ギラギラサマー 今日は元青い監獄たちが集まって、BBQをする予定。俺は、とある県の海辺と車を走らせていた。今日は、晴天で降水確率は0%。とっておきのBBQ日和だ。そうこうしている間に、目的地に着いたようで、ナビが駐車場へ案内してくれる。車から降りて、みんなのもとへ向かう。見えてきたのは、大きなロッヂだった。ここは玲王の持っている別荘の一つらしい。
「あ、潔~!」
「結構みんな早いんだな」
「でもまだまだ、準備始めてないから」
「そっか、じゃあ火起こしとかやるよ」
俺は早速炭を受け取ると火起こしを始めた。向こうではグリルの準備が始まっている。パタパタと必死にうちわを動かしていると、ようやく炭に火が付いた。よしっ! と思った瞬間、懐かしい声が聞こえてきた。
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