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    タキモル♀、(タキトレ♀)のほぼ夢女のメモ文
    去年書いたプロット的なやつです。

    #タキトレ
    #タキモル
    tachymol

    タキオンの夢メモウマ娘のアグネスタキオン×トレーナー♀(モルモット♀)想定
    雰囲気としてはちょっと仄暗いので無理そうとか嫌な予感したら読むの止めて下さいね。
    ・夢文
    ・あくまでメモなので文とプロットが入り交じってる書き方になってる
    ・メリバ
    ・女トレ想定

    ーーーー
    粒子は肉眼では捉えられない。架空は、誰かが紡がなければ存在すらできない。
    ならば誰かが、その幻想(アグネスタキオン)を証明し続ける限りきっとそれは"存在"することが出来るという意味だ。

    訪れた学園で新人トレーナーの私はその日、儚く幻想のように美しく、狂気に満ちた彼女の走りに全てを奪われた。
    瞬きより早く、その狂気に充てられてそして…

    私も月を見上げたかの王のような狂気に囚われ、開放されることは叶わなかったのだった。


    ーーーー

    開幕トレーナーならせてくださいってのから始まる。
    最初なんてそんなもの、トレ→→→タキ
    でトレーナーがなんとかしてタキオンを走らせたりトレーニング出来るよう連れ回したり。
    研究に興味を吸い取られているタキオンは、明らかにほかのウマ娘よりもやる気が薄く、トレが泣きかけたところでタキの妥協ともいえる
    「なら君がこの薬でも飲めば、時間が少し取れるからその間はトレーニングしてあげようじゃないか。ほらどちらにも理があるだろう?」
    の言葉で、喜んで言い終わるより先にトレは頷いた。
    その後の関係は対等になっていき、ただただ一緒に励み支え少しづつ走ることに楽しさとやりがいを見つけて、段々と意欲的にそして同時に成長をみせていった。
    アグネスタキオンはその名の通り粒子たり得た。
    元々の才能と効率を重視し、そして意欲的な当人と献身的なトレーナー。
    勝利に喜び、睦まじく、休み時間も共にすごし、食に疎いタキオンを支えるようにご飯の時すらも共にいる。

    少しわがままで甘えの多いタキオンが、「あぁ、少し首が痛いかな…肩を解してくれ〜」なんて言うと「しょうがないなー」と楽しげにツボ押しをする。私の力なんて絶対痛みにならないはずなのに、ちょっとからかうように「もうちょっと気持ちを込め給えよ〜」と楽しげに声を上げるのだから、それはそれは姉妹よりも仲良しと言っても過言ではなかった。
    きっと誰よりもアグネスタキオンの傍にあのトレーナーがいるのを周囲は見てきただろう。
    当然の位置だと、アグネスタキオンも周囲も認知していて。
    だからこそ誰よりも早くゴールにたどり着き、1位のトロフィーを手に帰ってトレーナーにやり切ったのだと、共に成果を喜びガラにもなく、髪が乱れたのだと理由をつけて頭を撫でて整えてもらう。
    それすらアグネスタキオンの走る理由にもうなっていたのだ。
    何においても順調に見えた。期待を受けてトラブルもなく過ごしていく。満ち足りた最高で素晴らしい日々。いつまでも続くことが考えずとも見えている。

    何ら変わりない日々を続けて送っていく、
    はずだった。

    いつからだ?
    彼女が手作りの弁当を作らなくなったのは。
    いつからだ?
    彼女がマッサージに自分の手ではなく値の高いだけの道具を持ってくるようになったのは。
    いつからだ?
    彼女が私をあの声でタキオンではなく、常に異なった声色でアグネスタキオンと呼ぶようになったのは。
    いつからだ?
    彼女がトロフィーをかかえた自分を撫でることなく褒め尽くすだけになったのは。

    いつだ?
    「…君が、最後に私に触れたのはいつだ?モルモットくん」

    彼女は表情を固くした、そうしてあの時から変わらない優しい瞳で、少し砕けた柔らかい私の大好きな声で。
    愛しく甘く、心地よいその変わらない声色で彼女は私に言ったんだ。
    「…私は、貴方の1トレーナーですよ。」
    自分の呼吸が止まったかのような感覚に陥る。
    「モル、モット…くん…待ちたまえ、君は今…私をなんて"呼んだ"?」
    「ええと…」
    足を踏み出す、研究室の開いた窓から風が吹き込み、白衣を揺らす。
    「モルモッ…」
    1歩、足を踏み出すと彼女は1歩後ろへ下がった。
    聞こえないはずの靴音が、まるでガラスの割れる音のようにも聞こえた。
    「……なんだい、何か私は君に嫌われるようなことでもしたかい?」
    「滅相もないです!ずっと貴方は素晴らしくて…最高で…」
    2歩踏み入れた足は当然のように君との距離を変えることはなく、ただ私と窓の距離が離れただけだった。
    「第一!!」
    私が大声を上げたことはきっと周囲のウマ娘たちにも聞こえただろう。今は夕時、ここは人の多い校庭が見える窓の空いた私達の研究室なのだから。
    「…さっきから、なんなんだ…?君のその…やけに他人行儀なしゃべり方は、まるで私と君の間に何の繋がりもない赤の」
    「トレーナーですよ。私は、貴方のトレーナーです。」
    彼女の声色は変わらない。私の大好きな声が、人の何倍もよく聞こえる耳の奥を震わせる。
    けどそれは、スピーカーでも放たれたように劈くような衝撃となって私の脳に伝達された。
    「モ、モル…」
    「違いますよ」
    「違う…?違うのは君だろう!?君は、私の実験体の…モルモットで…」
    「はい、それはもちろん!私は貴方の実験体ですよ!」
    そのにこやかな表情は、出会った時、そしてあの日頭を撫でて眠りに落ちる直前に見上げた彼女の顔と何ら変わりは無い。
    僅かな希望が見えて微かに心が安堵した。震えたままの呼吸は、落ち着くために浅く吐き出される。

    しかし吸った息は正常に喉を通らなかった。
    「貴方の今のトレーナーで、幸運なことにも貴方の実験体1号にさせて頂いている者です。」

    「君は…何を 言ってるんだい…?」

    キョトンとした表情で首を傾げる彼女の髪が、サラリと肩を降りたのが目に入る。私の気まぐれに渡したシャンプーの香りがして、ほんの少しだけ気が紛れる。しかしそれは同時に今ある出来事が幻では無い現実の証明にもなりえていた。
    見つめた瞳と声は嘘でも嫌悪でもない。ただ偽りのない純粋なものだ。心音も安定している。
    彼女の様子からも健康ではある。
    なら一体何が、何故?

    「君は…私の…私だけの…特別なモルモットで」
    「アグネスタキオン」
    彼女が名を呼んだ。それだけで少し吸いやすくなった息に我ながら単純だとも思うさ。
    顔を上げて彼女を見て、いつものように笑って「ちょっと驚かせすぎちゃった!」なんてあの時の仕返しのようにわしわしと頭を撫でてくれたりしないかと、僅かな幻想すら見てしまった。
    ほんの1秒にも満たない私の空想は、大好きな彼女の声で優しくすり潰された。
    「私はただの貴方様のトレーナーですよ。
    特別なモルモットだなんて…恐れ多い、私はその名に相応しく無いでしょう。」
    「ぁ……ま、待つんだ、モル…」
    彼女は少し困ったように眉を下げ、1度深く頭を下げた。
    どうして、そんな他人行儀なんだ。私と君は対等で利害の一致で手を取り合えた仲だろう。
    誰かに何か言われたのか、そんなの気にするまでもないのは分かっているはずなのに。
    同じ目線ですらなく、私の前にその名の通り頭を垂れる彼女は自分の髪すら床につけて謁見でもするように話した。
    「私のことはもう"モルモット"とお呼びにならないでください。」

    顔を上げることなく、彼女は立ち上がり静かに研究室の扉を締める。

    私にはもう、何が何だか分からなかった。

    ーーー
    このあとヤケになったタキオンが彼女の本音や好きな人に甘えるような、薬を作り上げ飲ませることに成功する。
    そうして見せた姿は、数ヶ月前のあの時と全く同じ彼女であり酷くホッとした。
    薬の効果は切羽詰まった私を見かねた周りが珍しく協力をしてくれて、かなり検証の進んだ完成度の高いものができた。塩梅も効果も全て滞りは無い、確証をもった薬は、モルモットである彼女に渡す頃には実験としてでは無いただの完成品と言えた。
    「凄ーーい!!タキオン今日は何が食べたい??」
    「…そうだな、君の料理ならなんでもいい。得意な…いや、オムライスにしてもらおうか」
    「もちろん!あとマッサージもするでしょ?なんなら今首元とかほぐしたげよっか!」
    「あ、…アハハハッ!当然最近の研究で酷く疲れてるんだ、マッサージの2、3時間じゃほぐれやしないからね。睡眠の質まで上げてくれないと割に合わない。」
    「今日のメニューとかそんなに大変だったっけ!?んーいいけど、ちゃんと休める?」
    数ヶ月前に戻ったような気分だった。
    ボロボロになっていた心が、彼女の触れる手や言葉で勢いよく回復していくような感覚。心地がいい。
    「…もちろん、出来たら眠るまで頭を撫でてもらおうか。君にとっても悪い話じゃないだろう?」
    「確かにぃ〜!ふわふわだし温かいし…私は凄い嬉しいけどタキオンがこんなサービスしてくれるなんて珍しくない?」
    「なに、私にとっても必要だと思っただけさ。ほら手を止めないでくれ、時間は有限だからね」
    つついてマッサージを再開させる。
    棚にある高くてうるさい音のする機材に目もくれることなく、彼女は真っ先に腕や肩、足を温めながら解してくれた。
    私がこんなにも安心するんだ、君が例え否定しても私にとって君は唯一無二のモルモットだと確信した。
    明日起きたら全ての理由を聞こう、もう少しこの懐かしさすら感じる幸せに浸りたいんだ。
    耳元で楽しげに微笑む彼女の声に耳を澄ませて、私はその日全てに安心し切りぐっすりと眠りについた。

    何より落ち着く彼女の匂いがする、昨日同じベットで寝るように促したことを思い出し安堵しきったままその匂いに包まれる。
    随分前から、モルモットくんは私の部屋で一緒に泊まることをしなくなっていたからな。
    今日からはまた暫く私のわがままに付き合って貰うぞと、手を伸ばした時だった。

    熱がない。

    幸福感と微睡みから頭を覚まし、目を開く。置いた手には誰もいない。冷えたそこは確かに1人分の跡はあるのに、そこに匂いの主はいなかった。
    「…モルモット…くん?」
    探さないと。

    人の何倍も、あらゆる機能の優れているウマ娘という種族。
    匂いも音も人間より圧倒的に彼女を探すことには長けていた。
    あれだけの変化を見せていた彼女を、半ば見張るようにその意味も込めて共に過ごしていたはずなのに、何故昨日私は素直にも眠ってしまったんだろう。

    そんなの全て分かりきっている。
    彼女の前にいると私という存在は、この世界の何よりも安堵しきってしまうからだ。
    だから、薬が切れる可能性よりも幸福感を味わうことを優先してしまったし、理由も全て後回しにした。
    まるで私"アグネスタキオン"を信仰するような、モルモットくんの最近の態度は異常だった。
    だから私は本心を探るためにもあの薬を作った、本当に私を嫌うなら距離を置くべきとも覚悟していた。
    なのに君は、それどころか以前となにひとつ変わりない感情で私に接し続けていることが分かっただけだった。
    それにホッとしてしまったんだよ。

    安堵…して…前のようにまた戻れると…今日から始められると…思って……

    トレーナーのウマ娘の寮というのは基本分けられているが、ウマ娘にとってその距離はさほど気にすることでもなかった。
    それに私が何度も訪れた彼女の部屋を覚えていないわけが無い。当然間違えることもない。
    なのになんだ、やけに人の声がする。
    彼女のいる棟に足を踏み入れた時から、やけに人の声が多いのだ。

    大した距離でもないはずなのに、私の息は上がっていた。昨日あれほど解してもらい軽くなったはずの身体すら、鉛のように重く足が動くことを拒んだ。
    …彼女の匂いがする。私には部屋にたどり着く前の階段を上る途中ですらわかる馴染みあるそれ。
    人の声も当然大きくなっていて。

    押さえ込んでいた嫌な予感が肥大化していった。

    1人の人が私に気づき止めようと道を塞いだ。
    それを押しのけると、他の数人がもう一度彼女の部屋までの廊下を塞いだ。
    「…どいてくれないか、私はモルモットくんに会いに来ただけなんだ」
    彼女達は青ざめた顔で心音を上げながらも目を瞑った。
    いっそう彼女の匂いが強まっていく。
    進めば進むほど、その安心感と同等の意味を持つそれは増えて落ち着くはずなのに私の脳は警報を強めるだけだった。
    開き掛けの扉を少しだけ押す。
    中にいるのは彼女だけじゃないことは、匂いでもわかっていた。
    だが、部外者でもない。この学校の教師の数人だったからだ。

    「モルモットくんが…いるんだろうそこに」

    キィと音を立て、部屋へと足を踏み入れる。
    異様にちらかったその部屋は、まるで荒らされたと言うよりも錯乱状態に陥ったかのような有様だった。
    荒らされた、なら 直せる。それだけであったならよかった。
    けれど、荒れ果てボロボロになった部屋であったのに

    そしてその部屋のベットには
    モルモットくんが 横たわっていた。

    なんだ、どうしたんだ。顔色がやけに悪い、昨日の私のリクエストが多かったのだろう。
    寝坊しすぎて教師まで呼ぶとは、些か問題児すぎやしないか?

    彼女の熱は一切ない。

    いや。きっと私がウマ娘だから体温が高すぎるのだろうねぇ。
    仕方がない、昨日のお返しだ。私が次は抱きしめて寝てあげようじゃないか。温いだろう?ほら私なりのサービスだよモルモットくん。

    なんだいつれないね。こんなにも君の大好きな私が尽くしたのに、礼のひとつもないなんて。
    そんなに眠りたいなら、仕方ない。私も起きるまで待っているとしよう。

    狂気を含んだあの愛しい瞳は、もう開かない。

    「…こんなに、こんなに言っているのに…どうして目を開けてくれないんだい?月はとっくに沈んだんだ、私より寝坊するなんて初めてだろう。起きたらまた…食、の…」

    ーーーーー
    ーーー
    対等だったはずなのに、
    タキオンへの好きと愛が、崇拝と信仰になってしまった事で、対等に接することが出来なくなったトレーナーが、
    タキオンの薬で以前のような振る舞いをタキオン(神)にしてしまったことに絶望して自殺した話。
    ざっとしてたからわかりずれーかも。
    ・タキオンは神様だから私なんかが触れちゃいけない
    ・特別扱いされちゃいけない、尊んで見守るのが私の役目
    ・どうしよう、無礼な振る舞いして神を私なんかが触れたり、食べ物食べさせたりなんかしちゃった。どうしようどうしよう…罪深い
    …償わなきゃ

    ⬆で全部の説明着くかな


    ーーーーーーーあとメモ
    仲良くなってお互い何となく(相手も自分のこと好きだよな…)って察せる程度の関係性になった頃に、snsで見かけた脈アリ判断の仕方を見かけ、(そーだ!1回試してみよう!)のノリで次の日指に指輪つけてくことにしたトレ。
    次の日おタキが何かしらのリアクションくれるかも…という淡い期待を元にその日をすごしたけど、特に何を言われる訳でも無く……
    (もしかして気付いてないのかも…)としょぼくれつつ、その日精一杯粘ってやろうと程々に手のアピールしながら午後を過ごす。
    結局おタキから何かを言われることはなくトレーニング終了の時間になり、(タキ…まじで気づかなかったんじゃないか…?🤔)となったためポロッと会話に指輪の話題を出して、「どうかな…」っと聞いてみたところ
    「おや、その指飾りの話かな。そうだねぇ今朝から気になってたんだ。」とのこと。
    なんだ気付いてたんだ…となりつつそれでも何も言わなかった…つまり私の完全な思いすごしだしなんなら勘違い奴してただけじゃんって凄いひとりでにショックを受けるトレに
    「…どうしてそんな悲しい顔をするんだい?それはただの”指飾り”なのだろう?何何のコーティングと化合成分によって云々…」
    とか急にめっちゃ聞き覚えあるような無いような用語…基アクセの原料名等を熟々と早口で並べられて「え??…え?」となった所でハッとしたおタキに「あぁその詰まるところ…私はそれを、君の普段使いの”アクセサリーの一部”だと認識しているが…違かったかな?
    もし違うのならそれこそ、詳しく聞く必要がありそうだが」
    とじっと瞬き1つされずに言われて
    「…そう…です…」って小さい声で返すしかないトレ。
    「うん、それならいい。とても似合っているよ、それじゃあまた明日だ。モルモくん」
    って手を振り袖をひらつかせながら教室のドア閉められ、生物的な恐怖すら感じたような直前の数秒にびっくりしてへたり込むまでがセット。
    教室出て数分歩いたタキはそこで手元のさっきまでで飲みきれなかったカップを思い出したように飲み干すんだけど、
    「…今日のはやけに味がしないと思ったが、ちゃんと味覚は機能していたようだねぇ。」
    って呟いてて欲しい。朝から指輪でびっくりし過ぎて味がしなくなってたのが、ホッとして落ち着いたことで戻ったとこ。

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