夏の秘宝「あぁ……奪いたいねぇ」
「おー? どうしたバーソロ」
「やぁ徐福、今日もナイスメカクレだ」
「いや、うん、まぁもう慣れた。で?」
「ん? あぁ、ふふっ……」
「えっなにこわ……」
「まさかあんな宝がこんな近くにあっただなんてね、盲点だったよ」
「宝ァ?」
「宝さ。見つけてしまったからには、手に入れたくなるのが海賊の性というものだろう?」
「同意を求められてもなー」
「あぁ……奪ってしまいたいな、パーシヴァルの純潔」
「おっとぉ? 思ってたんと違うぞぉ?」
「ということでね。どう声をかけようか、どう誘えば彼は私を抱いてくれるかと思案していたのさ」
「よし逃げよう」
「……まさかメカクレ以外の……メカクレ以上に手に入れたい宝が見つかるとはね。夏の魔力、というやつかな?」
「絶対に違うと思うなーもーやだ助けてマスターさんマシュちゃーん!!」