ムーンストーン
DONEダイの大冒険 バーンとの第一戦前夜のバランの心境を想像しています。モチーフの絵画はレ○ピ○の代表作です。
綺麗でも楽しい題材でもない絵ですが、連載時も再アニメ化の時もダイの慟哭とバランの号泣と重なって惹きつけられます。 2200
ムーンストーン
DONEダイの大冒険 140字SSに挑戦してみました。バランと出会う直前のソアラ視点を捏造しています。
避け難きもの「おめでとう娘子よ。汝は3国の滅びを代償に恋をし神の子を生むでしょう」乞食に告げられ逡巡の後、避けられ無いか訊ねる。「いいえ、その贖いで残り全てが救われるのです」王女が恋に狂う贅沢など許されないのに。不吉を振払う為癒やしの湖に行こうとソアラは何かに急き立てられるように足を向けた。
140ムーンストーン
DONE原作終了後、3年目位のポップのひとり語り。捏造設定多し。鬱展開です。5年後にダイが見つかるまでのポップの心象風景を妄想しました。
昔話の元ネタはインド発祥説もあるのでどこの世界にも似た話があるかな?と。
ルーラで辿りつけぬ処へバーン大戦の直後からポップ達は行方不明になったダイを探し求めていた。
メンバーを変えつつ捜査範囲を拡げ、瓦礫と化した街から街へ、山から谷へ、各大陸を粗方探し終えたら海へ、島へと。
そうしてポップは今日も地図に印をつけた。ここにはダイはいなかった、と。
羊皮紙に描かれた地図は書き込まれた覚書と印で真っ黒になっている。
朝に夕にと繙かれるためグローブ越しでさえ分かるほど、羊皮紙はくたりと滑らかに手に馴染む。その感触が厭わしい。
最初はマアムとメルルの3人での捜索だったがある程度の目星をつけた所でマアムはネイル村をいつまでも放って置けないと去り、メルルは古代占術を身につける為にテランの祖母の元へ帰っている。
来月には占いの結果を聞く約束をしているが彼女の神通力にも限度があるだろう。
3532メンバーを変えつつ捜査範囲を拡げ、瓦礫と化した街から街へ、山から谷へ、各大陸を粗方探し終えたら海へ、島へと。
そうしてポップは今日も地図に印をつけた。ここにはダイはいなかった、と。
羊皮紙に描かれた地図は書き込まれた覚書と印で真っ黒になっている。
朝に夕にと繙かれるためグローブ越しでさえ分かるほど、羊皮紙はくたりと滑らかに手に馴染む。その感触が厭わしい。
最初はマアムとメルルの3人での捜索だったがある程度の目星をつけた所でマアムはネイル村をいつまでも放って置けないと去り、メルルは古代占術を身につける為にテランの祖母の元へ帰っている。
来月には占いの結果を聞く約束をしているが彼女の神通力にも限度があるだろう。
ムーンストーン
DONEメガンテを巡るポップとダイの攻防戦。(ダイは籠城戦です。外から友軍が来ないと敗ける…)R-18は念の為。ほぼ会話オンリーです。ダイが弱々で、アニメ58話冒頭の戦意喪失ダイにキュンとなって衝動的に(略)
別の話になる予定だったので後で統合するかもしれません。
魔法契約設定も含めて捏造だらけですが、ダイ大の「メガンテは魔法が使える人ならだれでも使用可能」設定だと契約なしで使えるかも?と妄想しました。
The Point of No Return 回帰不能点〜ダイ酒場兼宿屋は夜になってもざわめきが消えない。
人里離れたデルムリン島育ちのダイが人の気配の濃厚さに気疲れしているのを悟ったポップはダイに先に風呂へ入れと促した。
カラスの行水ですぐ部屋に戻ったダイと入れ替わりにポップが一階の風呂に行くと、ダイは寝る前の準備として二人の荷物をすぐ持ち出せるようにそれぞれのベット上の足元に置いた。
それは二人がデルムリン島から冒険の旅にでたときからの習慣だった。
不思議なことに魔王軍に夜襲をかけられたことはほとんどないが、野生動物や凶暴化したモンスターに襲われたことは何度もある。
ダイが相手を剣で切り払えば返り血で服や荷物が汚れるし、ポップがうっかり最近出力が上がり続けているメラを放とうものなら山火事になりかねない。
5701人里離れたデルムリン島育ちのダイが人の気配の濃厚さに気疲れしているのを悟ったポップはダイに先に風呂へ入れと促した。
カラスの行水ですぐ部屋に戻ったダイと入れ替わりにポップが一階の風呂に行くと、ダイは寝る前の準備として二人の荷物をすぐ持ち出せるようにそれぞれのベット上の足元に置いた。
それは二人がデルムリン島から冒険の旅にでたときからの習慣だった。
不思議なことに魔王軍に夜襲をかけられたことはほとんどないが、野生動物や凶暴化したモンスターに襲われたことは何度もある。
ダイが相手を剣で切り払えば返り血で服や荷物が汚れるし、ポップがうっかり最近出力が上がり続けているメラを放とうものなら山火事になりかねない。
ムーンストーン
DONEアルキード王国滅亡の日にディーノを守った人もいるから、ダイは生き延びたんだよね、という過去妄想&モブばかりのお話です。バランとソアラに最悪な対応をした国王も一応孫に対する情けはあったし、無事?国外追放されたらそれなりの身分を保証されていただろうと妄想しました。
ディーノの祖父であること〜反抗アルキード王国の嫡女たるソアラ姫の守役を拝命していた男は、姫の出奔と共に解役され王城への出入りを禁止された。
今は元貴族となった、クリスと呼ばれる男はソアラ姫がその御子と共に連れ戻されたと聞き、厚顔無恥にも王城へ押しかけ王に面会を申し込んだ。
御前を穢すなど言語道断と撥ね退けられるが一向に諦めず王の私室の前で座り込む姿は、解役された時の潔さとは別人のようだった。
「そちは頑固者だ。ソアラの為に働く時は更にな」
王は諦め顔で面会を許し、程なくクリスは望みの内諾を得た。
それから直ぐに彼は地下牢へ行き、かつて姫を連れ去り今度は大人しく投降した男、バランに姿が見えぬ位置から話しかけた。
「私の三男は国外のさる貴族に文官として仕えております」
1439今は元貴族となった、クリスと呼ばれる男はソアラ姫がその御子と共に連れ戻されたと聞き、厚顔無恥にも王城へ押しかけ王に面会を申し込んだ。
御前を穢すなど言語道断と撥ね退けられるが一向に諦めず王の私室の前で座り込む姿は、解役された時の潔さとは別人のようだった。
「そちは頑固者だ。ソアラの為に働く時は更にな」
王は諦め顔で面会を許し、程なくクリスは望みの内諾を得た。
それから直ぐに彼は地下牢へ行き、かつて姫を連れ去り今度は大人しく投降した男、バランに姿が見えぬ位置から話しかけた。
「私の三男は国外のさる貴族に文官として仕えております」
ムーンストーン
DONEアルキード王国滅亡の日を回顧するラーハルト。ラーハルトとその家族の過去捏造です。
バランに拾われるまで小さい子が一人でよく生き延びられたなと。
公式?でハドラー率いる魔王軍の戦がはじまったのがラーハルト7才だそうで辛すぎる。
ラーハルト〜離岸ラーハルトは返り血で汚れた顔と手を湖で洗った。
服も乾いた血でゴワついて不快だが拠点に戻るまで我慢するしかない。
我が騎竜は水を飲み終えただろうかと、ラーハルトは顔を上げようとしてヒクリと頬が強張らせた。
水面に映る青肌で両頬に黒の紋様のある若い男は、幼いころ死別した父に驚くほど似ていたからだ。
ラーハルトの父の記憶は極僅かで、母子の住む家に食料や褒賞なのか略奪したのか貴金属などを持ってやってきては2〜3日過ごし、またふらりと去るというものだった。
父が家にいる間は、二人で近くの森に罠を仕掛けたり、父が愛用の槍で捉えた獲物の血抜きや毛皮の処理などをしてすごした。
特に父子の間に会話はなく、魔族の基準で普通の親子仲だったのかは未だにわからない。
1639服も乾いた血でゴワついて不快だが拠点に戻るまで我慢するしかない。
我が騎竜は水を飲み終えただろうかと、ラーハルトは顔を上げようとしてヒクリと頬が強張らせた。
水面に映る青肌で両頬に黒の紋様のある若い男は、幼いころ死別した父に驚くほど似ていたからだ。
ラーハルトの父の記憶は極僅かで、母子の住む家に食料や褒賞なのか略奪したのか貴金属などを持ってやってきては2〜3日過ごし、またふらりと去るというものだった。
父が家にいる間は、二人で近くの森に罠を仕掛けたり、父が愛用の槍で捉えた獲物の血抜きや毛皮の処理などをしてすごした。
特に父子の間に会話はなく、魔族の基準で普通の親子仲だったのかは未だにわからない。
ムーンストーン
DONE親子竜出陣前夜の一場面。アニオリでバウスン将軍父子の故郷の敵であるバランへの反応があるかなと思ったけど尺が無いのかスルーだったので幕間を想像してみました。
妻を早くに亡くした父子という共通点がある二人だなと。
この小さな手を守れますように「私では実力に不足かね?」
ヒュンケルとクロコダインの説得で一時同行を承諾した男は、その存在で場にいる人々を威圧した。
この男か。我がリンガイアを壊滅に追い込んだのは。
怒りに先んじてバウスンの全身から震えと恐怖がこみ上げる。
動揺を抑え込む為に無理に深呼吸し、視線で我が子の様子をうかがう。
幸いにして先日のような跳ねっ返りはしないでくれるようだ。
故郷の敵だと理解しているだろうが、口にださないだけの分別を働かせているのに安堵する。
まあ声もでないというのが実際の所だろうが。
会議室にいるメンバーの中で魔法使いの少年は威圧を受けた途端腰が抜けたようだ。
ただ一人勇者ダイだけがレオナ王女による魔宮の門への同行に反論したが、彼女に外堀を埋められプィと横を向くことで不満を露わにする。
1928ヒュンケルとクロコダインの説得で一時同行を承諾した男は、その存在で場にいる人々を威圧した。
この男か。我がリンガイアを壊滅に追い込んだのは。
怒りに先んじてバウスンの全身から震えと恐怖がこみ上げる。
動揺を抑え込む為に無理に深呼吸し、視線で我が子の様子をうかがう。
幸いにして先日のような跳ねっ返りはしないでくれるようだ。
故郷の敵だと理解しているだろうが、口にださないだけの分別を働かせているのに安堵する。
まあ声もでないというのが実際の所だろうが。
会議室にいるメンバーの中で魔法使いの少年は威圧を受けた途端腰が抜けたようだ。
ただ一人勇者ダイだけがレオナ王女による魔宮の門への同行に反論したが、彼女に外堀を埋められプィと横を向くことで不満を露わにする。