれる月が昇る日だ。
前にこの月を見た日には、まだ雪男たちは現役の祓魔師をしていたっけ。
もうすっかりヨボヨボなくせして、若い祓魔師たちそっちのけで悪魔相手に大立ち回りをしていた。
「じゃあ、行ってくる」
「……兄さん……一緒に行けなくて、ごめん」
「謝んなよ。俺はお前たちに見送ってもらえるから、こんなにも自信たっぷりなんだぜ。青焔魔なんか一撃で沈めてやるさ!」
シワシワになった弟の手を握り、にっと笑って同期たちの顔を順に目に焼き付けていく。
初めて会った15歳のときからもう何十年もの月日が経って、あの頃の面影を残したまますっかりおじいちゃんとおばあちゃんだ。
3131今日は2年半ぶりの、ブルームーンと呼ばれる月が昇る日だ。
前にこの月を見た日には、まだ雪男たちは現役の祓魔師をしていたっけ。
もうすっかりヨボヨボなくせして、若い祓魔師たちそっちのけで悪魔相手に大立ち回りをしていた。
「じゃあ、行ってくる」
「……兄さん……一緒に行けなくて、ごめん」
「謝んなよ。俺はお前たちに見送ってもらえるから、こんなにも自信たっぷりなんだぜ。青焔魔なんか一撃で沈めてやるさ!」
シワシワになった弟の手を握り、にっと笑って同期たちの顔を順に目に焼き付けていく。
初めて会った15歳のときからもう何十年もの月日が経って、あの頃の面影を残したまますっかりおじいちゃんとおばあちゃんだ。