Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    sakuranko55

    @sakuranko55

    サークル「さくらんこ」
    創作BL「あなたのタマシイいただきます!」公開中です!
    小説 いるかとう
    イラスト ろめの

    pixiv https://www.pixiv.net/users/74511444
    FANBOX https://sakurauko55.fanbox.cc/

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 23

    sakuranko55

    ☆quiet follow

    pixivアップ予定のあなたまのメンバーの高校生のお話。
    高校時代の彼等の話もまたかけたら書きたいな。
    勿論エロい方。笑

    ##過去編
    ##絶有主《ゼウス》
    #創作BL
    creationOfBl
    #BL小説
    blNovel
    #バトル
    battle
    #能力
    capabilities
    #異能
    heteroenergy

    【過去編】那由多VSアクラシア①真紅の瞳を宿したヒューマノイドのアクラシアは真っ直ぐに千星那由多せんぼし なゆたを見詰めた。品定めするような視線に千星は萎縮し、神功のエネルギーで作った炎の刄を握り締める。アクラシアは武器である鞭をどこからともなく引き出すと、〝パシン〟と、小気味良い音を立てて戦闘モードへと突入した。

    「何度デモ、言う。センボシナユタ、オマエではワタシには勝てない。無駄に命を散らすカ、降伏するカ、さっさと選べ。ただ、どちらにしてもオマエが、生き残る可能性は低いダロウな」
    「そ、そんなのやってみなきゃわかんねぇだろ……ッ」
    「ワカル。イデアと共有していた過去の情報がソウ言ってイる」
    「……ッ、イデア、イデアって、お前はイデアの何なんだよ!」

    千星は神功から絶有主ゼウスメンバーについて簡単には聞かされていたがそれでも目の前に現れた、〝アクラシア〟と名前のつく〝イデア〟を成長させ、性別を変えたようにしか見えないヒューマノイドを受け入れる事が出来なかった。

    「ジングウ サチオから聞いていないのカ。まぁ、聞いていたとシテもオマエのゆるい頭では理解デキないか……」
    「………ぐっ!」
    「ワタシは、アクラシア。イデアと同じ製作者である犬飼教授により作られた後継作である。与えられた役割は異なるがな……。
    イデアロスは他のヒューマノイド同様、武器製造、裏生徒会の補助が主な役割でアッタが、ワタシは違う。裏生徒会メンバーとして政府の指示通りに動くことがワタシの使命である。そして、ワタシはイデアと全ての情報を交換しテいた。イデアが聞いたモノ、見たモノは全てワタシのメモリーニある。だが、ソレがある日を境に途絶えタ…………イデアはERRORを起こしてまで政府に仇なす事をワタシに伝えたくなかったようダな。なぜダカ分かるか?」
    「…………ッ、知るわけないだろ……ッ、俺だって知りたいぐらいだ!」
    「オマエに聞いたワタシが愚かだった……もうオマエと話スことは無い」
    「ぅ、わっ!!……ッ、速いッ!」
    「オマエはイデアロスにすら手も足もでなかったノデあろう?そんなオマエが後継機のワタシに敵うハズもない……タツミもまた選択を間違ッた」
    「そんなの、やってみな、─────ッッ!!!いってぇ…………っ!!」

    アクラシアの鞭が空中を走る。決して直線的に攻めてくれない、しなる縄を対処出来る程の実力を千星は持ち合わせていなかった。今までは誰かがフォローしてくれていたが今日はアクラシアと一対一である。圧倒的に経験不足、実力不足である千星は炎を剣で鞭の攻撃を止める事が精一杯である。流石にこのままではマズいと千星がアクラシアが鞭を引く動作に合わせて1歩出ようとしたその時、今まで撓っていた鞭が直線的に千星の二の腕を貫く。

    「………ッ、…………く」
    「ツギは心臓だ。もう一度聞ク、命乞いはしないノか?」

    ブシュッと血管が割かれる音が響いて千星の腕から血飛沫が上がった。アクラシアの鞭は縄でできたものであったが、直線的な動きに変わる瞬間に縄の外側を鉛が纏い、イバラ鞭のような機械鞭へと形状が変わった。
    歪で無機質で感情のないアクラシア本人を描いたような外装へと変化し、殺傷能力が格段に上がった。
    しかし、千星も寸でのところで指先が“解”文字を無意識に綴っていてアクラシアの鞭のルート解析をしてくれた為貫通は免れた。それでも白いワイシャツを赤く染めていく血液は止まることはなく、千星の表情は青ざめていく。昔なら間違いなくここで逃げていた。しかし、もう何度も〝逃げる〟選択を取って後悔をしている。その相手は幼馴染から始まり、親友、敵、仲間、家族……思い出せばキリがないほど千星は自分が後悔していると思いだしてしまう。そしてその全ては自分から動く事をしなければ解決しない事ばかりであった。千星の表情苦く笑んだ後、ぐっと歯を食いしばるように体が前傾に傾いた。

    「しない……ッ!」
    「ならば……死ネ……」

    千星が炎の剣を構え直すとアクラシアが機械の鞭に指示を送る。腕のしなりだけではなくアクラシア自身から発する電気信号でも動くようになった鞭は様々な基線を描いて千星に襲いかかる。千星は一気に表情を引き攣らせると共に〝土〟の字を綴ると防御用の壁を作った。
    正直勝てる気がしない。だが勝つしかない。
    こんな状況は昔から何度も経験はしている。でも、結局いつも自分は最後に誰かから助けてもらっていた。もしかしたら今回も巽が、晴生が、明智が、そして会長たちが助けに来てくれるかもしれない。そんな自分らしい弱い考えにすこしだけ気持ちは緩んだ。劣勢には変わりないのに心が軽くなった。俺の仲間は何があっても俺を裏切ることは無い。それだけは揺るがない真実であるからである。

    (仕方ねぇから助けてやろうか?)

    そんな声が千星の中から聞こえた。




    過去編
    https://www.pixiv.net/users/5534765/novels

    #pixiv https://www.pixiv.net/novel/series/8743959


    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💯💯💯💯💯
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    sakuranko55

    PROGRESS【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ⑤

    残りはアルファポリスで上げることにします!
    11月中はBL小説大賞に集中しますのでよろしくお願いします。
    九鬼が変態じゃないバトルはないです。笑
    【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ⑤「ねぇー、イロハちゃん。どれだけ姿を消してもニオイを消さないと〜。怖い怖い〜♡ってあまーいニオイがクッサイんだよネ〜」
    「ヒィッ!やめっ……!」
    「この髪って黒く出来るの?あーでも、水色のままでもいっか〜、顔だけ見てたら一緒だし、色違いもアリだね!」
    「い、いだあぁぁあっ、髪っ、引っ張るでなぁっ!」
    「はぁ……♡声が違うのがちょっとアレだけど、やっぱりイイヨ、イロハちゃん、その顔が歪むの最ッッッッ高!今までは黒い髪の赤い瞳の子をたくさーぁん殺してきたけど、顔が似てて色が違うっていうのもまたイイナァ……」
    「ひっ………ぅっ!?」

    逃げる間もなく伸びてきたてがイロハの首を掴んで地面へと抑え向けた。そのまま喉を押しつぶし、九鬼の指に力が入るとともに首が閉まっていく。イロハは色々な能力を有しているのに目の前の男に与えられる恐怖に屈服し、それ以上は能力が切り替わらなかった。喉を押し潰している手を必死に引っ掻いて、引っ張って足をばたつかせるがびくともせず視界が霞んでいく。
    1762

    sakuranko55

    PROGRESS【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ③
    神功VS薬師河の続き!
    アルファポリスでも

    ■巽×那由多
    【俺のこと愛してる幼馴染が彼女持ちだった件聞く?】
    ■九鬼×左千夫
    【美麗な彼氏の男の潮吹き講座(R18+)】更新中!
    【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ③「…………交渉決裂ですね、仕方がありません。
    それでは僕の用事が終わるまで眠っていてください」
    「左千夫こそ、ゆっくりしていってよ。悪い様にはしないからさ」

    静かだが殺気を含んだ言の葉が交わされた後二人の姿が消える。目にも止まらぬ速さで動いた二人の衝突音が所々で轟き、空間を震わせた。
    神功はリーチの長さを活かして槍を何度も突き出す。油断すれば蜂の巣にされそうなほど的確な急所狙いを薬師河は掌と膝から下を使って器用に受け止めた。神功は一際大きく後ろに肘を引くと小細工なく真っ直ぐに槍を突き出した。すると薬師河は槍の柄の部分を掌で滑らせて減速させ、足裏を前に突き出すようにして矛先を真っ向から受け止めた。
    〝ガギンッッ〟と鈍い金属音が響きわたって神功が眉を顰める。そのまま、ぐぐぐぐぐッと押し込もうとするが脚力と腕力の違いから押し切る事は出来ず。また、靭やかな優男の割には薬師河のウエイトは重く、ちょっとやそっとでは動く事は無かった。神功が薬師河の瞳から貫通した靴底の更に奥を見つめる。衝突で靴底は無惨にも穴が空いてしまったがその奥の足の指の付け根の辺りに硬い鉱石がプロテクターのようにはめられていた。
    1939

    sakuranko55

    PROGRESS【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ②
    神功VS薬師河です。
    ろめと、やっくんやっくんと言ってるのはこの人の事!むかしの名前は〝サチオ〟です。
    九鬼とは三角関係?になるんですが、さっちんがやっくんのことサチオって言い出したらややこしくなるやつだなーと思いつつもうどうもできない!!笑
    【過去編】神功・九鬼VS薬師河・イロハ②「7193……いや、左千夫とこうやって手合わせするのはいつぶりかな」
    「……………ッ!?……それはッ」
    「あ、そういう意味で言ったんじゃないよ。
    僕を殺したことなんて、もう忘れてくれていいからね」
    「────────ッ!!」

    神功の脳裏に記憶が蘇る。
    神功は幾度と無く繰り返された実験により記憶が断片的に欠けているが。九鬼との幼少期の出会いを思い出した時に同じく薬師河悠都やくしがわ ゆうとのことも思い出していた。
    更に脳が刺激を受けた事により、当時は“サチオ”と名乗る少年とのでき事が今また鮮明に蘇っていく。神功は“サチオ”、今は薬師河悠都やくしがわ ゆうとと名乗る男を確かに殺した。自分が実験体であった頃、研究員のお遊び紛いの同士討ちの相手が彼であった。神功は自分の殺し合いの相手が薬師河と最後まで気づく事なく、突き出したナイフが彼の首を切り裂き、彼と気づいたときには既に亡骸であったのだ。
    1440

    related works

    片栗粉

    DONEうちの子(侍)×うちの子(詩人)のBLです。すけべにいたりそうな雰囲気です。キャラ設定はこちらをご覧ください→https://poipiku.com/8793653/9349731.html
    雨とセンチメンタル 雨は時々、自分を感傷的にさせる。黒衣森は雨が降っていることが多く、必然的に雨の日には嫌な思い出が付きまとう。
     ここラベンダーベッドも例に漏れず雨が多く、まさに小雨が降り出したところであった。
    「少し夜風にあたってこようかな」
    ユリウスはエールの注がれたジョッキをぐいと飲み干して席を立つ。玄関扉を押すと微かに聞こえる雨音。
    「一服したら戻るよ」
    ひらひらと手を振って、扉を閉めた。玄関ポーチで感じる夜の風は、酒を飲んで少し火照った体に心地良い。ふうと息を吐いて煙草に火を点けた。
     たまたま、偶然、こればかりは仕方ないと思っているが、雨の日に母が亡くなったのを思い出しては感傷的になる。
     口にくわえた煙草を吸い、細くゆっくりと紫煙を吐き出す。ユリウスは普段であれば煙草を吸わないが、時々こうして感傷に浸る際に1人で嗜む。冒険稼業の合間に各地で集めた煙草をひとつひとつケースに収めて持ち歩いている。今日のは林檎の甘酸っぱいフレーバーだと店員から聞いていた。林檎の甘い香りと爽やかな酸味が口内に残る。
    2805

    嗟弓@ A29393221

    DONEアテンション
    BLオリジナルストーリー 異世界現代風 小説参考キャラビジュイラストあり
    他サイトに掲載済み
    ね、見て綺麗かつては人間が支配していた青い星。その支配はある日を境に変わってしまった。人間以外の動物が人間と同等の知を持ち、四足歩行を突如として始めたのだ。動物上分類で、自らと種類が異なると相手を他種族と呼び、逆もそう呼んだ。人間の築いた文化は崩れ、元々飼われていた動物の文化と混ざり、新しいものとなった。そこで起きた社会問題についてこの本では解く。
    1〜
    『他種族と混ざってはいけない』これはこの世界に周知されたルール。
    他種族を決して愛しても、恋をしていても。体を重ね、一線を越えることはこの世で社会的に死ぬのに等しい。周囲にバレると死刑は確定する。
    もし、仮に他種族と体を重ね産まれてくる子がいるのなら。その子はまず死に至る。有名かつ常識的な話。自らの持つ種族遺伝子とパートナーの持つ種族遺伝子が別である…つまり他種族同士場合。その遺伝子同士は決して結び付くことはない。ゲイやレズ…同性同士では子が孕めないことに似ている。ところが、それらと違うのは腹を大きくできるところだ。しかし残念ながら、腹を痛めて産む子は生物ならざる姿、形で産まれる。そして半日もすれば死に絶える。肺も、エラもなく心臓どころか、脳も骨もない体で産まれ息もできず死ぬ。
    6629

    recommended works