(クリスマス)

「んメリークリスマァス弟くん！元気かァ！？元気なさそうだな！可哀想なツラしてるぜ」
「兄さん…」
陽気な燐音の声に、普段ならば喜んで飛びついてくる弟はゲンナリした顔で答えた。手に持っているのは空のかご。赤いコスチュームはこの時期よく見るもの。
「サンタさんは今日が出勤日だからなァ！お疲れお疲れ」
「疲れたよ…すごく」
「はは、珍しいな、お前がそんなに弱音を吐くなんて」
「兄さんは経験したことがあるかい？子供と女性ファンと混じり合う人の波を」
「いや、ねぇなァ。俺っちたちの対象年齢は高いから」
「とても気を使ったよ。皆が怪我をしないように気配りながら楽しく帰ってもらうのは」
サンタの衣装のまま、一彩は控え室のパイプ椅子に沈んだ。今日の仕事は字面だけ見れば簡単なものだった。先輩アイドルのライブの前座と、ライブ後に下でお菓子を配るだけ。お菓子を配るだけ。一彩はそう聞いていたのだ。

北風は似た者同士十月

「悪ふざけ」

「ふぁ、おはよ一彩」
「おはよう、兄さん」
　ツアーから帰宅した燐音の休息日。一彩はそれにあわせて休みを取った。自室からだらしない恰好ででてきた燐音の足元には、とらきちが同じようにあくびをしている。
「二人で寝たのかい」
「ン？　なんだやきもちかよ可愛いな」
「まだ何も言ってないよ」
　一彩はキッチンでコーヒーを入れながら、ぼふんとソファに倒れこむ兄のためにマグカップをもう一つとりだした。兄の帰宅に合わせて買ったコーヒーは泡を立ててよい香りをたてる。ひとつには牛乳と砂糖を入れて、一彩は並んで隣に座った。燐音がはあと息を吐く。
「やっとツアーも終盤だぜ」
「長いようで、短かったね」
「あぁ。急に企画が舞い込んだときはどうなることかと思ったが、まぁやっちまえばなるもんだよな」

今はまだ背伸びする恋人はいつか七月

「守る」

　ちゃり。ちゃり。中身のすくないバッグの中で、真新しい鍵が音を鳴らす。新曲の練習を終えた一彩は、足早にマンションへと向かっていた。明日はすこしゆっくりできるから、燐音の部屋に泊まりに行くのだ。荷物が少ないのは、五月に兄の元へお泊りをして以来、少しずつ自分の私物が兄宅に増えているから。途中のスーパーで頼まれた買い物を済ませて、一彩は浮かれた気分で鍵を差し込んだ。
「兄さ～ん…？」
　あれ、と一彩は首を傾げた。いつもならドアを開けると顔を見せるか声をかけてくれるはずなのに。しんと静まった部屋に、もしかして出かけてしまったのだろうかと考えた。今日は一彩よりも少し早い帰宅だと聞いていたが。靴を脱いで、兄を探す。

無處不在的甜橙兄弟無處不在的甜橙兄弟

丹希篇

燐音:喂喂丹希，是沒看到在這的咱嗎哈囉哈囉咱在這裡唷

丹希:看到了、看到了拜託你小聲一點這裡可不是你家客廳，不要這麼大聲啊

燐音:誰叫區區的丹希竟然不理咱你不是在做服務業的嗎這樣怠慢客人

丹希:你這個在我打工的地方白喝開水的人，有什麼資格要求我服務啊

燐音:真是沒辦法~哪這是弟弟專門替咱準備的儲值卡，丹希幫我選杯喝的吧~

丹希:呀呀你倒是早點拿出來，害我因為你沒點餐，還霸占位置的事一直被店長用眼神暗示，這樣會讓我失去打工的

燐音:吵死了咱昨天喝的有點多，拜託你不要像隻鴨子一直呱呱叫好嗎

丹希:真是讓人火大的客人

燐音:你說什麼本來想也點一杯喝的來慰勞辛苦丹希，看來還是省起來吧~

小小俠客的求愛之道一個對卡的小故事-小小俠客的求愛之道~





這是一個平和的小小村鎮所發生的小故事。
最近這純樸的小鎮卻不太安寧……
而為了解決小鎮的禍源，鎮上的鎮長及村民決定重金禮聘請專門解決疑難雜症的俠客來處理這件事。

村民甲:喔喔喔喔您就是傳說中的俠客嗎是的我們鎮上出現了超級惡霸，麻煩您出面消滅

村民乙:是的是的當然報酬什麼的是不會虧待俠客您的



一彩:唔姆沒問題雖然我並不是什麼傳說中的俠客，但請交給我處理吧


名為天城一彩的俠客在一些村民的簇擁下來到了一間茶樓。

一彩:那位惡霸就在這裡頭嗎

村民甲:是的、是的不過有個特別的要求，就是希望能在不受傷的條件下拿下這位惡霸

一彩:不受傷

村民乙:是的關於這一部分，說實話，是我們小鎮中出最多賞金的一位財主說的

一燐 99次我爱他天城燐音记得自己的弟弟第一次对自己说喜欢是在一个雨过天晴的夏日午后。

当时的他们借着狩猎的名义从村子里逃出来，在山上撒欢似的跑，然后被突然而至的大雨逼进山洞里。夏天的雨来得快去得也快，像天上的人随手泼了一盆水似的，还没等天城燐音好好检查弟弟身上被树枝划出来的痕迹就停了。

层叠的雨云散去，天空重新露出被清洗过的漂亮颜色，像透亮的玻璃珠，像一彩的眼睛。天城燐音将弟弟背着往村子里走，小孩子柔软的重量压在他的背上，木屐走在刚淋过雨的林地里，啪嗒啪嗒地从落叶间挤出水声。

小路两侧青绿的灌木几乎要没过头顶，天城一彩趴在哥哥的背上好奇地左右探看，像是绿叶丛里突然冒出来的一颗小小的红莓。天城燐音揽着天城一彩的腿弯，腰背微微弓着让弟弟趴得安安稳稳，笑着问他看到什么了。