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    野イタチ

    @itcnomaho
    成人済腐/いろんなジャンルを書きます/今書いてるのは兼堀・進京・ガエアイ·花憐·おおこりゅ(大こりゅ?包こりゅ?)

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    野イタチ

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    #ひらいて赤ブー
    刀◯乱◯・小竜受けオンリー
    『旅する竜の拠り所』
    次回の開催をお願いします。
    投稿とRT集計らしいので、RTだけでもお願いします!
    包こりゅ/おおこりゅのキス22箇所、九つ目の背中(確認)です。イチャイチャカップルです。背中……?

    #包こりゅ
    envelope
    #おおこりゅ
    #大こりゅ
    first-class
    ##おおこりゅ
    ##キス22
    #刀剣乱腐
    swordCorruption

    九、背中(確認) まだ、指先が甘く痺れている。小竜はうっすらと目を開けている。やがて意識がはっきりしてくると、気だるい身体を起こした。目の前に先に起きていた大包平の裸の背中がある。小竜はぼんやりとした頭のまま、大包平の背中にもたれかかる。
    「どうした?まだ眠っていていいぞ」
    「起きちゃったから」
    大包平の背中にもたれかかったまま、小竜が言う。ふと向けた視線の先に、自分が引っ掻いた痕を見つけた。大包平に愛された証拠だ。小竜はその背中の痕に唇を当てた
    「小竜?」
    背中にかかる小竜の体重を感じて、大包平は首をひねって小竜を見る。小竜は背中の真ん中のあたりに額をつけているので、大包平からは、はねた髪しか見えなかった。
    「うん。いや、なんかその……」
    ぐりぐりと小竜は触れていた大包平の背中を額で押す。
    「好きだなって思って」
    すこし頬を赤くしながら、小竜が言う。
    「俺も好きだ」
    正面に顔を戻していた大包平は、背中を撫でる小竜の細い髪を感じながら、笑顔で言った。
    「うん。知ってる」
    小竜は大包平の腰を両手で抱きしめる。
    「俺も知ってる」
    示し合わせたように、二人は声に出して笑った。
     想いあっているなんて、そんなことは知ってる。それでも、その言葉が聞きたくて、何度も何度も確かめてみる。
    「ねえ、大包平。もう一回好きって言って」
    小竜は大包平に回した両手にぎゅっと力を入れる。
    「何度でも言ってやる」
    大包平は小竜の腕を外して、小竜と向き合う形になる。彼は、大きな手で小竜の両頬を包んで言った。
    「おまえが好きだ小竜」
    じっと大包平が小竜の紫の瞳を見つめて言った。
    「俺も大包平が好きだよ」
    小竜も大包平の銀の瞳を見ていった。そして、小竜は大包平の背中に手を回す。ぐいっと大包平の手も小竜の背中に回って抱き寄せた。
    「小竜、好きだ」
    「大包平が好き」
    こつんと額をあわせて、お互いを見つめあったまま、また繰り返す。大包平の顔が近づいて来たので、小竜は目を閉じた。
     大包平は、声には出さずに
    (愛してる)
    と唇だけで囁いて、小竜の唇をふさいだ。
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    NanChicken

    MOURNING結局らくがき漫画にして上げたたぬ歌まんがの元にしたSSを供養
    文章のほうがセリフいっぱい入れられるところがメリットだねぇ
    「ったく、ついてねぇ。追いつかれるぞ」
    本丸への転送ポイントまでもうあと少しというところで、同田貫は来し方の空を振り仰いだ。天空まで立ち上がり広がった鉄床雲の先からゴロゴロと響く重低音は、雨の到来を告げている。
    「お前さんがが寄り道なんぞするからだろ歌仙」
    言われた方は平然として
    「あの店のは絶品なんだよ」
    と応えた。
    あっさり済むはずの短い遠征。夕立の前に帰れる筈だった。
    ポツ、ポツ、と地面に染みが描かれる。
    「ああ、もう来やがった」
    みるみる強くなる降りに、ふたりは急いで大樹の木陰に逃げ込んだ。通り雨ならばいずれ上がるだろう。
    歌仙の手の内には、竹皮で包まれた硬豆腐。江戸への遠征の帰り道、これまでも時折食卓に上ってきたそれは、豆腐にしてはしっかりした歯応えを持つ、古いタイプの食材だった。
    「戻ったら、木の芽の味噌で田楽にしようか。君の好物だろう?」
    「呑気なもんだな」
    そういえばいい酒もあったな、と同田貫が思った刹那、閃光で周りが真っ白になった。
    落雷か?慌てた瞬間に目に焼き付いた見覚えあるシルエット…敵大太刀それは確かに歌仙のすぐ向こう側に立っていた。
    瞬時に眩さは去り、暗反 1314