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    2wano_a

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    POIPOI 16

    2wano_a

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    さっきの絵にartでつけ忘れた奴メモ

    海の日「冰河、お前も早く脱ぎなさい」
    ストンと衣を脱ぎ捨てていくと、泳いでいる目線。せっかく川遊びに来たと言うにこの子は何を考えてるんだ。
    「いえ、しかし、師尊」
    「野外ではしないぞ」
    「そうではありません!」
    先程の視線を思い出す。あれは違うらしい。
    「この弟子は他の誰かにそんなお姿を見られるかもと思うと、気が気じゃなく…」
    「…」
    (お前がそう言うから夢の中へ来たんだろ!)
    そう、本当は避暑も兼ねて清静峰の涼しい山で過ごしつつ川遊びなどで夏を乗り切る予定だったのだ。
    が、この調子でごねられてしまい、交渉の結果今私たちは夢の中で遊ぶことにしたのだった。
    「今はお前と2人きりだ」
    「それは、そうなのですが…」
    もじもじと乙女全開で照れまくっている。もっと恥ずかしい姿だって見ているだろうに、何か違うらしい。
    「仕方がない、息を吸いなさい」
    「師、うわ!」
    すうっと十分な息を吸い込むと手を引き水の中へと飛び込む。​───彼に酸素を送り込みながら。
    これだけじゃ足りないだろうとすぐに上にあがる。
    「川遊び、したくないか?」
    「…もう一度、お願いします」
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    chunyang_3

    MEMO景儀と思追の出会いの妄想です。思追が温寧と温家の弔いを済ませ雲深不知処に戻った頃に、魏無羨も雲深不知処に留まる様になったという時間軸の設定です。うさぎと一緒に人参を食べていた頃の思追くんと景儀の出会いの話を書いてみたくなって書きました。
    君と兎と しんと静まり返った蘭室を前にして、藍景儀は柄にもなくとても緊張していた。今日は景儀にとって初めての座学だ。随分前に蘭室には遊びで入って良い場所ではないと叱られてからは一度も近寄っていないので、この建物に来ること自体、ちょっと尻込みしてしまう。
     同じ年頃の藍家の子弟が中に入って行くのに続けて景儀もその静かな空間に足を踏み入れた。周囲を見回してみると、どうやら空いている席に座って良さそうだ。
     こっそり息を吐いて、周囲を見回す。近くに誰か景儀が知っている友達がいると安心できるのだけれど来ているだろうか。そう思って既に座っていた隣の席の少年へと視線を向けた景儀は、視界に入ってきた横顔に思わず息を呑んだ。まるでお手本のように姿勢良く座っていた景儀と同じ白い藍氏の校服を身に纏った少年も、隣に誰かが座ったことに気付いたらしい。軽く横へ顔を向けたことで、景儀と顔を互いに合わせることになった。その顔を見て、景儀は思わず叫ばずにはいられなかった。
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