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    higuyogu

    @higuyogu

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    POIPOI 76

    higuyogu

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    世界木3、自ギルド。がっつりBL。会話文のみ。下ネタも堂々とある。

    ・自ギルドストーリークリアまでセリフのみ⤵︎
    https://poipiku.com/1066758/9375731.html
    これも目を通すと、若干内容が分かりやすくなるかもしれないです。

    その3
    https://poipiku.com/1066758/9567185.html

    ssその2 アモロ、長髪プリンスとポニテショーグンとポニテシノビオ…オウミナミ(オウミ) 長髪プリンス。金髪碧眼
    タカラブネのことが心配。🍍

    み…みつうろこ ポニテショーグン男。青い
    オウミのことが大好き♡

    ラ…タカラブネ(ラブネ) ポニテシノビ男。金髪碧眼
    2人が隣でイチャイチャしていても余裕で寝れる


    ショー×プリンス+シノビ



    ○その1

    オ「お前の体をこうも長く眺めたことはなかったが、胴が長いのだな」
    み「ん?悪口ですか?」
    オ「なぜ悪口になる」
    み「そういう文化があるんです」
    オ「さまざまあるのだな。ふむ、胴が長いからかのっぺりしてみえる。意外だ」
    み「やっぱり悪口ですよね。無自覚な悪口は超絶害なので殴りますね」


    ラ「みつうろこさんが薄い?引き締まっているの言い間違いでは」
    み「分かっているじゃないですか」
    ラ「それよりもオウミ様の方が貧相で平らですよ。あの凹凸の半分は骨じゃないですか」
    み「丸くなるべきなのは賛同しますが、いつ見たんですかね」
    ラ「うお〜!これが大人の殺意!すごい迫力だ!」


    ○その2
    オ「最近のタカラブネは街中ではシノビの格好をしないのか」
    み「そいやそうですね。着替えてからほっつき歩いてるみたいです」
    オ「街の中でも忍ぶとはなかなかの徹底ぶりだ」
    み「本物のスパイでしょうしね」
    オ「そ、そうだったのか」
    み「気づいてなかったんですか」


    ○その3
    オ「タカラブネよ、床に巣を作るのはよいがそれで寝られているのか?たまにはこっちのベッドを使え」
    ラ「3人で寝るんすか?狭いですよ」
    オ「代わりに俺が床で寝よう」
    ラ「あなたがこの平らなところで寝られるんですか」
    オ「うむ。布もあるなら上等だ」

    み「それで、オウミ様が床で寝ているのですね」
    ラ「昼寝すると言って寝はじめました。イテテテ」
    み「なぜ止めなかったのですか」
    ラ「本人がやりたそうにしていたので、腕っ折れます」
    み「これでは私はこの床板の上でオウミ様とまぐわうことになるのですが?」
    ラ「それはマジでどうでもいいです」


    ○その4
    マギニア
    み「寝巻きを新調しました!浴衣探すの手こずりましたよ。自分で作るの考えたくらい!」
    オ「それは朗報だ」


    オ「いつまで下着一枚でいるつもりだ。やっと買ってきたんだろ」
    み「きますきます。……」
    オ「そのまま寝るな!見苦しいのだ!」

    アモロ
    み「浴衣も手に入れました。これで寝巻きばっちりです!」
    オ「そうか」

    み「あれは昼着ることにしました!アーモロードは夜もあったかいですからね」
    オ「そうか。抱き付かないでほしい。抱きつくな」
    み「え?波の音で聞こえませんでした」


    ○その5
    ラ「今日は眠いから寝たかったのにすごく追われている。寝れなくて困る」
    追手「………」
    ラ「俺ちゃんと仕事してたじゃーん!何でだよ⁈」

    ラ「この世で一番安全な場所が欲しい。いやあったな。なんか寝られる気がしてきた!」

    宿の一室
    ラ「みーつうろこさん?お、終わってる。良かった、これはベッド使えそうだ。えーっと、オウミさん側の方が寝相が大人しくて快適」
    み「普通入らないですよね?裸で抱き合ってる恋人のベッドに」
    ラ「起きてましたか。俺は寝ます!おやすみなさ」
    み「床で寝てください」
    ラ「嫌だ〜!」

    み「いくらオウミ様がレイプ慣れのど汚れ王子だとしても、私は純情なんです!アブノーマルプレイは遠慮します。というか乱交は嗜好の範囲外です」
    ラ「こないだ俺に見せつけとかやってたじゃないですか」
    み「は?一対一の純愛セックスでしたよね?」
    オ「うるさい、みつうろこ」
    み「もう一回?いや流石の俺もまだいけますけどぉ」

    オ「話も聞いていた。寝たければ寝ればいい。俺が床で寝る」
    ラ「やったー」
    み「オウミ様、その気づかい要らないです」
    オ「俺はこの排泄孔だけが取り柄の粗末なモノで、こうして生きながらえさせていただいているだけで」
    み「オウミ様♪手首掻いても血管は切れないですっよ!」
    ラ「アタっ!今オウミさんの腕を掴んだみつうろこさんの腕に当たりました」
    オ「すまん、全て俺の責任だ」
    み「いや闖入者のせいです」

    外「ガタ!がたがた」

    み「猫?」
    ラ「アイツら…」
    み「なんか引っ掛けてきたんですかあ?」
    ラ「勝手についてきたんです。俺は悪くない」
    オ「俺のせいなのだ」
    み「黙って」

    み「これ責任とってタカラブネさんが蹴りをつけるべきですね。行ってきなさい。おやすみ〜」
    ラ「いや眠くてしんどいです。それに1人で行けってことですか?パーティの要のオレがいなくなったら困りますよね?」
    み「いや補充するんで」
    ラ「そっすかあ」
    オ「俺が行く。俺なら誰も困ら」
    み「オウミ寝ろ」

    み「ハアー、ったく、チィ!っだりー。クソが」
    オ「ぐぐむ」
    ラ「そんなふうに首持って布団に押しつけたらオウミさんそのうち死ぬんじゃないすか?」
    み「じゃああんたが寝かしといてください。オウミもネガティブなってんし、もう一回できてねえし、できなさそうだし!最悪じゃねえかよ」

    ラ「オウミさんがネガティヴになったのはみつうろこさんのせいですけど。あれ、出かけるんですか」
    み「アレを殺してくればいいんですよね?その間にオウミが死んでたらお前も斬ります。死守しなさい」
    ラ「浴衣だけ着て行っちゃった。やっぱりみつうろこさんは頼りになるなあー!クウー!!」

    ラ「オウミさん。…様?」
    オ「タカラブネよ、俺はお前の代えはないと思っている」
    ラ「あ、ハイ」
    オ「少なくとも我がギルドには必要な存在だ」
    ラ「ヘイ。うーん、眠らせとこ。含針、含針」
    オ「だからお前も寝ろ」
    ラ「 はい!寝まーす!」

    ラ「zzz…グッ⁉︎⁈」
    み「誰が寝ていいと言いましたか」
    ラ「オエッ、ゲホッゲホ、み、みつうろこさん、おかえ、んなさい、っゲホ」
    み「どいた。お、オウミ様寝てんじゃん。よしよし。それじゃタカラブネさんは下りて」

    ラ「今日は本当に!ここで寝さしてください!壁の方に張り付いてるので!」
    み「そういう趣味に目覚めた?」
    ラ「もうそれでいいです。ほら壁寄ったら場所開きますよ!ダブルベッドですし」
    み「そうですか。こちらも面倒臭くなりました。でもこっちには一切関わらないでください」
    ラ「はい!ありがとうございます!はあ〜イテテ…」
    み「オウミ眠らされてんの?かわい〜♡」


    ○その6

    み「オウミ様、俺にキスしてください。口にベロ入れまでお願いします」
    オ「断る」
    み「じゃあ次の探索のとき下着一枚で挑みます。これで俺が死んだらオウミ様のせいですね」
    オ「キスすればいいんだな」
    み「そうそ」
    オ「…」
    み「…え?終わり?恥じらいは?は?」
    オ「明日の準備は怠るなよ」


    み「オウミ様、俺のここのとこの傷舐めてください。そしたら治ると思います」
    オ「リュウスイ、リフレッシュも頼めるか」
    リュ「多分そこは普段通りなのできかないと思います。ヒーリングはしておきますね」
    み「いて、いて、いたたたた、痛いですオウミ様止めて」
    オ「しっかり治してもらえよ」

    リュウスイ…モンク女性


    み「オウミ様に合法的に俺の血を舐めてもらいたい。そういうわけなのでオウミ様、今度こそよろしくお願いします」
    オ「別にいつ舐めても非合法になることはあるまい。舐めないが」
    み「は?おかしくないですか?従者の血ですよ?なんで舐めないんですか?」
    オ「純粋に口に含みたくない」
    み「飲め」

    み「最初から無理矢理舐めさせればいいだけでした。いてて、オウミ様もっと優しく」
    オ「もがっ」
    み「いててて、でも、これが愛の痛み!!」
    リュ「あれは治療しなくていいってことですよね?今日はもうあの人を治療しません」
    み「オウミ様噛まないで、ごめんて、ごめんっ、いっでぇ〜ッッ」


    ○その7
    ラ「オウミさん、子守唄歌ってみてください」
    オ「どの国のものがいいか?」
    ラ「オウミさん的に一番普通のやつでお願いします」
    オ「そしたらいろんな地域で使われているものがある。歌詞は地域ごとに違うのだが、メロディーは国を跨いで同じなのだ。面白いだろう」

    ラ「オウミさんの子守唄聞いてこないとみつうろこさんに斬るって言われました」
    オ「あいつは斬ることしか能がないのか?仕方がない、歌ってやる」

    み「聴きました。お使いありがとうございました」
    ラ「無難に聞けましたね」
    み「そういう教育は受けてるということか…」
    ラ「お駄賃貰いまーす」


    ○その8
    み「この世にはセックスしないと出られない部屋というものが存在します。この部屋にもし私とあなたが閉じ込められたらどうしますか、ラブネさん」
    ラ「挿れられるくらいなら斬られて死にたいです!その方が花があっていいですよね〜」
    み「良いですね。では本題ですが、オウミ様とあなたが閉じ込められた場合はどうすべきか分かりますか?」

    ラ「えー、オウミさん、様の純潔を守るために殺せばいいでしょうか」
    み「違います。さっさとオウミ様を犯して部屋から出てください。えげつない要求も全てオウミ様に押し付けなさい」
    ラ「オウミ様の方が目上だから?」

    み「いえ、その方が滾るからです」
    ラ「誰が」
    み「私が」


    ○その9
    み「オウミ伝記ができるとしたら俺が書いた時くらいですよね。なんかで出だしだけでも考えてみますか」
    オ「うむ。タカラブネと素振りでもしてくればどうだ」
    み「オウミナミは黄色の長い毛を生やしていて、赤身魚の缶詰はよく食べる。粒状の固形飼料はあまり食べない、っと」
    オ「素振りしてこい」


    ○その10
    み「オウミ様、俺に甘えてみてください」
    オ「今日の記録を書いているから後でな」
    み「ほう、言いましたね?」

    み「書き物終わりましたよね。甘えなさい」
    オ「そんな話もあったな。フム。みつうろこよ、日頃より俺を気にかけてくれて感謝している。今後も其方の働きに期待している」

    み「オウミ様、どちらに行くんですか。やり切ったみたいな顔して」
    オ「甘え終わったので身を清め、就寝の準備をするのだが。お前も早く寝ろ」
    み「あれは定型分を口にしただけでしょう?甘えたとは言いませんね?」
    オ「しつこいぞ」
    み「オウミ様」
    オ「……分かった。やればいいのだな」


    み「オウミ様、仰向けになって腹を見せるのは犬と猫ですよ。あなたは人間ですよね」
    オ「分かりやすくていいだろう」
    み「こんなくだらないことしてないで、立て、そうそう。風呂行きますよ。洗います」
    オ「断る」
    み「隅々まで綺麗になりましょうね」
    オ「結構だ。放せ、降ろせ」

    風呂
    オ「甘えるとはどういうことなのだ」
    み「甘い声で俺の名前を呼ぶことです」
    オ「そうか。一生やらなくてもよさッっ!」
    み「すみません、指がオウミ様のまなこに入りました」
    オ「水をよこせ」
    み「もう少し我慢したら髪の毛流しますから。辛抱辛抱」
    オ「早く終わらせろよ」
    み「善処します」

    部屋
    み「洗い終わりオウミ様は抱き心地が最高ですね。臭くないので」
    オ「抱きつくな。暑い」
    み「そんじゃオウミ様、甘えてください」
    オ「いや甘えただろう。貴様が髪を洗ったではないか」
    み「さっき甘えるの定義教えたじゃないですか」
    オ「やらん」
    み「目潰しフィンガー」
    オ「いっっっ!」

    オ「分かった。やってやる。クソ。みつうろこ」
    み「カス並。もう一回」
    オ「チッ、みつうろこ、みつうろこ」
    み「心こもってないですよ」
    オ「みつうろこ」
    み「投げやり」
    オ「みつうろこ、みつうろこ」
    み「悪化してますよ」

    オ「みつうろことは一体何のことなんだ…」
    み「オウミ様下手くそ」

    み「分かりました。こうしましょう。俺がオウミ様を犯す。オウミ様が泣きながら俺を呼ぶ。完璧です。では失礼します」
    オ「結局こうなるのか。時間を無駄にした。俺は寝ているから勝手にやってくれ」
    み「冗談は上手いんですね」
    オ「い、いて、イタ、イタっ」


    ○その11
    ラ「レヴィアタンにはみつうろこさんの攻撃が一番刺さりますね。パーティにいてくれないと勝てません」
    オ「海蛇同士、縄張り争いのために相手の弱点をよく知っているのだろう」
    ラ「なるほど。レヴィアタンが命中下げてくるのはそういうことですか」
    み「あなた達も剣持てばダメージ与えられるんですよ」


    ○その12
    み「よりによって探索帰りから休みが台風と被りですか。ストーリー攻略中なら再度樹海を進んでいたでしょうが、最近はオウミ様が休日の良さをしってしまいましたからね。休みですか?」
    オ「大物と戦うことが増えたからな。体を故障した者の養生のための休みだ。今回も噛み砕かれたお前の腕を治すためなのだぞ」

    み「じゃあ今回はしっぽりお部屋デートですね」
    ラ「オレ部屋に行きますけどね」
    み「外行ってください」
    ラ「いやでもオレがタイフーンに飛ばされたら困りますよね?オウミさん」
    オ「そうだな。暴風雨の中にいるのは危険だ。タカラブネは部屋の中で寝ろ」
    み「と言いつつ?」
    オ「部屋にいろ」

    み「オウミ様は見られるのが趣味でしたか」
    オ「見苦しいことをしなければいいだけのことだ。お前の腕も薬でくっつけたばかりだろうに」
    み「俺のTPはオウミ様に挿入しないと回復しないのです」
    ラ「むしろ減りそうですけどね。テクニック使ってそうですし。いデッ」
    み「腕も治りません」
    オ「それはない」

    み「俺の人生の楽しみが〜」
    ラ「オウミさん、様に突っ込むのが?」
    み「それ以外に何があります」
    オ「分かった。ならば手と口でしてやる。これならばお前も動かずに楽しめるな?」
    み「はい。…ん?オウミ様今なんと?」
    オ「手と口でしてやってもよいが」
    み「早く宿、いえ。え〜、宿帰りましょう」

    オ「そのかわりタカラブネは部屋に入れてやることだ。それをのむならしてやる」
    み「私は心が広いので誰が部屋にいても構いませんよ。ラブネさんも台風来てますから部屋で休みなさい」
    ラ「みつうろこさんの喘ぎ声は聞きたくないです」
    オ「ふむ、ならばやめておくか」
    み「この小僧は処分しましょう」

    ラ「オウミ様、俺死にたくないです」
    オ「じゃあやるべきか…」
    み「私は心が広いので、そこの小僧も生きていていいですよ」
    ラ「わーい。じゃあお二人でベッタベタに愛を育んでください。オウミさんお願いします」
    み「小僧も良いこと言うじゃないですか」
    オ「そうだな。向こうで少し吐いてくる」



    みが混乱して同じ金髪のラブネ君をオウミ君だと思い込んで(みつうろこの忠誠心なんてそんなもん)懐で温めていた子猫用のミルクを平皿に注いで飲めと言いだす。オウミ君だと思っているのでみは容赦ない。
    顔面飲み物びたしになったラブネ君はオウミ君に同情を覚えたしオウミ君はみを盾の角で殴った


    ○その13
    ラ「みつうろこさんって貴族の末裔だったりするんですか」
    み「いえ、そんな話は両親からも上司からも聞いたことがありません」
    ラ「じゃあ名前の由来はなんなんですか?たまたま?」
    み「みつうろこ、という名乗りの由来だとしたら前の職場の社章を使わせてもらっています」
    ラ「本名じゃないんですね」

    オ「タカラブネの名前はどうなのだ」
    ラ「オウミさん聞いてたんですか。多分これがオレの名前ですけど。あ、オウミさんはみつうろこさんの名前知ってたりします?」
    オ「ああ。…うむ。おい、本人から名乗ってやれ」
    み「オウミ様、俺の名前忘れちゃったんですか?」
    オ「いや。だが俺からは言わぬ」

    み「忘れましたね?言ってみてほしいです」
    オ「俺は忙しい。話は2人で続けろ」
    み「オウミ様〜、これじゃみつうろこの由来喋った甲斐がありませんよお」
    ラ「怠くなってきたんで走ってきます。みつうろこさん、ありがとうございました!」
    オ「放せ。離れろ」


    ○その14
    み「オウミ様が私に犯されている時にどんな格好だったら興奮するか答えさせてあげます」
    ラ「なんも無いです」
    み「全裸が良いと」
    ラ「クソどうでもいいって言ッテテテテ」
    み「まあ確かにオウミ様は脱いだ時が一番綺麗かもしれません」
    ラ「直肌は温いですしすみません、刀だけは勘弁してください」


    ○その15
    み「私がこうして食べ歩くのはオウミ様に美味しいものを食べてもらうための下調べなのです。いかに重要なことをしているか分かりますね?」
    ラ「そこにオレは必要ないですよね」
    み「胃袋は多い方がいいでしょう」
    ラ「本当に不味いものを引き当てたときの処理担当ですよね?」
    み「そうとも言います」

    ラ「ちなみにこうやって調べた美味いものですけど、オウミさんに何種類くらい食べさせたんですか?」
    み「1割くらい」
    ラ「少な」
    み「オウミ様がインドア過ぎるんです」
    ラ「買ってお土産にしたりはしないんすか」
    み「それは面倒いので」
    ラ「食べ歩き、やっぱりただの趣味ですよね」
    み「いいえ」


    ○その16
    み「まさかあなたと兄弟に間違われる日が来るとは思いませんでした…」
    ラ「顔の系統全く違うはずなんですけど」
    み「腹違いとかなら余裕であり得ますからね…ハァ。"仲良しですね"って、いや全くなのに」
    ラ「確かに」
    み「どこにそんな勘違いできる要素が…?」
    ラ「こうして食べ歩いてるからでは」


    ○その17
    み「オウミ様に食わせて何だかんだテンション上がるお菓子ってクリームのケーキだと思うんですよね。シュークリームでも良いんですけど、皿からフォークでちまちま食ってんのか、なんかくるんです。フォーク見れば何に狙いつけてるのかも分かりますし。クリームだけ掬ってるオウミ様良くないすか?」

    オ「……放っておいてもいいのだが、このままでは我がギルドの品性が疑われる。テリアカβだ。飲め」
    み「ありがとうございます」
    オ「混乱していたのだな。だがもうこれで安心だ」
    み「ミルクレープ食ってるオウミ様も良いですよ」
    オ「ふむ、遅効性のテリアカのようだ」
    み「剥がして食うんですよ」


    ○その18
    み「ちょっとラブネさん、あのオウミ様がお菓子持ってるらしいです。私には年上だからと何もくれなかったんですけど、まあこれは捉えようによっては夜のお誘いでもあるのでしょうが、とにかくもらってきてください。あればラブネさん対策ですよ」
    ラ「めんっどくせ〜」

    ラ「みつうろこさん、もらってきました。魚のペーストと炭もらいました」
    み「チュール…やっぱりラブネさんに渡すことを想定してる内容ではないですかっ」
    ラ「エガスミさんも貰ってましたが」
    み「あの人もオウミ様からしたらある意味野良猫みたいなもんなんでしょうね」
    ラ「意地汚いっすもんねー」

    ラ「炭はみつうろこさん避けにとくれました。炭苦手なんですか?」
    み「いや全く。それ炭というか燃えた枝ですね。なんだこれ」
    ラ「みつうろこさんでも分からないんですか」
    み「そう…いやちょっと思い当たりました。殴り込んできます」
    ラ「え、思い当たったこと教えてくださいよ」

    み「オウミ様♪オウミ様はこないだ南瓜と戦ってる時にハロウィンの風習的なのを少し話してましたよね♪炎が魔除けになるとかって」
    オ「ざっくりとしているな。もっと言うなら」
    み「私のどこら辺が邪悪なんですかねえ!」拳!
    オ「…そういう、ところだ」
    ラ「なるほど。でも魔除け効いてないですね」


    ○その19
    み「ラブネさんは色仕掛けとかできんですか?」
    ラ「色仕掛けとかよく分かんないす」
    み「かまととぶれるなら知ってますね。やってみなさい」
    ラ「え〜、じゃあオウミさん」
    オ「引っかかってやれんぞ」
    ラ「昼寝しません?オレ眠いっす。オウミさんに撫でられながら寝たいな〜」
    オ「後で行こう」

    み「なになびいてるんですか?」
    ラ「今がいいです。寝たいな〜、オウミさんのそばで安心しながら寝たいな〜」
    オ「仕方ないな、少しの間だけ付き合ってやる」
    ラ「わーい。オレが寝るまで頭を撫でるんですよ。あとついでに子守唄とか歌ってください」
    オ「ふふ、本当に仕方のないやつだ」

    み「ちょっといいですか?オウミ様、流されすぎです。少年愛の趣味がおありなんですか」
    オ「え、いや、頼まれたら断れんだろ」
    み「書き物してましたよね?」
    オ「あ、後でやればよいかと」
    ラ「オウミさん、手ェ止まってます。しっかり撫でてください」
    オ「おお、すまん」
    み「オウミ様〜??」

    オ「タカラブネは我がギルドの弟分だ。このくらいしてやってもよいだろう」
    み「へえ、さすがは実兄と寝ていただけのことはありますね!」
    オ「あっちはただの性行だ。一緒にするでない」
    ラ「オウミさん、真面目に撫でる気あるんですか?撫でないオウミさんなんてただ暑苦しいだけなんですけど」

    オ「タカラブネ、もういいのか?」
    ラ「うざったくなってきたんで。そもそもみつうろこさんからの命令でしたし。外出てます」
    み「オウミ様の懐に潜り込んでおいてこのまま逃げられるとでも思っていますか」
    ラ「いたたた、髪引っ張んないでください」
    オ「これ、やめんか」

    ラ「みつうろこさんも色仕掛けしてみりゃいいんですよ!」
    み「なるほど。ではオウミ様、少し失礼します」
    オ「おい、貴様!服を破くな!ボタンを縫い直すのが面倒だろう」
    み「喚いてるオウミ様はかわいいですねえ♡」
    ラ「色仕掛けって何か知ってますか?」
    み「色っぽいムードを作ることですかね」


    ○その20
    ラ「みつうろこさんに愛されてると実感する瞬間っていつですか。つかそもそもそんな瞬間ありますか?」
    オ「またあいつからのお使いか。そうだな、うむ。そうだの。ふむ」
    ラ「無かった、って言ったらみつうろこさんに斬られそうだな。でもでっちあげてもバレそうなんだよな…どうしよ」

    オ「これは、該当するかと言われたら微妙ではあるが」
    ラ「首の皮繋がった!」
    オ「夜にふと目が覚めることがままあるのだが、あの日はあやつが横寝でこちらを眺めていたのだ」
    ラ「怖いですね」
    オ「そう言ってやるな。その後俺の横で寝ているお前を撫でたのだぞ」
    ラ「誰が?」
    オ「あいつがだ」

    ラ「え、怖」
    オ「腕を伸ばすから、俺も何をされるのかと思ったのだ。だが俺を通り越してタカラブネを撫でているのだから、妙におかしくてな。ふふっ。至福の時であったの」
    ラ「ヒエエ、わー、聞きたくなかった。みつうろこさーん、聞いてましたよね?もう代わってくださいよー!」

    み「あの日ですか。もち覚えてます。オウミ様がいつも大事そうに抱えているのでたいそう触り心地が良いのだろうなと思ったのですが、全くそんなことありませんでしたね。その後オウミ様が擦り寄ってきたので許しましたが」
    オ「そ、そうであったのか…」
    ラ「ゲェ、事実なんですか…」

    み「でもまあオウミ様から好かれたいならラブネさんを可愛がればいいみたいですので、よろしくお願いしますね」
    ラ「嫌です。オレ走ってきます」
    み「はっはっは!照れてますよ!」
    オ「無理に芝居はするな。タカラブネも嫌がっているし、心も病むぞ」
    み「あ、オウミ様泣いてる!泣かないで〜」


    ○その21
    み「腕を怪我したので髪が結べません。オウミ様結んで」
    オ「だそうだ、タカラブネよ」
    ラ「こんな恐ろしい2次請けはないのでお断りします」
    オ「仕方がないな」

    み「オウミ様めっちゃ痛いです。下手ですね。分かってましたけど」
    オ「ならやらせるな。どれ、今までで1番マシだろ」
    ラ「下手です」

    オ「だいいち、後頭部のこんな高い位置で結ぶのがおかしいのだ。下で結ぶぞ」
    み「1時間くらい経ってからの気づきですか。諦めないのは大事ですねえ」
    オ「これでどうだ?」
    み「うーん」
    ラ「中心からずれてます」
    み「結び直し」
    オ「もうタカラブネが結んでやれ」
    み「オウミ様ごめんて、諦めないで」


    ○その22
    み「ポッキーゲームしますよオウミ様」
    オ「タカラブネよ」
    ラ「オレに死ねと」
    オ「え、そうなるのか?」
    み「ポッキーなかったのでスルメの脚で代用します。オウミ様咥えて」
    オ「タカラブネ、すまなかった。……出ていってしまったか」
    み「咥えたら絶対落とさないでくださいね」


    ○その23
    み「オウミ様、俺にアイス選んでください。似合うやつ」
    オ「アボカド?ピスタチオ?なんだこれは」
    み「とりあえず色味で選んでください」
    オ「うむ…」

    1時間後
    オ「この薄青のシャーベット、虹色のこれ、苺、これでたのむ」
    み「オウミ様ってこういう時は贅沢に時間使いますよね」
    オ「黙れ」


    ○その24
    オ「タカラブネよ、あいつと街で食べ物を食べているそうではないか」
    ラ「今更の話ですね」
    オ「それでだな、タカラブネよ。食べ物だが、今俺の懐には多少余裕があるのだ。2人分くらい。それで、その」
    ラ「飯食いに行かないか、ですか?」
    オ「そう!そうだ。察しが良くて助かる」
    ラ「行きませ…す」

    オ「だが俺とタカラブネが一緒に出歩くわけにはいかぬ。1番好きな食べ物を買ってきてくれ。3人分頼む」
    ラ「承知です」

    ラ「戻りました。シュークリームです」
    オ「ご苦労」
    ラ「あとこれ、お茶です」
    オ「なんと気の利く…。お前ならどこでもやっていけるのだろうな」
    ラ「そんな?」

    オ「これから俺らがすることは飲食の見せ合いだ。あまり心地よいものではないだろうが、辛抱してほしい。ではいざ尋常に!」
    ラ「オウミさんって生きづらそうな思考回路してますね。あま」
    オ「確かに俺は甘えているな」
    ラ「食べ物の話してんるすけど。頭だい…労ってくださいね」

    オ「タカラブネは一口が大きいな」
    ラ「はい」
    オ「その菓子を作った職人もお前に食ってもらえて幸せだろう」
    ラ「はいはい」
    オ「美味いか」
    ラ「オウミさんも食べればいいんじゃないすか?」
    オ「食べている」
    ラ(食べてないし。お、…この人こんな顔でオレのこと見てたのか……)
    オ「どうした?」

    ラ「や、別になんもないす」
    オ「タカラブネ、顔が赤いぞ。発熱か?疲れが溜まっているのでは」
    み「オウミ様に優しい微笑みで見つめられていたことに気づいて赤面ですかあ。甘酸っぱいですねえ」
    ラ「み⁉︎み、みみみっ」
    み「あなたに鳴かれても嬉しくないのですが。ちょっと私も混ぜてくださいね」

    オ「おお、ちょうど良い。お前の分もあるから食っていけ」
    み「ほう」
    オ「茶も用意してもらったのだ。まだ熱いから気をつけて飲めよ」
    み「…、あの店のですか」
    オ「やはり前にお前が買ってきたものか。そんな一口で大半も食らうでない」
    み「ふぁい」
    オ「お前達は本当に似ているなあ…」

    み「………オウミ様、今日どうしましたか?」
    オ「いつも通りだが…?」
    み「ずいぶんと機嫌がよろしいですよね」
    オ「あ、ああ、すまぬ。浮かれていた」
    み「どうして?」
    オ「いや、その、タカラブネの、食べ方が…お前のと、に、似ていた」
    み「なんでそこで照れるんですか」

    み「でも照れるオウミ様とか…あれ?俺初めて見た?え?オウミ様、間接的に俺の食い方で照れてるんですか?」
    オ「うるさい」
    み「ほわ〜」
    ラ「オレ越しにみつうろこさん見られてたんですか。悲しーな」
    オ「違う、タカラブネのことは愛おしいと思っている」
    み「俺は?」
    オ「頼もしいと思って…」

    ラ「こんな茹蛸みたいなオウミさん初めて見ました」
    み「アニマルセラピーの効果を認めざるを得ないのかもしれません」
    ラ「まあたまにはオウミさんも蛇に絡まれずに純粋に楽しめる日は必要ですよね。いてあげてもいいです」
    み「そうですね。殴るのは後にします。ね、ラブネさん」
    ラ「つねんないで」


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