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DONEゲーム版GO設定。ノベルとマンガかが久し振りに語り合う話。野部流の設定捏造要素を含みます。大切な友よ秋葉名戸学園を卒業して早数年。ラノベ作家として日々活動している野部流来人は、現在東京から少し離れた地方都市にて生活をしていた。自身の作品に登場する土地のイメージに近い場所を探し出し、其処で執筆活動を行う。かつての仲間達からはそんな頻繁に引っ越していては大変じゃないのかと気をかけさせてしまってはいるが、この生活は野部流に確かな刺激をもたらしていた。そんな一風変わった日々を過ごしていた最中、出版社との仕事の兼ね合いで久し振りに稲妻町の近くまで行くこととなった。
その時浮かんだのが長らく創作活動を共にした戦友、漫画萌の顔であった。萌とはシルキーナナが完結したのを機に長らく共同での仕事はしていないが、彼らが手掛けているゲーム制作のシナリオ編集を手伝う等という形で今でも交流は続いている。とはいえそれは電子メールやネット通話を介したやり取りであり、最後に直接顔を合わせて話したのはもう何年も前の話だ。
4044その時浮かんだのが長らく創作活動を共にした戦友、漫画萌の顔であった。萌とはシルキーナナが完結したのを機に長らく共同での仕事はしていないが、彼らが手掛けているゲーム制作のシナリオ編集を手伝う等という形で今でも交流は続いている。とはいえそれは電子メールやネット通話を介したやり取りであり、最後に直接顔を合わせて話したのはもう何年も前の話だ。
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PASTnot新作。過去作の荒い部分を整えなおしただけの品物他愛ない日常修羅場。それは全てのクリエイターに重くのしかかる言葉であり逃れられない宿命である。そしてそれは普段遊び呆けているように見えるハッカー集団にも関係のある話で。
「ううううう。デバッグが、デバッグ作業が終わらない……」
パソコンの前で頭を抱え込み、恨めし気にモニターを見つめる男が一人。メガネハッカーズのリーダーである目金は、今まさに修羅場の真っ只中にいた。前作『幕末!サムライファイターズZ!』は無事ヒット作として名を上げ、目金達は完成の余韻に浸る間も無く次作へと着手した。その名も『英傑!三国ファイターズV!』。目金の突飛ともいえるアイデアを元に、萌が形を整え作品として仕立て上げ、芸夢によりそのシナリオを引き立てるゲーム演出が考案される。その作業の大部分を他者に頼る事無く3人で完結させ、普通では考えられない程の超少人数チームでメガネハッカーズの面々はゲームを作成している。こうして最新作である『英傑!三国ファイターズV!』の粗方の作業は終わり、後は地道にバグを潰すのみ、なのだが。
3180「ううううう。デバッグが、デバッグ作業が終わらない……」
パソコンの前で頭を抱え込み、恨めし気にモニターを見つめる男が一人。メガネハッカーズのリーダーである目金は、今まさに修羅場の真っ只中にいた。前作『幕末!サムライファイターズZ!』は無事ヒット作として名を上げ、目金達は完成の余韻に浸る間も無く次作へと着手した。その名も『英傑!三国ファイターズV!』。目金の突飛ともいえるアイデアを元に、萌が形を整え作品として仕立て上げ、芸夢によりそのシナリオを引き立てるゲーム演出が考案される。その作業の大部分を他者に頼る事無く3人で完結させ、普通では考えられない程の超少人数チームでメガネハッカーズの面々はゲームを作成している。こうして最新作である『英傑!三国ファイターズV!』の粗方の作業は終わり、後は地道にバグを潰すのみ、なのだが。
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DONEメガネハッカーズの三人がいつもと変わらず駄弁っているだけの話。※それっぽい用語や話がいくつか出てきますが書き手の理解度が追いついていない点が多々ある為、違和感や齟齬のある部分はスルーして読んでいただけると幸いです。
若き日の過ち「クリスマスって言えばさあ、昔面白いウイルスに感染したことあるんだよね」
「何だよお前急に」
「いやさ、世間はもうクリスマス一色だろう?僕たちずっと部屋に引きこもってばかりいるけど日付を見ちゃうとどうしても意識しちゃってさ。つい思い出しちゃったんだよね」
一年の節目が目の前に近付きつつある12月中旬。いつもと変わらずアジトに籠り業務に励んでいたある日、何の前触れもなく萌がクリスマスに纏わる__それもインターネットに毒されたオタクらしい__思い出を語り出した。目の前の仕事に飽き始めていた他のメンバーも作業の手を止め萌の話に相槌を打ち始める。
「それで?どんなウイルスだったのですか?」
「それがさ、クリスマス当日になった瞬間ソリに乗ったサンタが画面を横切るだけっていうウイルスなんだよね。ドット絵で描かれた小さいサンタが」
3140「何だよお前急に」
「いやさ、世間はもうクリスマス一色だろう?僕たちずっと部屋に引きこもってばかりいるけど日付を見ちゃうとどうしても意識しちゃってさ。つい思い出しちゃったんだよね」
一年の節目が目の前に近付きつつある12月中旬。いつもと変わらずアジトに籠り業務に励んでいたある日、何の前触れもなく萌がクリスマスに纏わる__それもインターネットに毒されたオタクらしい__思い出を語り出した。目の前の仕事に飽き始めていた他のメンバーも作業の手を止め萌の話に相槌を打ち始める。
「それで?どんなウイルスだったのですか?」
「それがさ、クリスマス当日になった瞬間ソリに乗ったサンタが画面を横切るだけっていうウイルスなんだよね。ドット絵で描かれた小さいサンタが」
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DONE三人がアジトでただバカやってるだけの話です痩せ型オタクと男の浪漫制服を着崩した学生達が屯し、うだつの上がらない社会人が虚空を見つめ時間を過ごす。そんな明るいアーケード通りとはまた違う雰囲気を醸し出す稲妻商店街の路地裏に入り口を構える薄暗いゲームセンター。そのゲームセンターの奥にある無機質な扉の向こうで平日の真っ昼間から集まって雑談に耽る男が二人。
その男達の名は『メガネハッカーズ』。現代社会の裏側でハッカーとして様々な依頼をこなし人知れず暗躍するハッカー集団であり、フィフスセクターの解散に一役を買った存在でもある。メガネハッカーズは3名で構成された組織であり、そのうちの一人である『マンガか』こと漫画萌が組織のリーダー的存在である目金欠流に以前より抱いていた違和感を真剣な表情で伝える。
5062その男達の名は『メガネハッカーズ』。現代社会の裏側でハッカーとして様々な依頼をこなし人知れず暗躍するハッカー集団であり、フィフスセクターの解散に一役を買った存在でもある。メガネハッカーズは3名で構成された組織であり、そのうちの一人である『マンガか』こと漫画萌が組織のリーダー的存在である目金欠流に以前より抱いていた違和感を真剣な表情で伝える。
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DONEハッカーズが大晦日に駄弁る話。CP要素無し。※萌先生に恋人がいる描写があります。ご了承下さい
これからも、いつ迄も「ねえ、今夜暇だよね。久しぶりに皆んなで年を越さないかい?」
年末年始特有の浮かれた空気など微塵も感じさせ無い閉ざされた空間にあるメガネハッカーズのアジトにて。いつもと同じルーティンをこなす二人に向けて漫画萌はこの時期ならではの提案をした。
「……何言ってんだマンガか」
「『いつも顔を付き合わせている男共と年を越す瞬間まで一緒にいたく無い』と言っていたのは漫画君じゃ無いですか」
そんな事を言い出すなんてらしく無いと、芸夢好武は訝しげな表情で、目金欠流は不思議そうな様子で萌を見つめる。
「まあその考え自体特に変わりはしていないけどさ、今年は遂に長年の悲願だったフィフスセクターを壊滅させたんだ。互いを労う意味も込めて今年は皆んなで年越しするのも一興じゃ無いかな?」
2071年末年始特有の浮かれた空気など微塵も感じさせ無い閉ざされた空間にあるメガネハッカーズのアジトにて。いつもと同じルーティンをこなす二人に向けて漫画萌はこの時期ならではの提案をした。
「……何言ってんだマンガか」
「『いつも顔を付き合わせている男共と年を越す瞬間まで一緒にいたく無い』と言っていたのは漫画君じゃ無いですか」
そんな事を言い出すなんてらしく無いと、芸夢好武は訝しげな表情で、目金欠流は不思議そうな様子で萌を見つめる。
「まあその考え自体特に変わりはしていないけどさ、今年は遂に長年の悲願だったフィフスセクターを壊滅させたんだ。互いを労う意味も込めて今年は皆んなで年越しするのも一興じゃ無いかな?」
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DONEメガネハッカーズの会話文のみを詰め合わせたまとめ。自分の中のメガネハッカーズの説明書の役割も兼ねているかもしれないメガネハッカーズ会話文「僕はエロゲーを楽しむ才能がないのかもしれません……」
ゲームセンターの奥にあるメガネハッカーズのアジトにて。リーダー格である目金欠流はパソコンの前で項垂れ、絶望した表情で馬鹿げた悩みを呟いた。その悩みをしっかりと耳にした漫画萌は、愉快な出来事の前触れに口元に弧を描く。
「愉快な独り言だね。詳しく聞かせてくれないかい?」
「漫画君、いえ萌先生。僕の悩みを聞いてくれますか?」
「ああ、勿論。君が馬鹿げた理由で悩んでいる時ほど面白いものはないからね」
ウキウキとした様子を隠す事なく答える萌に対し「馬鹿げたとは失礼な、こっちは真剣なんですよ」と不満げに口元を尖らせる目金。だがその表情はすぐ深刻なものに変わり萌へ問いを投げる。
3661ゲームセンターの奥にあるメガネハッカーズのアジトにて。リーダー格である目金欠流はパソコンの前で項垂れ、絶望した表情で馬鹿げた悩みを呟いた。その悩みをしっかりと耳にした漫画萌は、愉快な出来事の前触れに口元に弧を描く。
「愉快な独り言だね。詳しく聞かせてくれないかい?」
「漫画君、いえ萌先生。僕の悩みを聞いてくれますか?」
「ああ、勿論。君が馬鹿げた理由で悩んでいる時ほど面白いものはないからね」
ウキウキとした様子を隠す事なく答える萌に対し「馬鹿げたとは失礼な、こっちは真剣なんですよ」と不満げに口元を尖らせる目金。だがその表情はすぐ深刻なものに変わり萌へ問いを投げる。