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    now_or_lever

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    POIPOI 24

    now_or_lever

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    【こじポセ】海神様を見るたびに乳頭の心配をするボウフラです。フリスト母さんが被害者。R15くらいのスケベ含む。

    #こじポセ

    昨夜はお楽しみでしたねどうもおかしい。
    予想した軌道よりブレて三叉槍が突き入れられるのは何らかの戦略としよう。だが、手合わせ前から感じていた通り、やはり今日の彼は様子がおかしい。体幹に少しぐらつきが見られる。まるでどこかを庇うような、僅かに違和感を感じる動きだ。
    小次郎は三叉槍をいなしつつ、叫ぶ。

    「なあ、どこか具合でも悪いのか?調子が出てねえようだが」

    それを聞くと、表情に変化は無いものの、攻防をぴたりと止めた彼が小声で呟いた。

    「………胸部が気になって集中出来ない」
    「……何だって?」
    「……胸、が、服に擦れて気が散る…何度も言わせるな」
    「胸……?あ、」

    昨晩のことだ。
    小次郎はこの神の肌の味を知っている。本来抱かれる側の性ではない者の負担は、小次郎には皆目わからない。息遣いや手足の運び方は想定出来ても、痛みはわかってやれない。だからこそ、「そこ」以外でも快楽を拾えるよう努めていた。

    「んっ…く、貴様、さっきから、ん、そこっ、ばかり、あ」
    「負担はちょっとでも少ない方がいいだろ?どうしても嫌なら止めるが…」
    嫌だとも止めろとも明言は無い。ただ光る膜の張った目で睨まれるだけ。続けて良い、と解釈し、先端を薄い力で撫でたり軽く摘んだりして、彼の出方を伺うことにした。
    「ひっ…ん、あ、やっ、」
    「痛いか?」
    「いたくな…ぃ、んぅ…はっ…」
    「…気持ち良いか?」
    赤い目元で平素より迫力は劣るものの、常人なら縮み上がる眼光を放つ蒼。いつものことだ、と小次郎は気にも留めないが。
    「…寝床でその顔は止めようぜ、な?」
    苦笑して素直な要望を述べると、黙れ、調子に乗るなと潤んだ蒼が抗議してきた。
    (目は口ほどに物を言う、とは。上手い事言ったもんだ)
    「じゃあ続けるな…好過ぎて我慢出来なくなったら言いなよ」

    つまり、そのような意図で触れられていなくとも、何らかの刺激によって感じるものがある、と言うことか。
    良かれと思って続けてきたことだが、そんな状態にまで至るとは、予想外だった。
    「そりゃ…吾のせいかな…」
    「間違いなく貴様の責任だ。こんな場所、他に心当たりは無い」
    「そりゃありがとう…?」
    「何故礼を…くっ…貴様如きに不調が露見するとは」
    「不調、ね…どうする?着替えて仕切り直すか?」
    気の毒だが、やっと時間を作って貰えた手合わせだ。簡単に止めたくはなかった。だが小次郎の心中を知ってか知らずか、尊大にも海神は踵を返す。
    「萎えた。此度はもう終わりにする」
    「そりゃ残念だなあ」
    たはは、と頭を掻き、納刀しようとする。その時、

    「おい」
    「なんだい」
    「閨に帰る。責任を取れ」
    「萎えたんじゃ無かったのかい」

    返答は無かった。歩き出した彼について行く。
    どうやってこれ以上機嫌を損ねず彼を満足させるか考えながら、思わず呟く。

    「もっと素直に誘えんもんかね、この神様は」
    「何か言ったか雑魚」
    「なあんにも」




    その後。

    「小次郎」
    「お、物干し竿の嬢ちゃん。悪いな、中断になっちまって」
    「それは構いませんが…私…お話聞いてしまって良かったんでしょうか…」
    「…外であんまり喋らんよう神様に言っておくかな…」
    「昨夜はお楽しみでしたね、ってか。あの色ボケよーく躾けときな」
    人格が入れ替わり、美しい戦乙女から繰り出される舌打ちを受けながら、自然と苦笑いが漏れた。
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    now_or_lever

    DONE駄菓子屋パロ時空のこじポセです。薄ら両片思い。オリジナル要素が強いので粗筋(https://poipiku.com/3772614/6683664.html)を先にお読みの上お楽しみください。
    それはテーブルの上の二つの麦茶がすっかりぬるくなってしまった頃。

    「坊ちゃんは紙風船で遊んだことはあるかい?」
    盆休みは流石に店を閉めているだろうな、そう思いつつもつい足を運んでしまったいつもの駄菓子屋で、彼にそう問われた。今は夏休みで帰省しているが、急ぎ実家で済ませたい用事が片付いたので散歩がてら立ち寄った。オーナーと将棋に興じつつ奥の座敷で店番をしていた彼と話して小一時間。口下手の自分が提供出来る話題に限界を感じ始め、名残惜しいがそろそろ腰を上げようとしていた矢先の質問だった。
    「存在は知っています…本で…」
    嘘ではない。子どもの頃確か図鑑か何かで見た筈だ。昔の玩具がフルカラーで掲載されたページに、平らに畳まれた状態と、空気で膨らませた姿とを両方目にした記憶がある。自分が実際触ったことのある玩具と言えば、外国のメーカーの、どちらかというと高価な部類に入る知育玩具だった。幼過ぎて脳に残っていないだけかも知れないが、思い返してみても確か弟のおもちゃ箱には紙製のボールは無かった。普通のゴム風船なら腐るほど見たが。
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    TRAININGポセこじポセ、ハデ始ハデ前提でこじと始がコイバナするくらい仲良し。
    大食らいな神様にビビる人類側の話を書こうとしたら別物になった。
    ちゃんと恋人してる三回戦組に対して身体の関係だけな七回戦組の始が危機感を覚えて突撃したら付き合ってなかった。佐々木視点?なのでハデ様は出ない。
    ハデ様が自己肯定感低かったらな話。左右は決めてないけどこの流れだと始ハデかな。
    我愛你カチャカチャと僅かに食器の触れ合う音がする。
    優雅な気品に溢れるそれは当神の見た目も相まって一枚の絵画のようだ。伏せ気味の瞼を彩る長いまつ毛が目元に影を落とし、より神秘的な雰囲気を纏わせている。美しい所作でフォークを操り、小さく開かれた口に食物を運ぶ姿は完成されていた。じっと注がれる視線に、青い宝石が訝しげに細められる。
    「なんだ」
    「えっあ、いや〜綺麗だなと思ってな」
    慌てて取り繕って自分の食事を再開するも、ガチャガチャと耳障りな音を立ててしまい縮こまる。個室なので他の客の姿はないが、店の者の眼はある。こんな格式高い場所は初めてでマナーもわからない。恥をかかせやしないかとひやひやする。
    「余が連れてきたのだ。公の場でもあるまいし、好きに食せば良い」
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