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    pittania10

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    pittania10

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    ※R18、♡喘ぎ注意

    「よーく似合ってますよ、練牙さん」

    ピンクのLEDネオンがキラキラと眩しいラブホテルの一室で。ハートの形を模したでかいベッドの上に二人で座り込んで。恋人同士のオレ達がこれからする事といえば勿論、一つしかない訳で。

    添と付き合い始めてはや一年。もう何度もそういう事はしてるし、せ、セックスにだって慣れた……とは口が裂けても言えないけれど。というかいつまで経っても慣れないのは何でなんだ?ちょっとキスするだけではぁはぁ息が上がっちまうとか、全然カッコつかないよな。
    ……こんな奴と付き合ってて添は楽しいのかな。はぁ、オレってほんとにダメダメだ……って違う。今はそんな反省会してる場合じゃなくて───

    「…………て、添。やっぱりこの格好、おかしくないか?」
    「んー?何でですか?こんなに可愛いのに」
    「か、可愛いって……」

    やたらと上機嫌な添を横目にさっと自分の姿を再確認する。

    太腿に食いこんだニーハイソックス。お尻のラインがくっきりと浮かび上がるほどタイトなミニスカート。極めつけはぺらっぺらな薄い生地の……ナース服。

    …………………いや、やっぱりどう考えてもおかしいよな!?

    「やだなー。全然おかしくなんてないですよ?オレと練牙さんは恋人同士なんだから、コスプレえっちくらいするでしょ」

    オレの心の叫びは勢い余って口から飛び出ていたらしく、こんなの普通ですよーとばかりに添はハハッと笑った。

    「そ、そうなのか……?」

    恋人である彼がそう言うのだ、コスプレえっちなんて日常ちゃはんじ?なのもしれない。いやでももし、そうだとしてもやっぱり、今のオレの格好には問題しかない気がする。だってナース服なんて……可愛い女の子が着るならともかく、オレは結構ガタイも良いし身長もそれなりにあるれっきとした男で。添は似合うと口では言ってくれるけど……いくらモデルとはいえ着こなせない服はある。そしてこの服はやっぱりオレには似合わない気がする。
    それに比べて、と俯けていた顔を上げ添の方をちらりと見やる。
    裾の長い白衣に身を包み、黒縁眼鏡を掛けて首から聴診器を下げたその姿はいかにも優しげなお医者さん、といった感じだ。……うう、格好いい。というかオレも着るならその衣装が良かったな。添ともお揃いになるしな!うーん、何でナース服なのか益々わかんねぇ……。

    「練牙さーん?それ、心の声のつもりでしょうけど全部口から出てますよー」
    「………………うぇっ!?」
    「はは、ヘンな声。んー、お揃いもイイけど……やっぱり練牙さんにはこの服が一番似合うと思うんですよね。その証拠に……ほら、」
    「っ!?」

    その時、突然太腿にぐっと押し付けられたのは熱くて硬い感触。

    こ、これって、添の…………ち、ちん、

    「……オレがどれだけ興奮してるか、わかりましたー?」

    はくはくと金魚のように口を震わせながら何度も首を縦に振る。添はにやりと口元を歪めて、その明らかな熱の灯った瞳がオレを射抜いて───
    ……あ、駄目だ。このままじゃオレも、熱くなっちまう……。

    「て、てん…………オレも、」

    添の身体をぎゅっと抱き締めて、はぁっと生暖かい息を吐く。白衣から覗く彼の首筋に、まるで吸血鬼みたいにかぷりと噛み付いて。


    「オレも…………ほしい」


    それが、二人の夜が始まる合図だった。







    「んっ…………♡ぁ、あ、ふっ……ん、は♡」
    「ははっ。流石はド〇キで買った安物ってトコかな。乳首がビンビンに勃ってるのがよく分かる……」

    向かい合ったまま添の膝の上に乗せられて、薄い生地の上から乳首を撫でるように何度も捏ねくり回される。くに。こりっ。くにくにっ。時に優しく、時には強く、親指と人差し指で挟んだり、押し潰されたり。絶妙な力加減で弄ばれた突起は服に擦れるだけでひりひりして痛いのに、添の指の動きが止まる気配は全く無かった。ほとんど意味を持たない布一枚を隔てた先で、彼の指先が胸をなぞるのを見ている事しかできなくて。

    「はっ♡んぅ…………あ、ぅ!」

    そのまま足先からせり上がってくる気持ち良さに身を委ねていると、不意に目に飛び込んできたのは添の綺麗に渦巻いたつむじだった。胸元を襲う違和感と、それを上回る程の強烈な快感。添が、オレの尖り切った乳首を服の上からぢゅうぢゅう吸っているのだと分かった。

    「て、添!それ、やめ……っ、ぁ、ひゃあんっ♡」
    「……ン、はむ…………あー、やっぱ服の上からだと物足りない?じゃ、ボタン外しますねー」
    「ち、ちが!そうじゃな…………ひ、あぁんっ!♡」

    胸元が空気に触れる。やっと解放されたはずのオレの突起は、休む間も無く湿った温度に包まれていた。布という名の壁を取り払って直接刺激を与えてくるそれが、添の舌先だとようやく理解した頃。ちゅううっと音を立てながら左側の粒を勢い良く吸い上げられて、未だ処理の追いつかない脳内がびりびりと痺れ始めた。

    「ひ、ぃっ♡は、ぅあ、んん、アッ!♡」

    きもちいい。……きもちいい。でも、物足りない。
    更なる快感を追い求めて、右側の突起にも触れてほしくて。添の手首を弱々しい力でぎゅうと掴み、服の合わせから露わになった右乳首にそろそろと誘導する。だというのに、添はいつまで経ってもそこを触ってはくれなくて……。

    「て、てんん………右もぉ……………♡」
    「ん?だーめ♡練牙さんは左側だけでイけるでしょ?」

    赤ちゃんみたいにちゅうちゅうと左胸に吸い付きながら、上目遣いのまま問いかけてくる添の声がじわりと頭に響いてくる。
    ちゅうちゅう。ぢゅるるっ。いきたい。イキたい。あともうちょっと。もうちょっとなのに……♡

    「っあ!?」

    その時、不意に訪れた衝撃。ちゅぱちゅぱと丹念に舐られていた先端をカリッと噛まれて、スカートの下で膨らんだオレの中心は呆気なく音を上げてしまった。

    「ぅ"〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡」

    遂に我慢の限界を迎えて、溜まっていた精子を下着の中で吐き出す。びゅくびゅくと溢れ続けるそれは白いスカートにまで染みを作り、穿いていたボクサーパンツが使い物にならなくなった事をふわふわした頭の中で悟った。
    添はゆっくり顔を上げて、オレの赤く腫れた乳首からそっと唇を離していく。彼の唾液でたっぷり濡れたそこから繋がった銀色の糸がぷつん、と途切れる様は何ともいやらしく見えて、思わず目を逸らしてしまった。

    「いっぱい出ましたね〜、えらいえらい♡」

    オレはこんなにいっぱいいっぱいなのに、添はというと余裕そうな表情のまま頭を撫でてくるだけで。それが何だか悔しかったけど、その時ふと目に入った添の股間は、今にも破裂しそうなくらいぱんぱんに膨らみズボンを押し上げていて───
    そこから目を離す事は、もうできそうになかった。

    勢いのまま、吐き出した精液のせいでぐちゃぐちゃになった下着を脱いでベッドの下に落とす。彼の目の前でぱかっと股を開いて、さっきからずっとヒクついていた後ろの穴を人差し指と中指でくぱぁ♡と押し広げた。

    「もう準備、できてるから……てん……はやく、ここにもぉ…………♡」

    待ち切れなくて、添と会う前に一人で準備してきたところ。自分がどれだけ恥ずかしい姿を晒してるのかとか、そんな事を考える余裕は今のオレには全く残されていなかった。早く、一秒でも早くここを添の大きいモノで埋めてほしい。早く、はやく───……♡

    ベッドに盛り付けられたオレという名の獲物を前にして、すぅっと添の纏う雰囲気が変わるのが分かった。

    飢えた獣のようにぎらついた瞳を隠そうともせず、彼は───オレの首筋をじっとりと舐め上げた。







    「んァ、ひぃんっ♡は、ぁあん、んっん♡あ……!」
    「っあー…………狭…………」

    肌と肌がぶつかり合う音と生々しい水音が部屋中に響き渡る。
    いつの間にやら添に押し倒されていたオレは、服を脱ごうとした手を彼に止められてそのまま全身を貪られていた。折角のコスプレえっちなんだから、とか何とか言われて。
    正常位で組み敷かれたまま上下に揺さぶられて、シーツと身体が擦れる音をぼうっと聞きながら。焦らすように浅いところを行き来する添のちんこは太くて熱くて気持ちいいのに、それだけじゃどうしても満足できなかった。

    「てんっ……♡も、もっと深い、とこもっ……あんっ!♡」
    「はぁっ……んー、なに?もっとお注射してほしいの?」
    「ひ、ぁアっ……♡してほしっ……もっとお注射、ほしぃ……っ♡」
    「はは、かーわい♡やらしいナースさんです、ねっ!!」
    「〜〜〜〜〜〜〜っあ"!♡♡」

    添のちんこの先端がごちゅんっとオレの最奥を貫いて、瞼の裏側でちかちかと星が飛んだ。ごりゅっ、ぐちゅ、ごりゅん。内壁を抉るように擦られ続けて、発火しそうなくらいナカが熱い。さっきの焦らすような浅い動きとはうってかわって、添はオレの膣内を探るように、開くようにずんずん腰を押し進めていった。

    「んァあぁあっ!?て、てんっ♡奥、ごりゅごりゅきもちい、きもちぃ"っ……♡♡」
    「……今は添じゃなくて『先生』、でしょ?」
    「せ、せんせぇっ♡奥いっぱい突いてっ、もっといっぱ………〜〜〜〜〜っっっ♡♡♡」

    ぬぷぷ、と腹の内側に添のちんこが入り込んできて、どろどろに溶けたオレのナカを踏み荒らしていく。息をする事すらままならなくてかはっと掠れたような音が口から零れ出る。それを飲み込ませるように添が口内に指を突っ込んできて、オレはイヤイヤをするようにぎゅっとシーツを掴む事しかできなかった。
    くらりとお酒に酔った時みたいに身体が痺れて動かない。彼の指を傷付けないように必死になってちゅぱちゅぱ吸っているとふいに添が腰の動きを止めて、オレの唇からゆっくりと指を抜いていった。唾液によってぬらぬらと光る人差し指を、添はぺろっとひと舐めして。

    「……………はぁ。甘………」

    見せつけるように口内に指を含んだ彼は強烈な色気を纏っていた。その姿から目を逸らす事ができなくて釘付けになっていると、今までの行為が全て嘘だったかのように、添は子どものような無邪気さを含んでにっこりと笑った。

    「───練牙さん。ちょっと耳貸してくれません?」
    「み、みみ…………??」

    考える暇もなく耳の中に冷たい何かが入り込んできて、思わずびくりと身体が跳ねた。オレの耳から伸びた銀色に光る管のようなもの。その正体が添が首から下げていた聴診器だと分かってますます訳が分からなくなる。オレは一応ナースのはずなのに、何で聴診器をつけてるんだ……?これから何が起こるのかが全く分からなくて、少しだけ心配になって添が着ている白衣の袖口を掴む。そんなオレの不安を取り除こうとするように、添は変わらず口元に笑みを浮かべているけれど……。

    ───ずちゅっ。

    「………………っえ?」

    その時、添が急に腰の動きを再開して。埋まったままだった添のちんこがオレの中で突如として暴れまわった。さっきと同じようにオレが一番感じる所を的確に突かれて、快楽のあまり目が回りそうだったけど。でも、違う。さっきとは決定的に違う事が……一つだけある。

    ───ずぼっ♡ぬちゅぬちゅ♡どちゅんっっ♡

    「……や、やらっ!耳元で音が聞こえりゅのやっ、やらぁっ!!!♡♡」

    中に入っているモノの形が分かるくらい、腹筋にぐっと聴診器を押し当てられて。チューブを伝って聞こえてくるのは耳を塞ぎたくなるようなはしたない音だった。ずちゅ、ぬちゅ。ぐちゃぐちゃ。恥ずかしすぎて聴診器なんて早く外してしまいたいのに、オレの思考とは裏腹に身体はどんどん熱さを増すばかりだった。

    「……っぐ……オレが練牙さんを犯してるえっちな音、いっぱい聞けて嬉しーね?」
    「やら………恥ずかし、かりゃっ♡もうやめてぇっ……♡いじわる、しないれ……」
    「あーあー。練牙さんてば、顔ぐっしょぐしょですよ?」

    涙と汗と鼻水が入り交じり、顎を伝って流れ落ちたオレの体液を添は愉快そうにべろりと舐め取った。ニーハイソックスの中に指を突っ込みながら太腿を撫でられてびくんっと身体が反応する。ふっと笑う気配がしたと同時に、添の厚い舌が口の中に入り込んできた。ちゅぱ。くちゅくちゅ。ずぼっ。ぐちょ。舌と舌が絡まり合う音と添がオレを犯す音、オレから零れ出る喘ぎ声。その全てが混ざり合って耳の中に直接流れ込んでくる。

    「ぁふっ……♡んちゅ♡ンンッ………もう、らめぇっ………♡」
    「んはっ……オレももうイきそ…………」

    ふわふわとした意識の中で、それでも口元が寂しくてキスをねだるように添の背中に腕を回す。力加減すら上手くできなくて無意識のままに彼の肌に爪を立ててしまったけれど、今のオレにはその事に気づく余裕なんてまるで無かった。お互いの胸がぴたりと合わさって、添の柔らかな前髪がさらりと額に触れてくる。曖昧になっていた二人の境界線が無くなっていく。ちゅっと一度だけ唇を吸われたかと思うと、そこからはもう滅茶苦茶だった。そのままぬるりと割り込んできた添の舌先が口内を蕩かしていく。歯の裏側を確かめるようになぞられながら、下半身に埋まったモノがオレのいいところを何度も貫く。上からも下からもぐちゅぐちゅと粘着質な音が鳴り止まず、聴診器を通して聞こえる卑猥なそれらが頭まで響いておかしくなりそうだった。

    「……はぁっ。ねぇ練牙さん。オレの精液、どこにほしい?」
    「っぷは……♡なかっ……なかにちょうらい、てんのあついのっ♡なかにっ……!♡♡」

    淫らな水音に耳を犯されながら、それでも添の声だけははっきりと聞こえるのが不思議だった。
    もう何度も中に放たれた事のある彼の精液。じわりと胎内に広がるあの熱い感触が忘れられなくて、舌を絡ませ合いながらその先をねだる。すると添は心得たといわんばかりにオレの腹の上を指先で優しくなぞって───

    「オレの精子、ぜーんぶナカで受け止めてくださいね……?」

    耳元で囁かれた砂糖菓子みたいに甘いその言葉にと共に、オレの中に注ぎ込まれた熱が一体化していく感覚がどうしようもなく嬉しくて、気持ち良くて。

    「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!♡♡♡♡♡」

    この上ない喜びと充足感が全身を満たしていく。と同時に、瀬戸際で保っていた意識がぷつん、と途切れる音が聞こえた。










    ───その後。気を失っていたらしいオレが目覚めた時にはどろどろだった身体が全部綺麗になってて、添には申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど。

    「練牙さーん。次はこれ、着てみません?」

    あの日以来、オレたちの間でコスプレえっちがちょっとしたブームになってしまったのは……言うまでもない。


    うう。次はメイド服か。


    …………たのしみ、だな。
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