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    #猗窩煉ワンドロ

    お題「わがまま」(38min)

    原作大正軸生存if。いちおう性描写アリのR18❄️🔥

    隙を見て短いのできた…

    #猗窩煉ワンドロ
    sangrokiaWangdro.

    命がけのわがまま 遊郭の外れ。古びた妓楼の貸し切った二階で密かに会うたびに、猗窩座は言う。

    「お前はわがままだな、杏寿郎」

     くたびれた絹の布団の中で、裸の右太腿の内側に舌を這わせながら、やはり今夜も同じことをこの鬼は言う。初対面で殺しかけても無理矢理に鬼になれ、とせがんであげくに体まで強引に開かせた輩にそんなことを言われる筋合いはない。けれど閨の中でも饒舌なこの鬼は、こちらが黙っているのを
    いいことにいつもの不満を口にした。

    「鬼にもならず、仲間も裏切らないし、俺と逃げることも嫌だという。そのわりにここで俺と会うことも止めない。ついでに、」

     あっ、と思わず声が出た。少しざらついた鬼の舌で、魔羅をねっとりと舐め上げられたらからだ。上から下へ、まるで砂糖菓子でも味わうように。

    「俺の子種だけはしっかりここで搾りとっていく」

     両膝をぐいっと上に上げられて、いつも突っ込まれている尻穴まで冷たい指で撫でられた。抱かれるようになってから知ったが、鬼の肌は存外冷たい。

    「君だって楽しんでるくせに」

     苦し紛れにそう反論したが、気に障ったのか閨事に集中したいのか、猗窩座は何も答えずに恥ずかしい穴に舌を這わせた。そうなると返事なぞどうでもよくて、頭が真っ白になってはしたない声しか出なくなる。
     遊女よりもよほど理性がなさそうな嬌声を上げながら、杏寿郎は頭の片隅で思った。

     こんなことが仲間にバレたらどうなるか、考えないわけではない。斬首されても文句は言えないのだ。
     その辺りは全て覚悟している、とこの激しい気性の鬼に伝えたら、いったいどうなるだろうか。

     確かにわがままだろう。密かに鬼に抱かれる続けるこれは、杏寿郎にとっては命がけのわがままだ。

     だがもう一つ望むとすれば。

     死ぬなら君と一緒がいい、と思っていることを猗窩座にいつか伝えたかった。
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    saksak1100

    PROGRESS前に描きたいとこだけ描いたコレ
    https://twitter.com/saksak1100/status/1646444002517086208
    のお話の最初、鬼寿郎と❄柱の出会いの部分。
    ※注意※
    反転世界です
    超自由設定
    杏寿郎のIQが2

    文章書くの苦手です。日本語が不自由!
    漫画にする事を前提に書いているので色々雑ですが、それでもよいという方はどうぞ
    反転世界 👹寿郎と❄柱のお話 出会い❄柱と鬼 のお話 出会い


     霧雨が煙る中、猗窩座は紫黒に染まる叢林の中を足早に歩いていた。
     普段なら半刻もかからずたどり着ける場所に藤の家があるとなれば走って行くところだが、どうにも今日は足が重い。

     雨でただでさえ足場の悪い山道がぬかるんでいる事だけが原因ではない。
     今回の任務で倒した鬼はさして強いものではなかったが、たくみに姿を隠して随分と山の奥深くまで逃げ回られ、かれこれ三日はまともに睡眠と食事をとっていない。

     夜明けまではまだ随分と時間がある。雨宿りをして小休止をするべきか、全力疾走して一刻も早く藤の家で湯に浸かるかと迷う猗窩座の目の前に寂れた社が現れた。
     人の足が遠のいて幾年たったのか、苔むした柱と穴だらけで半壊した屋根、こういう場所には悪い気が凝っているものだ、早々に通り過ぎた方が良い、そう思う心と、腰を下ろして一息つきたいという気持ちを量りにかけて、猗窩座は後者を選んだ。 
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