箱の中にあるポーラータングにコラさんをしまう話
生存ifだけど自我が半壊したコラさんを収容
「『ロー』が入ってる」と言って宝箱を大事に抱えて離さない、スキャンすると中には朽ち果てた玩具や腐った菓子の慣れの果て
宝箱絡み以外は普通の言動を装えるのでリハビリがてら雑用係として働いてもらうことに
ロー(26のすがた)とも普通にコミュニケーションが取れるがロー(13のすがた)と同一人物だと理解はできない
振った仕事はそれなりにするし戦闘に出しても普通に動いてくれる
でも飯を食わすとこっそり箱の中に半分以上入れてるし上陸した島で小さい子供の喜びそうな物を買っては箱の中に放り込んでる
コラさんに何を言っても聞き入れられないけど、宝箱に『嫌われたくなかった』と語りかけるコラさんを思い出すとコラさんに『嫌いじゃない』って言い聞かせるのを止められない
かといって宝箱ごとコラさんを受容するのは嫌。『自分はここにいる』と認めて欲しい、コラさんの功績=大きくなった自分を認めさせたい、ドフィの幹部に対する人心掌握とやり口と似てしまうのが嫌
宝箱=ポーラータングの中に大事なものをしまう2人の似たようで似てない毎日
ウィナー島の敗走でコラさんは箱と一緒に海に放り出されて行方不明(状況的にはどう考えても死んでる)
混乱の中で箱は開き、中に『ロー』はいなかった。愛する子供の自由と旅立ちをやっと認識して満足そうに沈んでいくコラさん
宝物が宝箱=ポーラータングから上手いこと脱出して遠く歩いて行ったことを祈りながら生きていくローの話
箱を開けろ。歩き出せ。諦めるなんてしないで欲しい。俺の事なんか忘れていい、歩いていく姿それ自体が褒美だ。きっとどこかで幸せに…