始祖一家のゆるふわ設定まとめ【世界観】
108もあるのに、いつまで経っても埋まらない神の席。それをどうにかするために、新しく作っちゃおう! と神様たちが思いついたところまでは本編と変わりません。
ただこの軸の神様たちは、先にこんなことを考えました。「もし期待が外れたらどうする?」と。
例え少なめに作ったとしても、期待が外れれば多少は損をしてしまいます。そこで、誰かが言い出しました。
「そうならないように、始めから教育すれば良いのでは?」
よしそれだ!ということで神々は地上に学校を作り、教師をすることになったのです。この計画は概ね成功。初めは一つしかなかった学校も、育てた超人を教師に据えることで各地に数を増やしていきました。
そんな数ある超人学校の中でも、最も歴史の古い『超神小学校』。そこに子始祖たちは通っています。そこに通いながらスクスク成長していく子どもたちと、それを見守るザ・マン。
彼らが繰り広げる、ハートフルな物語にしていきたいと思ってきます。
……いわゆるパラレルワールドですが、登場する超人たちはうっすら本編の記憶を持っています。そのせいか、たまによく分からない既視感や感情を抱くこともあるようです。
【超神小学校について】
地上に降りた神々が、初めに作ったのが『超神小学校』です。名前は小学校ですが、実は小中高一貫になっています。元々はこの一校だけでしたが、時が経つにつれて世界中に分校が増えていきました。分校の名前には「○○(地名)分校」の一文が付与されます。
ちなみに神たちが直接指導しているのは本校、ということでザ・マンの元職場も本校です。
本校と分校の違いは一つ。分校はその地域の子どもが区分なく集められますが、本校に入る子どもは「選ばれて」います。入学できる年齢になると、どこからともなく入学届が届くのです。
元々「神の座を埋めるための下準備」と言う目的で作られたが故に、その適正がありそうな子どもを選んでいると言われています。この選考は世界規模どころか宇宙も含みます。
そのため本校の規模は大きめです。総クラス数は、いつも全部で29クラス。最大5クラス、最小4クラスで構成されています。中学・高校はおよそこの半分くらいのクラス数になります。
一貫校ゆえにメンバーがほぼ変わらないため、大体の生徒が一年一度のクラス替えを楽しみにしています。
ちなみに通学手段ですが、主に以下の二つに分かれています。
〈地球上に家がある場合〉
神ヂカラで作ったワープホールを使って通学します。ポイントは各家⇔学校近くのとある公園。
このワープホールの主な動力源は公園内にある謎の回る遊具です。子どもたちが回せば回すだけ、エネルギーが貯められるとか何とか。
〈地球上に家がない場合〉
流石に遠すぎるので、学校がある街に何らかの形でお引越しすることになります。大体神様が手配してくれるので、そんなに問題はない様子。
なおこの世界線には魔界がないので、プリンスは多分インド出身とかです。
【一家のはじまり】
神様たちは超人を生み出すことができますが、教師として一定の評価を修めると「自分の系譜に連なる超人」を生み出す許可を得られます。これは、教師としての仕事と育児を両立できるかを確かめるための指標です。
12年前、慈悲の神ことザ・マンも基準を満たすことができました。早速生み出したのが金銀兄弟です。さてこれから頑張るぞと言う時に、学校の裏門前に八人の赤ちゃんが捨てられる事件が起きました。のちの参〜拾式たちです。
神様たちはその子たちを然るべき施設に預けようとしたのですが、それにザ・マンが待ったをかけます。赤ちゃんたちを一目見た瞬間から、ザ・マンの中に「もう二度と手放してはいけない」という想いが湧き上がってきたからです。
どうしてそう思うのかは全く分かりませんでしたが、ザ・マンは他の神様たちに「この子たちを育てさせてほしい」と頼み込みました。
その熱意に負けた神様たちは、ザ・マンが退職する代わりに十人の子どもたち全員を育てることを認めます。さらに全くの偶然で新居も手に入れ、神様たちの援助を受けつつの新生活が始まりました。こうして始祖一家の原型が出来上がったのです。
……この辺は、のちにお話として形にできたらいいなと思っています。
【超神さんと一家の関係】
ザ・マンと彼らはもう同僚ではありません。ですが、初めの約束どおりにあの手この手で育児のサポートをしてくれています。子どもたちが物心つくまでは、日替わりで家に在住していました。
それ以降に姿を現すかどうかは神それぞれ。子どもたちからの認知度もまちまちです。なお、一番知られていて「ザ・マンの友だち、先生だった!」くらい。最低ラインが「段ボール箱の人(いつもシンプルな段ボール箱でプレゼントを贈ってくるから)」です。
【おとなりさんと一家の関係】
おとなりさんことキン肉一家と始祖一家の関係は、ザ・マンが新居を得たころに遡ります。
このザ・マンが得た新居は、そもそもキン肉一家の家長である真弓さんのものでした。12年前、25歳でキン肉星親善大使になった真弓さんが住まいとして手配したお家です。
ただこの時、真弓さんは何故か家を二つ手配してしまいました。その結果、色違いの大きな家が隣同士に二つ並ぶことになってしまったのです。ちゃんともの凄く叱られました。
頭を抱えた真弓さんは、藁にもすがる想いで母校に連絡を入れます。するとこの時、十人の子を育てることになったザ・マンがちょうど新居を探していました。元々予定していた家では流石に狭すぎたからです。
あまりに絶好のタイミングでやってきた相談に、神様たちは嬉々として二組を引き合わせました。当人たちも全く異論はなしと言うことで、今に続くおとなりさんの関係が生まれたのです。そんなこんなで、両家の子どもたちは兄弟同然に育ちました。
【おとなりさんについて】
父の真弓さん、母の小百合さん、二人の息子のアタルくんとスグルくん兄弟、それから親戚のタツノリくんとサダハルくんの六人家族です。
タツ&サダ兄弟は、真弓さんのお兄さんの子ども。つまり叔父と甥の関係になります。このお兄さんが現キン肉星の大王なので、真弓さんは王様ではありません。地球在住のキン肉星親善大使です。
タツ&サダ兄弟が真弓さんの家にいるのは、社会勉強の名目で二人に預けられることになったからです。両親と滅多に会えないことを寂しく思うこともあるようですが、兄弟仲良く日々を過ごしています。
ちなみに末っ子のスグルくんには、同じ日に同じ病院で生まれた同い年の幼なじみたちがいます。母親同士が仲良くなった影響で、今現在も交流を続けているようです。
【書道教室について】
ザ・マンが副業として開いている書道教室です。お家に広い和室があるので、そこを使っています。下は小学一年生からですが、上は特に制限していません。たまに昔の教え子も来ます。
字の綺麗な書き方はもちろん、礼儀作法まで完璧に仕上げてくれると保護者から人気です。どんな悪ガキであっても、織り目正しい仕草を身につける事ができます。
また上達して何かしらの結果を出せるようになると、ザ・マンが直々に〈二つ名〉をつけてくれます。天啓に基づいて決めるので、センスが独特です。具体的にいうと「完○」のやつです。
ちなみに子始祖たちはたまにお手伝いをしにいっています。特別講師です。
to be continued……