【保鳴】シアター8にて「はるのあらし」無期限上映中保科の隣で歯を食いしばりながら歩いていた鳴海が、冬へ逆戻りした街に唾を吐くように悪態をついた。
「こんなクソ寒い日に、どうしてこのボク様がノコノコと外を歩かんとならんのだ」
鳴海は舌打ちをつけ加えながら、不満げな表情をさらに深めた。
久々の外デートだというのに、恋人の機嫌は気圧に振り回されている空模様と同じらしい。
まったく、マイペースで世話が焼ける人だ。
「駐車場からそない距離ないやろ。鳴海さんの用事なんやし、少しの間くらい辛抱しぃ」
「うるさい。オカッパの分際でボクに指図するな」
「おやおや〜? ええんかなぁ、貴重な戦力にそない強気な態度とったりして」
上から目線のセリフに煽り口調で応答すれば、正面を見ていた鳴海の頬がヒクついた。
余裕たっぷりな笑みを浮かべる保科とは対照的に、ゆっくりとこちらを向いた鳴海の目は恨めしそうに据わっている。
「いや、引き返しても別に構わんで。僕は鳴海さんとデートできれば満足やから、映画にこだわっとる訳やないし。特典だかグッズだか貰えんでもなぁんもダメージ負わないんで、僕は」
「ぐっ……この、ボクの生きがいを人質に取るとか外道野郎め! 貴様には人の心がないのか! ついでにそのムカつく胡散臭い笑い方もやめろ!」
軽快な口調であえて急所を突けば、鳴海は眉間のシワを深めて歯を覗かせながら声を荒げた。
品位どころか防衛隊隊長のオーラも皆無な鳴海の態度に、保科はたまらずクックッと声をもらしながら肩を小刻みに揺らす。
あー、おもろ。ほんまにわかりやすい人やわ。
とはいえ、あんま遊ぶと本格的に拗ねてまうからな。ひとまず、ここらで切り上げとくか。買い物以外で2人で外出るの久々やしな。
笑いを落ち着かせたところで、隣に並ぶ男へ視線を向ける。
冷えた春風が、不貞腐れている恋人の髪を好き勝手に揺らして遊んでいる。
なんでもない見慣れた横顔。何度も目にしているありふれたワンシーンに、胸にそっと春が灯った。
「そないムキになるくらい欲しいもんなら、行く以外の選択肢ないやろ。よくわからんけど、めずらしいもんが特典なんやろ? なんやったっけ……昔のモデルがどうとか……」
「おい! 昔じゃなくて初期シリーズだ! たく、雑なまとめ方しやがって。本当に何もわかっていないな。これだから素人は。……はぁ~。どうやらそのオカッパん中にある脳みそは、ここ数日の気温の乱高下でバグったらしいな。いいか、このボク様がもう一度説明してやる。今度こそ記憶に焼きつけろよ」
前髪の奥で鳴海の瞳がギラリと光を放った。心なしか目の色が変わっている。
「いやいや、僕ただの付き添いやし遠慮しときます~」と、笑顔でサラリと返すつもり満々だった。
しかし、こちらのターンはスッと手をかざしただけで強制終了。保科が口を開くよりも先に、鳴海の熱を帯びた声があっという間に会話の主導権を掻っ攫っていた。
「よく聞けオカッパ。今日の特典はミニフィギュアな時点で激レア。全シリーズは流石に網羅していないが、それでも! 初期シリーズを始め、歴代の機体が最先端の技術で再現されるんだぞ。絶対に部屋に飾りたい……だが、日本最強であるボクは凡人と違って暇じゃない。そう何度も観に来れない。しかもランダムだ。――となれば、だ。オカッパ頭だろうと数が多いに越したことない。ボク様の趣味の充実に貢献できるんだ、お前も光栄だろ」
ほぼ息継ぎなしの熱弁を終え、鳴海はニッと満足そうに目を細めた。
この傲慢さ、偉そうな口ぶりと態度。どこか既視感を覚える。……あぁ、そうか。初めて会話を交わしたあの日に似ているのか。数年前に遭遇した、あの自分本位な勧誘と。
初対面での出来事を懐かしんでいる合間にも、鳴海は事前購入チケットのデザインも希少価値が高いだとかなんとかと、意気揚々と張りのある声で一方的に喋り続けていた。
鳴海の主張は一見、成立しているように聞こえる。だが、屁理屈の皮を剥がしてしまえばなんてことはない。要は、万年金欠なのと何度も外に出るのが億劫という話だ。
それっぽい理由を並べて偉ぶっている姿は、背伸びして大人ぶっている小学生とそう変わらない。
ただそう思う反面、好きなものを語り倒している鳴海を眺めているのも嫌いじゃなかった。
そうやって面倒なところも許容してまうのも、惚れた側の性なんかな。
「ほぅ。とりあえず、すごいことが起こっとるいうのはわかったわ。てかランダムや言うとるけど、僕と鳴海さんで同じもん当たったらどないするん?」
「あ? どうするもなにも、そんなの観賞用と保存用にするだけだろ」
怪獣を捉えたら討つ。全身に染みついた常識を口にするのと同様のトーンで鳴海はさっぱりと答えた。当然、回答内容にフォローはない。
特典のためにわざわざ映画館に足を運ぶほどのファンであれば、別のものが手に入った方がよろこびそうな気もするが……鳴海にとっては大した問題ではないらしい。
まぁ、本人がそれでいいと言い切っているんだ。特典の豪華さ同様、鳴海が力説していた呪文みたいな単語の数々はほぼ解読できていないが、そういうものなんだろう。
隣へまた視線を遣る。つんと澄ました横顔ーー鼻の頭が冬よりも控えめに色づいている。
「確かに、好きなもんなら多少のマイナスは目を瞑ってまうもんなぁ」
「あ? なんの話をしてんだ?」
「いや、なんでもあらへん。こっちの話や」
「ふん。態度と同じでひとり言もうるさいオカッパだ」
「それを言うなら鳴海さんやろ。そもそも、30分もない打ち合わせでも大人しくしてられん人が、ゲーム以外で2時間も同じところに居るの想像できひんのやけど」
「⁉︎ 余裕に決まってんだろ!」
「え~? 僕の予想では20分くらいでソワつく思うんやけどなぁ」
寒空に笑い声と怒鳴り声を響かせながら歩き進めれば、目的地の商業ビルが見えてきた。
上映開始まで約1時間。
ネットでチケットは購入済みだと鳴海もさっき言っていたし、特典以外にもあるらしいグッズを眺めてまわる時間も十分ありそうだ。
入店後の動きをイメージしつつガラス張りの商業ビルを眺めていると、ビュゴッと激しい音を立てながら吹いた突風が保科と鳴海の前髪を巻き上げた。
乾いた強い風だ。ビル風なのも相まってジャケットやら髪やらが激しく波打つ。
バサバサと勢いよく風に遊ばれた髪が元に戻ると、鳴海は175センチある身体をきゅっと縮め、ガタガタと歯を鳴らしながら元々強張っていた顔をさらに顰めた。
「ぬぁ! さっむい! 風速どうなんてんだよ⁉︎ 気温も風もおかしいやろがい!」
風が吹く度に騒がしい鳴海を見ていると、なんとかは風の子元気な子という馴染みのフレーズが頭に浮かんでくる。
ほんま難儀でかわええ人やわ。
せっかく押し込んだ悪いクセが疼くのも、しゃーないよな。
「そない冷えるんなら、これならどうや?」
そう笑顔で呼びかけてから保科は鳴海の手首を掴んだ。そのまま本人の了承なしに、自身のジャケットのポケットへ鳴海の手を一緒に突っ込んだ。
狭い空間に二人分の体温が収まり、ほわりとした感覚が手を包む。カイロとはまた違う、人肌らしいやわらかな温かさを味わいながら乾燥気味の手のひらを指先でそっとさする。
「んっ⁉︎」
「これなら温くなってマシやろ。ま、片手だけやけどな」
ポケットの中で軽く指を絡めながら手を握る。そして重ねた手が熱を高める……ことは案の定なかった。代わりに耳元で鳴海の大声が炸する。
「テメェ保科ゴラァ!! どこだと思ってんだ!!」
「えーっとな、人がぎょうさんおる商業ビル前の道やな。あ、あそこAて書いとる扉から入れば映画館近いで」
「うぉおい! 冷静にナビしてんじゃねぇ!! それに近けぇわ!!」
鳴海は叫びながら高速でポケットから手を引っこ抜き、一気に歩道の端まで移動した。目にも止まらぬ素早い動きにまた笑いが込み上げる。
鳴海が私服の下に怪獣スーツを着込んでいないと知っているため、より愉快が込み上げてくる。
家で手を握った時は、用意したコーヒーを口に運ぶみたいに素直に受け入れているクセに。そんな日常に溶け込んでいるスキンシップにギャーギャー騒ぎながらオーバーに距離を取ったりして。
充足感で胸を満たしつつ、保科は警戒心を剥き出しにしてこちらを睨んでいる鳴海を手招いた。
「わはは! そない慌てて離れんでもええやん。ほんま照れ屋やなぁ。……ほら、怖い顔せんで。もうせんから戻って来てや」
穏やかな口調で呼びかけるも、口をへの字に曲げている恋人の警戒心はそう簡単には緩まない。追撃の可能性は拭えないと言わんばかりにジロリと目を光らせている。
笑顔を絶やさずに待っている保科と、威嚇オーラを放っている鳴海の間を不思議そうな顔を浮かべた歩行者が一組、二組――。
ここが自宅なら笑顔と威嚇の駆け引きはもうしばらく続いたかもしれない。
だが、今日は映画の上映時間というリミットが存在する。
想定よりも早く膠着状態を先に解いたのは鳴海だった。鋭い眼光で保科を牽制しつつ、絶妙に手を繋げない距離で隣に並んだ。もちろん全ての表情筋を不機嫌に歪めたまま。
「ちょっと距離あるんとちゃう? 久しぶりのデートやし、僕は手繋ぎたかったんやけどなぁ」
スルーされるだろう前提で発したセリフではあった。だが、ひとり言になったとはいえ通常の会話程度のボリュームはあった。
絶対に聞こえている。その上での無反応だ。
ストレートなアピール通り、もう少し手を繋いでいたかったのも本心だった。けれど、一応今日の外出目的は映画鑑賞だ。
なら仕方ない。リベンジは帰り道に譲るとしよう。
上映は約2時間。映画が終わる頃には陽も沈んでいる。
夜に染まった街の中であれば、鳴海が手を握り返してくれるかもしれない。それこそ入場特典のランダムより勝率はあるだろう。
黙り込んでいる恋人の様子を横目で窺いながら約2時間後のデートプランを練っていた時だった。急に鳴海の姿が視界から外れた。
立ち止まった鳴海を追いかけるように振り返れば、苦い顔をした恋人が無言で腕だけをズイっと伸ばしてきた。
保科の瞳に映ったのは、親指と人差し指でつくられた2センチ程度の小さな隙間だった。
「これっっっくらいの時間……映画がやっている間くらいだったらまぁ、片手くらい貸してやってもいい。映画中はゲームもできん。座っているだけで暇だからな」
そうボソボソと呟いた鳴海は、歩道のどこかへ落としていた視線を、居場所を探すように軽く彷徨わせた。
強風に簡単にかき消されてしまいそうな声だった。さっきまでの威勢はどこに飛んでいったのだろう。耳も上から下まで全部燃えている。
耳真っ赤やん。ふっ、そない隠せんくなるまで譲歩せんでもええのに。けど、その遠回しで不器用なところに心が反応してしまうんよな。他の顔も見たい、と。
「ほんまに? 嬉しいわぁ。まさか鳴海さんから積極的に誘ってもらえるなんてなぁ」
「言っとくが断じて今じゃないからな! それと、勘違いするなよ。お前がどうしてもとしつこいから、ボクは仕方なく付き合ってやると言っただけだからな」
「わははっ! そない必死に補足せんでもわかっとるって。けど、せっかくやしーー」
言葉を切り、真っ赤な耳へ唇を寄せる。
好奇心と愛おしさに一匙だけ下心を溶かしたフレーズを、トーンを落とした声でそっと鼓膜に吹き込む。
「手繋ぐだけやなくてキスもええと思わん? 上映中は暗いから周りにもバレへんで」
そう囁いてから、保科はニカリと八重歯を覗かせた笑顔で鳴海の顔を覗き込んだ。
「なんてな! 冗談や、で……え?」
心臓がひとつ、ドキッと大きな音を立てた。得意の笑顔を保つのも忘れて、ただ眼前の光景を瞳に映していた。
鳴海が、大きく目を見開いて絶句している。
一言も発しないどころか、さっきまで入場特典の豪華さを説いていた口を見てわかるくらい、わなわなと震わせながら。
体温が集まっている頬は、初めてキスを交わした日よりも赤い。
そこには、息をするように屁理屈を口にする恋人の姿も、執務室のイスにふんぞり返り横柄を極めている恋人の姿もなかった。
もしかしてそれ、僕とのキスを想像しただけでそうなったん?
デートだって何回もしているし、犬猿の仲から恋人に関係が進展してから期間が浅い訳でもない。当然キスだってもう覚えていられない数だけ交わしている。
今この瞬間、自分たちの間に存在する「初めて」はない。
なのにこんな、言葉を忘れるみたいな反応を今の関係値でもしてくれるのか……。
あかんな。この人とおると季節の変わり目どころか年間通して春の嵐や。
また強い風が吹いた。咄嗟に目を閉じる。
冬の名残りを感じる風がまた好き勝手に暴れ、髪や服をバタつかせた。
風が止み、沈黙が戻る。
ちょうど瞼を押し上げたところの瞳と目が合った。
一瞬だけ詰まりを感じた喉を開き、平静を塗り重ねた声で「鳴海さん」と恋人の名前を呼ぶ。
鼻先が触れるかどうかのギリギリまで顔同士の距離を詰め、渾身の営業スマイルを顔に描いた。
「その顔、僕以外の人に顔見せたらあかんで」
「……は?」
「最強どころかオーラゼロの顔になっとるからな」
瞬きの直後、眼光の殺傷力が急上昇した。
「なんだと⁉︎ 開いてんのか閉じてんのかわからん糸目の貴様の方がマヌケ面だろ!」
うるさく脈打つ胸の音を笑顔で誤魔化し、いつものように煽り文句を交えて話題を強引に切り替えれば、まんまと挑発に乗った鳴海が顔を歪めながら声を荒げた。
「細いだけで目は常時開いとるし。ほな店着いたし、騒いどらんでさっさと中入るで」
悔しそうな唸り声を笑い飛ばしながら促せば、鳴海は持て余した感情をぶつけるように大股でズカズカと歩道を踏み鳴らした。
辿り着いた商業ビルのガラス扉を開く。
しかめっ面の鳴海は当然のように先に室内へ入り、建物中央にあったエスカレーターにさっさと一人で乗り込んだ。
鳴海の数段後ろについた保科は、前方にあるボサついたまま後頭部を見つめながら呟くように息を吐いた。
鳴海さんのこと言えんくらい、僕もだいぶメンドイ性格しとんな。
それにしても、さっきのはあかんかったな。
半年以上早く誕生日が来たかと思ったわ。油断も隙もない人やで、まったく。
はぁ。身体、熱いな。
好きな相手に限ってプライドを握り締めたくなるのは、どうしてなのか。
そんな充実感と呆れ交じりの熱を胸の中で漂わせていると、不意に頭上から激しいブレーキ音と爆発音が鳴り響いた。怪獣討伐現場とは違う部類の緊張感が耳を走り抜けたと思えば、今度は食欲を誘う香ばしい匂いがふわりと鼻を掠める。
そろそろと映画館に到着するなと考えていると、鳴海がエスカレーターから降りたのが目に入った。こちらには一瞥もせず、迷いのない足取りでスタスタと奥へ進んで行ってしまった。
特典以外に映画限定グッズもあるとか言っていたから、おそらくグッズコーナーに向かったんだろう。
それならそうと一言くらい声を掛ければいいものを。
あの感じやと今回はけっこう拗ねとるかもしれんな。
キスは冗談でも、本人が許可したんやし手繋げたら思うたんやけどな。
言質取っとる言えば怒らんやろか。……いや、やっぱ怒るな。さっきのは冗談だとか好き勝手に主張すんのが目に浮かぶわ。
例のランダムで狙っているものが巡ってくれば、雷警報を発している恋人の機嫌が晴れることもあり得るかもしれない。
そんな映画の世界で観るような運任せの逆転劇に期待を寄せていると、一度視界から消えたはずの鳴海がエスカレーターの降り口に戻っていたことに気がついた。
「どうしたん? グッズ見に行ったんとちゃうん?」
合流したところで鳴海にそう尋ねれば、何も言わずに一枚のカードを差し出してきた。光沢を放っているカードには、表面にはこれから鑑賞予定の映画のタイトルと銃を構えたロボットのイラストが描かれていた。
「お前の分のチケット、渡したからな」
あ、これが映画のチケットなのか。鳴海が何度も口にしていたから名前は知っていたが実物を見るのは初めてだ。
「おおきに。……せやけど、中に入る時にあればええんやし、今やなくても良かったんとちゃう?」
「ふん。直前にもらってないとかネチられても鬱陶しいからな」
「そないしょうもないことでグダグダ言わへんわ。鳴海さんは僕をどんな小物やと思うとんねん」
拗ねてしまったと思えばこうだ。
ページをめくるように次々と忙しなく機嫌が変わり、小学生みたいだなと面白がっていたら、知らない一面を覗かせて、こっちの心臓を掻き乱してくる。
まるで縦横無尽に吹き荒れる春の嵐だ。
そんな自由奔放な恋人が用意してくれた映画のチケット。
もちろん購入目的は入場特典なのはわかっている。それでも深い意味はないと知った上で、手元に残しておきたいと思った。
名前すら知らないキャラクターが描かれた一枚のチケットを。
軽く手首を傾けるとカードの表面がきらりと光った。その一瞬だけのきらめきが瞳だけでなく、胸の内側でも乱反射したような気がした。
表面がピカピカしとるし特別感満載やな。……このまま貰ってもええか訊いたら、鳴海さんはどんなリアクションするんやろ。自分が支払った言うて怒鳴りながら没収するやろか。それともーー
「おい、何をニヤついてんだ」
「んー? なんや気になるん? ただ、映画楽しみやなぁ思うてただけやで」
チケットをヒラつかせながら笑顔で答えれば、鳴海は目を軽く見張ってからわざとらしく溜息を吐いた。
「これまでのシリーズも、キャラも、ストーリーも、なにも知らんクセに適当なこと言いやがって」
いつも通りの上から目線に呆れ声。
それでも鳴海の口は新作ゲームを手にした時のように持ち上がっていた。
エンターテイメントが飛び交う空間に、また轟音が響いた。
上映予定の広告前を通り過ぎ、グッズコーナーへ向かって並んで歩く。特典は入場時に引き換えらしい。
さて、日本最強の機嫌の行方はどうなるのか。まずは、少しの晴れ間を堪能するとしようか。