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    garden_eel1126

    CAN’T MAKE前にぼやいていたワスオタ♀
    男として育てられたオタが家督継いだ事をきっかけに女として過ごし始めてドギマギするワスを目指してた、、はず、、、、、
    愛情を知るワースが生家に呼び出されたのは、オーターが家督を継いでから一月後の事。
    神覚者として魔法局に勤めていたオーターはいつ休んでいるのかと噂になるほどのワーカホリックで、そんな彼が1週間の休暇を申し出た事が全ての発端だった。

    (今更俺になんの用だよ。)

    オーターがその1週間の休暇で家督を継ぎ、両親を隠居させた事は魔法局内で噂になっていたのでワースの耳にも入っている。噂話しか知らない理由は当然オーターが喋らないからだった。
    イノセントゼロとの一件でワースは両親とは疎遠になっている。父親に認められるため、価値をつけてもらうために今まで努力を重ねて来たワースだったが、ランスとの戦いで身を置く場所を間違えていた事を知った。認められる喜びを知ってしまってはあの家に戻る事なんてできなかったのだ。大体、需要が違えば価値だって変動する。苛烈な戦場に求められるのは頭脳明晰な研究者ではなく、状況を打破できるヒーローだろう。それと同じでマドル家で俺の需要は無かった。無かったら需要のある所に行けばいい。簡単な話だったのだ。まだ完全に吹っ切れたとは言えないが、自分の価値は努力と環境で決まる。その事に気づいたワースはやっと地に足をつけて歩み出す事ができた。それからは失態を挽回しようと必死に努力を重ねた。実技、座学共に優秀な成績を収めイーストンを卒業し、魔法局という就職先を手に入れたのである。
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