野イタチ
DONE #ひらいて赤ブー刀◯乱◯・小竜受けオンリー
『旅する竜の拠り所』
次回の開催をお願いします。
投稿とRT集計らしいので、RTだけでもお願いします!
包こりゅ/おおこりゅのキス22箇所、九つ目の背中(確認)です。イチャイチャカップルです。背中……?
九、背中(確認) まだ、指先が甘く痺れている。小竜はうっすらと目を開けている。やがて意識がはっきりしてくると、気だるい身体を起こした。目の前に先に起きていた大包平の裸の背中がある。小竜はぼんやりとした頭のまま、大包平の背中にもたれかかる。
「どうした?まだ眠っていていいぞ」
「起きちゃったから」
大包平の背中にもたれかかったまま、小竜が言う。ふと向けた視線の先に、自分が引っ掻いた痕を見つけた。大包平に愛された証拠だ。小竜はその背中の痕に唇を当てた
「小竜?」
背中にかかる小竜の体重を感じて、大包平は首をひねって小竜を見る。小竜は背中の真ん中のあたりに額をつけているので、大包平からは、はねた髪しか見えなかった。
「うん。いや、なんかその……」
867「どうした?まだ眠っていていいぞ」
「起きちゃったから」
大包平の背中にもたれかかったまま、小竜が言う。ふと向けた視線の先に、自分が引っ掻いた痕を見つけた。大包平に愛された証拠だ。小竜はその背中の痕に唇を当てた
「小竜?」
背中にかかる小竜の体重を感じて、大包平は首をひねって小竜を見る。小竜は背中の真ん中のあたりに額をつけているので、大包平からは、はねた髪しか見えなかった。
「うん。いや、なんかその……」
野イタチ
DONE包こりゅ/おおこりゅのキス22箇所、六つ目の頬(親愛、厚意、満足感)です。子供みたいな彼らもいいなと思いました。六、頬(親愛、厚意、満足感) 特別じゃなくていい。ただそこにあって居てくれればいい。
小竜は、マントにくるまって、南泉のように縁側に転がっていた。うとうとと庭の水やりをしている、大包平を見ている。
「サボるな。小竜。」
今日の当番は庭の水やりだ。本丸には大小さまざまな庭が多くあるので、水やりも一苦労だ。もちろん彼らが全部に水をやるわけではなく、他の当番同様、皆で手分けをしてやる。今日彼らが割り当てられた、若葉が生い茂る庭は、太刀の二振りでやるには、手狭だった。
「今日は当たりさ。がんばって、大包平。」
すっかり昼寝を決め込んだ小竜が目を閉じる。
「小竜。」
大包平は叱るように低く名前を呼んで、小竜からマントを剥ぎとる。文字通りくるまってた小竜は、くるくると回って縁側を転がっていく。
1244小竜は、マントにくるまって、南泉のように縁側に転がっていた。うとうとと庭の水やりをしている、大包平を見ている。
「サボるな。小竜。」
今日の当番は庭の水やりだ。本丸には大小さまざまな庭が多くあるので、水やりも一苦労だ。もちろん彼らが全部に水をやるわけではなく、他の当番同様、皆で手分けをしてやる。今日彼らが割り当てられた、若葉が生い茂る庭は、太刀の二振りでやるには、手狭だった。
「今日は当たりさ。がんばって、大包平。」
すっかり昼寝を決め込んだ小竜が目を閉じる。
「小竜。」
大包平は叱るように低く名前を呼んで、小竜からマントを剥ぎとる。文字通りくるまってた小竜は、くるくると回って縁側を転がっていく。
野イタチ
DONE包こりゅ/おおこりゅのキス22箇所、五つ目の愛玩です。お互い可愛がってほしい四、鼻梁(愛玩) 甘やかされてると思う。大包平のいない布団の中で、小竜は目を覚ます。夜はまだ深い。大包平はいつも、朝、ギリギリまで、布団の中で小竜を抱きしめているのに、どうしたのだろう。だか部屋に大包平の気配はする。大包平が居たのは、小竜の部屋の唯一外を向いた、障子の先の濡れ縁だ。庭は小さな、寂しい庭だった。手酌をしているかと思ったが、そうではない。月も見えない庭の何を見ているのだろう。
「ああ、起こしてしまったか。」
大包平は障子を閉める。そこで、小竜は思い出した。明日は大包平に召集がかかっている。眠気覚ましに風に当たってたということか。
「大包平。こっちきてよ。」
甘えているのは、自分の方かもしれない。こちらに向かってくる大包平を見ながら、小竜は思った。
1392「ああ、起こしてしまったか。」
大包平は障子を閉める。そこで、小竜は思い出した。明日は大包平に召集がかかっている。眠気覚ましに風に当たってたということか。
「大包平。こっちきてよ。」
甘えているのは、自分の方かもしれない。こちらに向かってくる大包平を見ながら、小竜は思った。
野イタチ
DONE包こりゅ/おおこりゅのキス22箇所、四つ目の誘惑です。連続で屋外みたいな話が続きましたが、偶然です。四、耳(誘惑) 好きだという感触がある。一瞬と言い換えた方が正しいのかもしれないが、それにしては、長く残る。感触と言った方が、小竜の感覚にはしっくりくる。大包平にたびたび、それを覚えてしまう自分がいる。それは、案外いくつもあって、彼が笑っているときや、真剣な横顔や、普通に飯を食べているときに、何度も思う。
日差しが強い、大包平の着ているインナーは汗で濡れていた。畑を耕すという重労働をやり終えたばかりだ。
「悪いね。」
小竜は一人で馬当番をしていた。ただ単に人手が足りなくて、小竜が一人でやることになっただけだ。時間をかければ終わる作業だし、馬たちが不満を漏らすのは、飼い葉の時間くらいだろう。それより畑を耕すという大仕事の方が大事だ。しかし、そんな小竜の手伝いを買ってでたのは、大包平だ。そちらの方が大変だからいいと、小竜が断ったのに、大包平は頑として譲らなかった。
1058日差しが強い、大包平の着ているインナーは汗で濡れていた。畑を耕すという重労働をやり終えたばかりだ。
「悪いね。」
小竜は一人で馬当番をしていた。ただ単に人手が足りなくて、小竜が一人でやることになっただけだ。時間をかければ終わる作業だし、馬たちが不満を漏らすのは、飼い葉の時間くらいだろう。それより畑を耕すという大仕事の方が大事だ。しかし、そんな小竜の手伝いを買ってでたのは、大包平だ。そちらの方が大変だからいいと、小竜が断ったのに、大包平は頑として譲らなかった。
野イタチ
DONEおおこりゅ(包こりゅ/大こりゅ)キス22箇所 額(祝福/友情)です。
祝福でも友情でも無い気がしますが、とりあえず額にはキスしてます。
二、額(祝福/友情) 召集がかかった後の本丸は慌ただしい。出陣する刀たちはもちろん、装備品や弁当など、それを用意する者たちも、一斉にバタバタと廊下を行き来する。あらかじめ、審神者の指示はあるが、それでも、念には念を入れる。誰しも誰一人として欠けたくはない気持ちは強い。
「大包平。そろそろ支度しなくちゃ。」
小竜は大包平に抱かれていた。
「まだ、時間はあるだろう。」
大包平は小竜の首筋の竜に舌を這わす。
「出陣のとき、足腰立たなくなってたら、どうするつもりさ。」
「そこまではしない。」
「嘘は言わない。」
小竜は何とかして、大包平の腕から脱出しようとするが、大包平はなかなか離してくれなかった。
「本当に遅れるから、離してくれる?」
小竜が真面目な顔で大包平を見る。その顔に、さすがの大包平も手を離さずにはいられなかった。
1055「大包平。そろそろ支度しなくちゃ。」
小竜は大包平に抱かれていた。
「まだ、時間はあるだろう。」
大包平は小竜の首筋の竜に舌を這わす。
「出陣のとき、足腰立たなくなってたら、どうするつもりさ。」
「そこまではしない。」
「嘘は言わない。」
小竜は何とかして、大包平の腕から脱出しようとするが、大包平はなかなか離してくれなかった。
「本当に遅れるから、離してくれる?」
小竜が真面目な顔で大包平を見る。その顔に、さすがの大包平も手を離さずにはいられなかった。
野イタチ
DONEおおこりゅ(包こりゅ/大こりゅ)のキス22箇所です。はたして最後まで行けるのか、試してみたいとおもいます。応援してくれると、モチベーションの向上につながります。一、髪(思慕) 小竜の金髪は本丸の中でも艶やかな色をしている。言い得れば、滑るように落ち着いた金だ。大包平は見るたびにその髪に見惚れる。
「だから、やめてよ、大包平。」
大包平は、さっきから、その髪を櫛で梳いている。そんなに綺麗な髪をしているのに、彼の髪はいつも不揃いで、その上、それを結って、ピンで固定している。髪が長いのにもったいないと、常日頃、思っていた。小竜の部屋で、彼が髪を下ろしているのを機会に大包平は、ほぼ無理やり小竜の髪を梳かしている。櫛どおりはいい。下ろしていない方が不思議なくらいだ。
「なぜ、こんな美しいのに、下ろさん。」
大包平の物言いは、いつも思ったことをそのまま言う。
「それは、さっきも言っただろう。大般若みたいな髪質じゃないから、下ろすと邪魔なんだよ。」
1343「だから、やめてよ、大包平。」
大包平は、さっきから、その髪を櫛で梳いている。そんなに綺麗な髪をしているのに、彼の髪はいつも不揃いで、その上、それを結って、ピンで固定している。髪が長いのにもったいないと、常日頃、思っていた。小竜の部屋で、彼が髪を下ろしているのを機会に大包平は、ほぼ無理やり小竜の髪を梳かしている。櫛どおりはいい。下ろしていない方が不思議なくらいだ。
「なぜ、こんな美しいのに、下ろさん。」
大包平の物言いは、いつも思ったことをそのまま言う。
「それは、さっきも言っただろう。大般若みたいな髪質じゃないから、下ろすと邪魔なんだよ。」
野イタチ
DONEこのタイトルで書くのn回目なんですけど、好きだから使っちゃう。おおこりゅのピロートークです
三千世界の鴉を殺し主と朝寝がしてみたい明け方、大包平は目を覚ます。遠くでカラスが鳴いている。まだ部屋の中は青く、陽は昇っていないようだ。大包平の腕の中で眠る小竜を見る。彼はまだ起きそうになかった。
夏至を抜けたいえ、昼は長く、夜は短い。二人で居ればなおのこと。起こすのも何かと大包平は思っていたが、指先が勝手に小竜の金色の髪を梳いた。ざんばらな猫っ毛は、髪を結っていないと、頬に落ちて邪魔そうだった。大包平はその髪を耳にかけてやる。その感触なのか、小竜がもそりと動いた。起こしてしまったのかと思ったら、大包平の胸の方に身体を寄せる。
(いつもは甘えてこないのに)
小竜の微かな仕草を見逃してしまうと、彼は本当にそっけない。だから、毎日小竜を見ていることになる。大人しくなるのは閨の中くらいか。小竜の髪を弄びながら、大包平は小竜の枕と化している、自分の腕を見る。そこには小竜が齧った痕が付いていた。日に日に小竜の噛み痕が増えていく。情事の時、小竜は尖った犬歯で、思いっきり噛んでくる。それは大包平が小竜に付けた赤い痕よりも、長く残る。数が増えるたびに、あまりまっすぐに話さない彼の、愛情のようで、大包平は嬉しかった。
1145夏至を抜けたいえ、昼は長く、夜は短い。二人で居ればなおのこと。起こすのも何かと大包平は思っていたが、指先が勝手に小竜の金色の髪を梳いた。ざんばらな猫っ毛は、髪を結っていないと、頬に落ちて邪魔そうだった。大包平はその髪を耳にかけてやる。その感触なのか、小竜がもそりと動いた。起こしてしまったのかと思ったら、大包平の胸の方に身体を寄せる。
(いつもは甘えてこないのに)
小竜の微かな仕草を見逃してしまうと、彼は本当にそっけない。だから、毎日小竜を見ていることになる。大人しくなるのは閨の中くらいか。小竜の髪を弄びながら、大包平は小竜の枕と化している、自分の腕を見る。そこには小竜が齧った痕が付いていた。日に日に小竜の噛み痕が増えていく。情事の時、小竜は尖った犬歯で、思いっきり噛んでくる。それは大包平が小竜に付けた赤い痕よりも、長く残る。数が増えるたびに、あまりまっすぐに話さない彼の、愛情のようで、大包平は嬉しかった。