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    #銃三

    cannonIii

    comeco

    DOODLE付き合い始めの銃三デートのおはなし
    山田家ちょぴっと出てきます
    参考書は僕の恋人「ただいまー。」
     あっちー外から帰ると三郎がソファに寝転んでアイスを食べている。
    「あ、おかえり。」
    「……おまえ、それ」
     昨日の夜風呂の後に食って残ってたのは一本だけだったはず。
    「んー?ラスト一本。欲しかったらお前が買ってこいよな。」
    「はあ⁈俺が部活から帰ったら食うからって言ってあっただろ!」
    「名前書いてなかったお前が悪いんですう。山田家では名前が無ければ食べても文句言えないはずですからねー。」
     それはそうだけど。
    「チッ!買いに行くか……あ。」
     財布を出そうと尻ポッケを探るとガサッと紙の音。
    (そうだ。美術の[[rb:先生 > センコー]]になんか渡された。)
     部室に着替えに行こうと美術室の前を通った時に呼び止められて「これ、余ってるから兄弟と行ってこい」と言われた。くれるんなら貰っとくかくらいで内容も見ずに受け取った。ウチの先生たちなんかしんねーけど学校にくる生徒用の催し物のタダ券くれるんだよな。こないだはプロサッカーの学生招待券を体育の先生にもらったし。それは[[rb:友達 > ダチ]]と行ったんだけど美術の先生からってことは俺にはなんも関係ないんじゃねーかな。と思いながらぐしゃぐしゃの紙を取り出す。紙は二枚。特別美術展招待券と書いてある。
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