ネタバレあとがき　まずは、超賢マナお疲れさまでした！
　3月出たばかりだったので新刊いけるかな〜という感じでしたがいけました。そこそこ大変ではありましたが、お出かけの用事がそこまでなかったのが幸いでしたね……。
　一日5000字×20日で10万字だしまあいけるいける、みたいな。そんなガバ計算でやってました、やらない方がいいです。書くのは楽しかったですが、校正で泣いてました。
　そこそこ早く書いたつもりですが、私は時間とクオリティが比例しないので他の作品同様ちゃんとしたものになっていると思います。ご安心？くださいませ。

　最初は師弟時代の二人のワクワク冒険物語！のつもりでしたが、その場所をホスピスみたいな場所にしようと思いついた辺りから一気に話の雰囲気が変わりました。結局ホスピスとは違う感じになりましたが、倫理的に怒られないかな……と不安になり表現を一部マイルドにしたりしています。最初はファウスト(フィガロは不在)の目の前で池に沈みながら身体が溶けていくシーンとか入れようとしていたので……。
　ちなみに、池で歌いながら沈むのはハムレットのオフィーリアの最期から、海が割れるのはモーセの話から、林檎の木と蛇はアダムとイブからと、実はモチーフがあったりしました。バレエさせたり、花言葉入れたり(白い薔薇の花言葉は「純潔」、「深い尊敬」)、お花がたくさん出てきたり、小ネタをちょいちょい入れながら好き勝手してました。楽しかったです。
　ファウストは革命軍の勝利したその後をあまり見えていなさそうだなーとか、そんなことも考えていました。あとはフィガロに怒られることに過敏に反応するファウストかわいいだろうなとか……おそらくまだ十代後半から二十代前半だったと思うので。。。
　舞台設定はどれだけ暗くしてもいいけれど二人の間は明るいものにしたかったので、この二人は喧嘩とか歪み合いとか一切させませんでした。師弟時代はそうあって欲しいという私のエゴかもしれません。
　この時代のフィガロは北の考え方だと思うので「強くなければ生き残れない」マインドをちゃんと出そうとしておりました。元々の効率厨も相まって愛情はあれど今と比べたら冷たい印象になればいいな……と。
　あと、更新分の内容もちゃんと入れられて、タイムリーに書いててよかったなーと思いました。
　最後は明るいまま終わらせました。離別するシーン書こうかなーとも思いましたが、話の中でたくさんお別れしてきたのでいいかなと。暗すぎないようにとどこかバランスを取りながら書いておりました。

　次回はスクアーマ書きます。政府関係者と先生とか絶対なんかあるでしょ……と常々思ってます。おそらくまた薄暗い話ですが、よかったら読んでいただければ嬉しいです！

　感想等いつでもお待ちしております、よろしくお願いします〜！
　ありがとうございました！