きさら
MOURNING2021白田美ツ騎誕生日ネタ嫌いが好きになった日 後編稽古が終わり、立花と約束していた19時半まで組長として書類を片付けようと思っていた。だが、フミさんに「今日は誕生日なんだからそれくらい明日でもいいだろ」と止められ、今は組長部屋で2人でお茶を飲んでいた。
「それにしても今年もすごいのたくさんいたな。特にジャックエースやってたやつなんか新人公演からの伸び、すごくないか」
「そうですね。あいつ、去年の織巻みたいに分からなければ躊躇わずに聞きに来るので他のやつより伸びがいいんですよ」
「へえ。あとは歌の上手いやつもいたな」
「ああ、あいつはもう少し肺活量が上がればもっと良くなりますよ」
「ふーん。ミツ、しっかり組長してんだな。きちんと一人一人を見てやれてる」
「僕なんかまだまだですよ。根地さんみたいにその子の可能性を見つけてあげれていないし得意不得意もまだ全然判断できていません」
4692「それにしても今年もすごいのたくさんいたな。特にジャックエースやってたやつなんか新人公演からの伸び、すごくないか」
「そうですね。あいつ、去年の織巻みたいに分からなければ躊躇わずに聞きに来るので他のやつより伸びがいいんですよ」
「へえ。あとは歌の上手いやつもいたな」
「ああ、あいつはもう少し肺活量が上がればもっと良くなりますよ」
「ふーん。ミツ、しっかり組長してんだな。きちんと一人一人を見てやれてる」
「僕なんかまだまだですよ。根地さんみたいにその子の可能性を見つけてあげれていないし得意不得意もまだ全然判断できていません」
きさら
MOURNING2021 白田美ツ騎誕生日ネタ嫌いが好きへと変わった日(中編)午後、クォーツの稽古場へと足を踏み入れると部屋の隅々に散らばっていた人たちが一斉にこちらに向かってきた。
「白田先輩、お誕生日おめでとうございます」
「おめでとうございます白田先輩!」
「おめでとうございます組長、いつもありがとうございます!」
「白田、その、誕生日おめでとう」
後輩からだけではなく、同期からもそう声をかけられ内心驚いてしまった。今年度に入り組長になってからは以前に比べて同期と話すようになったが、それでも話すのは稽古などでの必要最低限の会話のみだった。そんな同期との間に美ツ騎はいつだって距離を感じていたのだ。
だからこそ、祝われるなど思っていなかった。そんな相手の誕生日を覚えていてくれた同期に前まで感じていた距離はいつの間にか消えていた。
3127「白田先輩、お誕生日おめでとうございます」
「おめでとうございます白田先輩!」
「おめでとうございます組長、いつもありがとうございます!」
「白田、その、誕生日おめでとう」
後輩からだけではなく、同期からもそう声をかけられ内心驚いてしまった。今年度に入り組長になってからは以前に比べて同期と話すようになったが、それでも話すのは稽古などでの必要最低限の会話のみだった。そんな同期との間に美ツ騎はいつだって距離を感じていたのだ。
だからこそ、祝われるなど思っていなかった。そんな相手の誕生日を覚えていてくれた同期に前まで感じていた距離はいつの間にか消えていた。
きさら
MOURNING2021白田美ツ騎誕生日ネタ嫌いが好きへと変わった日(前編)朝、まだ上手く開かない目をこすりながらベッドサイドテーブルの上に置かれているスマホに手を伸ばす。ロックを解除し中を確認すれば、日付が変わったタイミングで彼女の希佐からメッセージが2つ入っていることに気づき急いでそれを開いた。
「美ツ騎さん、お誕生日おめでとうございます」
「大好きです」
予想もしていなかった祝いの言葉に驚き、すぐに今日の日付を確認すれば確かに自分の誕生日である7月14日だった。
今までの美ツ騎にとって誕生日とはすごく嫌いな行事で、いらないとすら感じていたものだった。
お祝いの言葉を言いたいだけの特に親しくもなく、名前すら知らない人達にプライベートな時間までも奪われ、無遠慮に話しかけられて毎年うんざりしていたし、何よりこの世で1番嫌いな母親の影が何度もチラつくからだ。
2949「美ツ騎さん、お誕生日おめでとうございます」
「大好きです」
予想もしていなかった祝いの言葉に驚き、すぐに今日の日付を確認すれば確かに自分の誕生日である7月14日だった。
今までの美ツ騎にとって誕生日とはすごく嫌いな行事で、いらないとすら感じていたものだった。
お祝いの言葉を言いたいだけの特に親しくもなく、名前すら知らない人達にプライベートな時間までも奪われ、無遠慮に話しかけられて毎年うんざりしていたし、何よりこの世で1番嫌いな母親の影が何度もチラつくからだ。
きさら
MOURNING2021ミツキサ 真ん中バースデー作品
あなた色の宝石「美ツ騎さん、今日はおうちで過ごしましょう」
朝食を食べている時、希佐にそう言われた。今日は珍しく二人ともお休みで久しぶりにゆっくりと二人きりで過ごせる日なのだ。
「久しぶりのデートなのにいいのか?」
「はい!この時期はいつも美ツ騎さんしんどそうですので。それに家なら誰にも邪魔されずに美ツ騎さんを独り占めできます!」
今はもう五月の終わり頃。そろそろ梅雨入りになるのでここ最近、体調が悪かったのは事実だ。彼女に遠慮させてしまったのではないかと思い顔を伺うと優しい眼差しで微笑んでいた。
「分かった。というかそんな顔されたら断れない」
「え、どんな顔してます!?」
「愛おしくてたまらないって顔」
「美ツ騎さんだって同じ顔してますよ!!」
4434朝食を食べている時、希佐にそう言われた。今日は珍しく二人ともお休みで久しぶりにゆっくりと二人きりで過ごせる日なのだ。
「久しぶりのデートなのにいいのか?」
「はい!この時期はいつも美ツ騎さんしんどそうですので。それに家なら誰にも邪魔されずに美ツ騎さんを独り占めできます!」
今はもう五月の終わり頃。そろそろ梅雨入りになるのでここ最近、体調が悪かったのは事実だ。彼女に遠慮させてしまったのではないかと思い顔を伺うと優しい眼差しで微笑んでいた。
「分かった。というかそんな顔されたら断れない」
「え、どんな顔してます!?」
「愛おしくてたまらないって顔」
「美ツ騎さんだって同じ顔してますよ!!」
すっちー
DONE【スマホ壁紙】美ツ騎と希佐のティータイム(2)HAPPY WHITE DAY (ง˘ω˘)ว ♪
DL➞https://drive.google.com/drive/folders/1acM6ihDjoHGrKVBuf_vQVPTx5_Low_t5?usp=sharing
※個人的に楽しむ範囲での使用はOKです! 4
すっちー
DONE【スマホ壁紙】聖歌隊ミツキサSeason's greetings! (ง ื▿ ื)ว ♪
DL➞https://drive.google.com/drive/folders/1Q4yScRgqrRUYnKcUQLrjMdKFEtexPE6x?usp=sharing
※個人的に楽しむ範囲での使用はOKです! 5