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    桃霞りえ

    @momo303rie

    自分用の倉庫的なものです。
    設定でも作品でもなんでも突っ込む予定。
    レイマシュの投稿がほとんど。
    完成品はほぼほぼpixivにも掲載しているものです。
    正直、まだポイピクの使い方わかってません⋯⋯。
    できたは出来上がった(完成している)ものです。
    書きかけは、小説のかたちで書いた未完のもの。
    メモは本当にメモです。セリフだけだったり、設定説明だけだったり。感想文みたいなやつですね。

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    桃霞りえ

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    ランマシュ。まだくっつく前の設定。

    ランスくんがマッシュくんを好きだと気づいた時に始まるランマシュイノゼロ戦後。全部落ち着いた二年生頃に、気づいたらマッシュを探してるな俺は、って気づくランス。
    最初こそ、アイツは世話がかかるから、目を離した隙に何をしでかすか分からないから気になって当然と思ってた。
    だけど、自覚した状態で目で追う内に、ただ心配してるだけではないと気づいてしまう。
    得意げにしているマッシュに、凄いねと褒めているフィンに対してそこを変わって欲しいと思ってしまった。俺なら褒めたうえで頭の一つも撫でてやれるのにと。
    落ち込むマッシュの傍らに、当然のように馴れ馴れしく居座るドットに苛立ちを覚えた。ヤツの存在が目障りなのは元からだが、そこは貴様の場所じゃないと殺意にも似た感情が湧き上がる。距離が近い。そいつに気安く触るな。
    友人同士ならなんて事のない距離感がただただ許せなかった。
    それらは、決して友人に対して向けていいものではない。そう理解してから──あぁ、俺はマッシュの事が好きなのかと思うまでは早かった。むしろ、なぜ今まで気づかなかったのかと不思議に思うほど。
    そこからランスくんは少しずつ行動を変える。
    マッシュとの時間を少しでも増やそうと、まずは意識してもらわなくては意味がないから。けれど、そのマッシュとの時間確保が中々難しい。
    側に居たはずなのに、一瞬目を離した隙にどこかに消えている。会いたい時にはほぼ部屋に居ないし、そういう時に限って予測のつかない場所に居たりする。勉強を見る時は普段のメンバーも居て、到底二人きりになどなれない。
    やっとの思いで、わずかな時間を勝ち取れたと思った時ですら、余韻に浸る間も無く「せっかく時間ができたんだから、妹さんの為に使ってあげて」とだけ残してマッシュは何処かへ一瞬で消えてしまった。
    自分が居ては気を遣わせるだろうと判断して立ち去ったのだろうマッシュの行動に、ランスは膝から崩れ落ちた。
    ただマッシュの側に居る──その難易度のあまりの高さに思わず床を力無く叩く。気分は固有魔法でここら一帯の地面を人一人埋められる程には沈めてやりたかったのだが、ランスには杖を握る気力すら残されて無かった。
    この日からランスはなりふり構わなくなっていく。
    二人きりは難易度が高すぎる。それなら、誰が居たとしても常に隣に居るようにしようと行動した。
    それだけではきっとダメだと、思った事はできるだけ伝えるようにもした。
    「お前のそういった部分は好ましいな」とか、「気の抜けた表情見てると肩の余分な力が抜けて良いな」とか──ランスの言葉の数々にマッシュは首を傾げるだけだったが、フィンやドットは鬼の霍乱か??と背筋を震わせていた事を知らない。知る由もない。
    だが、ランスが堪えきれずに「今日もマッシュは可愛いな」と言った日にはマッシュ自身は「どうも?」と訳わからない様子で相槌を打つだけだったが、横で聞いてたフィンは白目を剥いて倒れていた。それ程に衝撃だったのだろう。
    けれども、それだけやってもマッシュには伝わらなかった。
    周りの方が、ランス・クラウンはマッシュ・バーンデッドに片想いしてるんだとヒソヒソしてるのに。フィンもドットも生ぬるい目で見ているのに、マッシュにだけは伝わらなかった。
    回りくどい言い方ではダメなのかと。もっと明け透けに、周りがドン引くくらいではないとマッシュには届かないのか?
    切り替えの速さも、思い切りの良さも備えてしまっているランス。恋は盲目で、思い込みは最強の錯乱魔法だったと知るのは全てが丸く収まってから。

    そこから、事あるごとにランスはマッシュに「好き」を伝えた。
    それこそ、周囲が「また始まった」と思える程に。ドットが過度の胸焼けを起こして倒れ、保健室に運ばれる事数回。フィンが諦めを通り越し、菩薩のような笑顔で「それでもまだ付き合えてないの?なんで?」と聞いてくるが、それはこっちが聞きたかった。
    身近な人間も周囲も、ランスがどんなタイプの好意をマッシュに寄せているのかとっくに気づいてるのに、マッシュだけがのらりくらりとしている。本当は気付いてて、迷惑と言えないから流してるだけなのかと勘ぐりたくなったが、そんな器用な事ができる人間ではない事くらい知っていた。ランスでなくとも知られている事実だ。
    そうなると本気で、マッシュはただわかっていないだけになる。
    好きとどれだけ伝えても伝わらない。
    もう、どうすればいいんだと思い詰め、積もり積もった憤懣がランスをヤケクソにさせた。
    どうせこんな事言ったって伝わらないんだろうな!?と、「昨日、お前で抜いた」と、皆んながいる前で言い出すランス。意味のわからないマッシュは「抜く?何を??」と、予想通りに首を捻っただけ。それ以外のランスが言った内容を理解できた周囲はざわついた。というか、ドン引いた。
    今まで成り行きを見守っていただけのドットとフィンが流石にこれは見過ごせねえとランスの肩をそれぞれ掴んで「そこのスカした兄ちゃん、ちょっとツラ貸せや」「あっちで話そうか──大事な話をさ⋯⋯」って顔を盛大に引き攣らせた二人にどこかに連れ出されてしまう。置き去りにされたマッシュはランスに何を言われたのかも、周りが何で騒がしいのかもわからなかった。ただ、もっとランスくんに構ってもらってもいいってことなのかな?と、どこかズレた感想を抱いただけ。


    そんな感じから始まるランマシュ。
    実はランス→→→(←無自覚)マッシュだったりしたら楽しいよねと思ってる。
    書くかどうかはわからないけど、思いついちゃったネタ。実は小説書き始めた頃には既にあった設定だったりする⋯⋯。
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