siroinari
TRAININGポセこじポセ、ハデ始ハデ前提でこじと始がコイバナするくらい仲良し。大食らいな神様にビビる人類側の話を書こうとしたら別物になった。
ちゃんと恋人してる三回戦組に対して身体の関係だけな七回戦組の始が危機感を覚えて突撃したら付き合ってなかった。佐々木視点?なのでハデ様は出ない。
ハデ様が自己肯定感低かったらな話。左右は決めてないけどこの流れだと始ハデかな。
我愛你カチャカチャと僅かに食器の触れ合う音がする。
優雅な気品に溢れるそれは当神の見た目も相まって一枚の絵画のようだ。伏せ気味の瞼を彩る長いまつ毛が目元に影を落とし、より神秘的な雰囲気を纏わせている。美しい所作でフォークを操り、小さく開かれた口に食物を運ぶ姿は完成されていた。じっと注がれる視線に、青い宝石が訝しげに細められる。
「なんだ」
「えっあ、いや〜綺麗だなと思ってな」
慌てて取り繕って自分の食事を再開するも、ガチャガチャと耳障りな音を立ててしまい縮こまる。個室なので他の客の姿はないが、店の者の眼はある。こんな格式高い場所は初めてでマナーもわからない。恥をかかせやしないかとひやひやする。
「余が連れてきたのだ。公の場でもあるまいし、好きに食せば良い」
2745優雅な気品に溢れるそれは当神の見た目も相まって一枚の絵画のようだ。伏せ気味の瞼を彩る長いまつ毛が目元に影を落とし、より神秘的な雰囲気を纏わせている。美しい所作でフォークを操り、小さく開かれた口に食物を運ぶ姿は完成されていた。じっと注がれる視線に、青い宝石が訝しげに細められる。
「なんだ」
「えっあ、いや〜綺麗だなと思ってな」
慌てて取り繕って自分の食事を再開するも、ガチャガチャと耳障りな音を立ててしまい縮こまる。個室なので他の客の姿はないが、店の者の眼はある。こんな格式高い場所は初めてでマナーもわからない。恥をかかせやしないかとひやひやする。
「余が連れてきたのだ。公の場でもあるまいし、好きに食せば良い」
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DONEフライング海の日でこじポセです。やや大人向け表現注意。大海に抱かれて今日は散歩の気分だな。
三度の飯より剣が好きと言っても全く差し支え無い小次郎だが、たまにはそんな日もある。海岸線を当てもなくぶらぶら歩き、波止場で一休みをすることにした。
座り込み、果てが無いような錯覚に陥るほど、広大な海をぼうっと眺めた。目を閉じると海鳥が数羽、鳴きながら頭上を舞っている。波が作り物の岸に寄せては返す音は、耳に心地良い。青い空、白い雲、広くて大きな海とそれに比べるとずっと小さな自分。万物が己の師である小次郎だから、こうして何者にも心乱されず、自然の中に己の身を任せる時間が好きだった。
(海、か)
瞑想の最中、かつての宿敵の顔が浮かんだ。
彼奴は歌を歌っていたな…
剣士としての生しか知らない小次郎は、童謡やら子守唄やらを除き、歌などという文化的な物とは縁遠かった。今の小次郎の頭の中にある歌のレパートリーの殆どは、死後に耳に入れた物だ。ラグナロク直後の療養中、寝床から起き上がるのは固く禁じられていたため、看護の者たちが気が紛れるように、と小次郎が生まれた国の歌謡曲をランダムで再生してくれていた。
3433三度の飯より剣が好きと言っても全く差し支え無い小次郎だが、たまにはそんな日もある。海岸線を当てもなくぶらぶら歩き、波止場で一休みをすることにした。
座り込み、果てが無いような錯覚に陥るほど、広大な海をぼうっと眺めた。目を閉じると海鳥が数羽、鳴きながら頭上を舞っている。波が作り物の岸に寄せては返す音は、耳に心地良い。青い空、白い雲、広くて大きな海とそれに比べるとずっと小さな自分。万物が己の師である小次郎だから、こうして何者にも心乱されず、自然の中に己の身を任せる時間が好きだった。
(海、か)
瞑想の最中、かつての宿敵の顔が浮かんだ。
彼奴は歌を歌っていたな…
剣士としての生しか知らない小次郎は、童謡やら子守唄やらを除き、歌などという文化的な物とは縁遠かった。今の小次郎の頭の中にある歌のレパートリーの殆どは、死後に耳に入れた物だ。ラグナロク直後の療養中、寝床から起き上がるのは固く禁じられていたため、看護の者たちが気が紛れるように、と小次郎が生まれた国の歌謡曲をランダムで再生してくれていた。
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DONE兎の日こじポセ。ちょっとだけhds様と申し訳程度の雛祭り要素ありです。兎と燕液晶に映った弟の顔を見るなり兄は噴き出し、一頻り相好を崩した後、こう問い掛けた。
「ふ…っ今回は何の催物だ?イースターには少しばかり早いんじゃないか?」
「笑い過ぎだ…耳の日、転じて兎の日なんだと」
そう言えば頭部に生やした耳がそのままだった。わざわざ冥府にいる彼に見せるような物でもない、どうせこのふざけた余興には参加しないのだ。ポセイドンが今日の為に生やした耳を消すと、画面の向こうのハデスが愛らしかったのに、と残念そうに呟いた。小さな声だったが、最近のマイクは優秀だ。余計な感想までご丁寧に拾ってくれる。
「また困った末弟が楽しいイベントを企画遊ばせたようだな?」
「ご明察…冥府はいつも通りで何よりだ」
身内で唯一、難を逃れている兄に対する嫌味である。それを知ってか知らずか、じっと考え込むような間ののち、これまた余計な一言が集音された。
3775「ふ…っ今回は何の催物だ?イースターには少しばかり早いんじゃないか?」
「笑い過ぎだ…耳の日、転じて兎の日なんだと」
そう言えば頭部に生やした耳がそのままだった。わざわざ冥府にいる彼に見せるような物でもない、どうせこのふざけた余興には参加しないのだ。ポセイドンが今日の為に生やした耳を消すと、画面の向こうのハデスが愛らしかったのに、と残念そうに呟いた。小さな声だったが、最近のマイクは優秀だ。余計な感想までご丁寧に拾ってくれる。
「また困った末弟が楽しいイベントを企画遊ばせたようだな?」
「ご明察…冥府はいつも通りで何よりだ」
身内で唯一、難を逃れている兄に対する嫌味である。それを知ってか知らずか、じっと考え込むような間ののち、これまた余計な一言が集音された。
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DONE【こじポセ】海神様を見るたびに乳頭の心配をするボウフラです。フリスト母さんが被害者。R15くらいのスケベ含む。昨夜はお楽しみでしたねどうもおかしい。
予想した軌道よりブレて三叉槍が突き入れられるのは何らかの戦略としよう。だが、手合わせ前から感じていた通り、やはり今日の彼は様子がおかしい。体幹に少しぐらつきが見られる。まるでどこかを庇うような、僅かに違和感を感じる動きだ。
小次郎は三叉槍をいなしつつ、叫ぶ。
「なあ、どこか具合でも悪いのか?調子が出てねえようだが」
それを聞くと、表情に変化は無いものの、攻防をぴたりと止めた彼が小声で呟いた。
「………胸部が気になって集中出来ない」
「……何だって?」
「……胸、が、服に擦れて気が散る…何度も言わせるな」
「胸……?あ、」
昨晩のことだ。
小次郎はこの神の肌の味を知っている。本来抱かれる側の性ではない者の負担は、小次郎には皆目わからない。息遣いや手足の運び方は想定出来ても、痛みはわかってやれない。だからこそ、「そこ」以外でも快楽を拾えるよう努めていた。
1394予想した軌道よりブレて三叉槍が突き入れられるのは何らかの戦略としよう。だが、手合わせ前から感じていた通り、やはり今日の彼は様子がおかしい。体幹に少しぐらつきが見られる。まるでどこかを庇うような、僅かに違和感を感じる動きだ。
小次郎は三叉槍をいなしつつ、叫ぶ。
「なあ、どこか具合でも悪いのか?調子が出てねえようだが」
それを聞くと、表情に変化は無いものの、攻防をぴたりと止めた彼が小声で呟いた。
「………胸部が気になって集中出来ない」
「……何だって?」
「……胸、が、服に擦れて気が散る…何度も言わせるな」
「胸……?あ、」
昨晩のことだ。
小次郎はこの神の肌の味を知っている。本来抱かれる側の性ではない者の負担は、小次郎には皆目わからない。息遣いや手足の運び方は想定出来ても、痛みはわかってやれない。だからこそ、「そこ」以外でも快楽を拾えるよう努めていた。
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DONE【こじポセ】 3回戦終了後 生存if等特殊設定有り嵐の夜に「神様、もう帰ろう、おいで」
荒海の中で腰まで浸かった彼の肩に手を掛けた。振り返ってこちらの目を見たその表情は、暗くてよく見えないことを差し引いても、「心細い」と言う感情が薄らと滲み出たものだった。
叩きつけるような風雨に包まれながら海に向かっていく彼を発見した時には、剣士として人生経験をそれなりに重ねた自負が砕けた思いがした。己は大抵のことでは動揺などせんという驕りを捨て、大慌てで駆け寄り、風邪を引いてしまう、使用人も心配するだろうと言い聞かせた。少し抵抗されたものの、半ば引き摺るようにして浜辺に上げた。さて、これからどうしたものか、自分の小屋に連れ帰るか、嫌がられはするだろうが屋敷に同行でもするか。いずれにせよ一旦風呂に放り込まねば…と後ろ手に彼を引っ張りながら思案する。
687荒海の中で腰まで浸かった彼の肩に手を掛けた。振り返ってこちらの目を見たその表情は、暗くてよく見えないことを差し引いても、「心細い」と言う感情が薄らと滲み出たものだった。
叩きつけるような風雨に包まれながら海に向かっていく彼を発見した時には、剣士として人生経験をそれなりに重ねた自負が砕けた思いがした。己は大抵のことでは動揺などせんという驕りを捨て、大慌てで駆け寄り、風邪を引いてしまう、使用人も心配するだろうと言い聞かせた。少し抵抗されたものの、半ば引き摺るようにして浜辺に上げた。さて、これからどうしたものか、自分の小屋に連れ帰るか、嫌がられはするだろうが屋敷に同行でもするか。いずれにせよ一旦風呂に放り込まねば…と後ろ手に彼を引っ張りながら思案する。