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    田@Chestnut-118

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    くりへし

    勘違い 【勘違い】
    厨にお茶を貰いにきた長谷部。畑作業を終えた桑名たちの話し声
    厨から漏れ聞こえたのは、「この括れがいいよねぇ」うっとりとした桑名の声と「ちょいちっちぇえけど、ぷくぷくまるっこいこっちもよくね?倶利さんは?」「ゆかた娘だ。艶があり香りも甘い」豊前と大倶利伽羅の声。

    長谷部は厨口の暖簾に触れた手を引っ込めくりと180度方向転換。自室に戻った。
    「甘い?艶?浴衣…娘?」
    しばらくぐるぐると迷走した後、ハタと引き出し奥にしまったはずの入浴剤を思い出す。人妻の日とやらに包丁から貰った入浴剤だ。

    大倶利伽羅が部屋に戻ると蜂蜜とバニラの甘い香りを纏い少々のぼせ気味の上気した肌はしっとり艶々。既に敷かれた布団の上に薄色の浴衣で正座して待つ長谷部。
    「娘、ではないが…いいか?」

    もちろん甘く薄紫の瞳を揺らす長谷部くんは大倶利伽羅くんに美味しくいただかれました。

    ゆかた娘:粒が大きく食感に優れ色艶と甘みのある味わいの香りがよくとてもおいしい枝豆。ビールのおつまみに最適。
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