そうだ、ラブホ行こうある日の昼下がり、シンヤが郵便受けを開けたその瞬間。見覚えのない白封筒が一通。
――差出人:管理会社
(……え? なんかやったか俺)
恐る恐る開封すると、そこにはこうあった。
「最近、夜間に響く不審な物音や声に関して複数の苦情が入っております。近隣住民の方へのご配慮をお願い申し上げます。」
シンヤはその場で凍った。
「………………やっべえ」
目の前にざっとよぎるのは、あの夜のウシミツの声、そして、完全に理性を失っていた自分の姿。
「……終わった……」
⸻
その日の夜、
シンヤは真剣な顔でウシミツを呼び止めた。
「ウシミツ、ちょっと話がある」
「なんでござるか?拙者またお菓子食べすぎたでござるか?」
「いや……あのな……」
静かに、そっと、
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